できる上司の思考・心理的特徴とは?

できる上司の思考・心理的特徴について。突然ですが、あなたの上司はできた人ですか?それともできていない人ですか?世の中、残念ながら必ずしもできた人が上司になるとは限りません。

しかし、自身が上に立つのであれば”できる上司”になりたいものですよね。今回は、そんな”できる上司”の思考や心理についてお話ししたいと思います。

 

できる上司の思考・心理的特徴

できる上司は相手に期待しない

「それ、前も教えたよね」と、先輩や上司に言われた経験を持つ人は多いのではないでしょうか。この言葉って本当に嫌な気持ちになりますよね。なぜならこれは裏を返せば、”何で自分が教えたことを覚えてないわけ?”という心理の現れからくる言葉です。

そして、更に掘り下げていくと”自分が新人の頃は、一度言われたことは絶対に忘れなかったのに”という自身との比較の心理でもあります。つまり、自分と部下を比較し自分と同じレベルを期待するからこそ、「それ、前も教えたよね」という言葉となって感情が現れるのです。

 

しかし、人はそれぞれ能力やペースが違うのは当然です。もちろん、その企業や職場に必要な手順やスピードを覚えていく事は大切な事ですが、できる上司はそんな時に「それ、前も教えたよね」などとはあまり言いません。

なぜなら、もし相手が中々覚える事が出来ない場合、自身のティーチングを見直そうという心理が働きます。だからこそ相手に期待をするのではなく”自分の教え方を変えよう”と考えるからです。

 

そうする事で、”なんで教えてるのにわからないの”という思考ではなく、”覚えてもらう為には何をすればいいか”という思考に変わります。

こういった、良い意味で相手に期待をするのではなく、自分自身を変えて対応しようとする思考が持てる上司には、必ず人が付いてくるようにできているのです。

 

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ネガティブな目線でなくポジティブ

できない上司というのは、常に部下のネガティブな一面が目に付いてしまうようにできています。なぜなら、部下がもしミスを起こしてしまったら、その責任を”自分が負わなくてはならない”という心理が働いてしまうからです。

だからこそ、部下をみる目自体が”ミスしていないか”という目線となり、ポジティブな目線を向ける余裕が持てません。しかし、この”ミスしていないか”という目線は、言い換えると”あなたを信用していません”という心理の現れですよね。

 

では、自分を信じてくれていない上司の為に、人は”頑張ろう”と思えるものでしょうか。もちろん、仕事は自分自身の為に頑張るものなので、”上司の為に”というのは語弊があるかもしれません。

しかし、上司とは部下をきちんと指導し結果的に会社の利益となる存在に育てていく事が仕事でもあるので、自分を信じてくれないと感じさせてしまうのはある意味仕事ができない上司とも言えるのです。

 

一方、できる上司も同じく”部下のミスは自分のミス”と考える姿勢に変わりはありません。しかし、”ミスをしてもそれが経験に繋がるんだからいいじゃないか”という柔軟な考え方をもっています。

つまり、ミスをすることを恐れる心理はなく、もっと大きな先の事を見据えているのです。だからこそ、部下の欠点を探す必要もなくなるのです。その姿勢は、部下から見ると”自分を信じてくれている”という風に感じ、それに結果は自然と伴うようにできているのです。

 

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できる上司は部下を頼る事ができる

仕事もバリバリ順序良くこなし、要領も良い上司はカッコいいですよね。しかし、一方で”近寄りがたい”と人に思われてしまいがちです。こういった完璧主義の上司は、”部下に足元を掬われてはいけない”という心理の中仕事を行っている人が実は多いです。

なぜなら、自分自身も尊敬できる上司でないと“着いていきたくない“と思っているからです。もちろん、みんなの目標としてプライドを持ち上司らしく、完璧でいる事は素晴らしいことですよね。

 

しかし、完璧な人ほど相手にも完璧を求めてしまう心理が働きやすいのです。また、完璧主義の人が最も信じているのは自分自身です。だからこそ、仮に自分が手いっぱいになっても、”自分でやった方が安心”と部下を頼る事ができません。

そうする事で、周りは上司を尊敬できてもどこか距離を感じてしまいます。その結果、上手くチームワークが図れず結果、部下に足元を掬われることもあるのです。

 

一方、できる上司は”みんな失敗はあるよ。自分もあるしね”という姿勢で仕事をしています。だからこそ、自分自身が間違っていれば素直に”ごめんね”ということも言えます。

そして、自分の手がいっぱいなら、なんの迷いもなく部下を頼る事もできます。だからこそ部下からみれば、完璧でない上司が身近な存在に感じ、“この人の為に頑張りたい”と逆に教え思わせてしまうのです。

こういった、仕事以外の人間力は全てその人の考え方一つだったりするのです。

 

 

まとめ

いかがでしたか。今回はできる上司の思考や心理についてお伝えしました。仕事を続ける以上、誰もが誰かの“上司”になる機会は必ずありますよね。

そんな時、せっかくなら仕事だけこなせる上司ではなく、人としても尊敬され愛される上司になりたいものです。だからこそ、今回ご紹介した3つのポイントを参考にし、人脈のある素敵な上司になりましょう。

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