じゃんけんは心理学で強くなる?必勝法とは?

じゃんけんに強い人の心理、心理学を使った勝つ方法について紹介します。

 

じゃんけんで勝てる心理学|これで強くなれる?

あなたの周りに、勝負ごとに強いと定評のある人はいないでしょうか。仕事はそれほど出来るというわけではなく、普通の仕事ぶりなのに、なぜか勝負ごとになると何故かいつも勝ち残る、そんな人がいます。

人によりますが、自他共に認める勝負事に強いという人は、「じゃんけん」や「くじ」なども強いことがあります。じゃんけんはわかるけど、なぜくじまで強いのだろうと、回りに不思議がられることも多いのではないでしょうか。

 

しかし、「じゃんけん」に関しては、強い人と弱い人がいるのは、本当だったのです。強い人は、強いなりの理由があったのが、いろいろな研究でもわかってきています。

一般的には、勝負事に強い人は、「心理的に強い」のではないかというイメージがあります。「気持ちを強く持つと、勝てる」とか、「信じていれば勝てる」というようなイメージです。

どちらかというと熱血の人のようなイメージです。しかし、「じゃんけん」に強い人は、実はそうではなく、心理的には冷静に分析するタイプであることが多いのです。

 

スポンサーリンク

 

じゃんけんは冷静に分析すると勝率が上がる

じゃんけんには、二通りのじゃんけんの仕方があります。まずはいきなり「じゃんけんぽん!」とじゃんけんを始めるやり方が一つ。もう一つは、「最初はグー、じゃんけんポン!」と、最初にグーを出してからじゃんけんをするやり方です。

地域や年代によっても異なりますが、何故か最近は「最初はグー、じゃんけんポン!」というじゃんけんが増えてきているように、思えます。
実は、じゃんけんで勝ちやすいのはこの「最初はグー」のじゃんけんのほうなのです。

 

なぜかというと、最初はグーで、はじめにグーを出すことで、みんなの気持ちがそろうためです。そこでみんなが同じグーを出すことで、次に出す手が偏りが出るのです。

そのため、そこでみんな多く出す手に、勝てる手を出すことで、何も考えないでじゃんけんをする場合よりも、勝つ確率が上がるというわけなのです。

これは、日本だけのことではなく、世界的に同じようなじゃんけんがある国では、同じような傾向があることが、確認されているようです。国は違っても、人間の心理は同じということかもしれません。

 

 

では勝てる手は、何か?

最初はグーで始まるじゃんけんでは、最初にみんながグーを出します。そのため、その次の手は統計を取るとパーが一番多いという結果になります。

グーは手のひらを握り締めて、手のひらがちじこまった感じがするために、心理的にグーを出した後は、開放的なパーを出したくなるようです。そのために、勝てる確率が高い手は、チョキということになります。

 

また、グーの後なので、次に続けてグーを出す人が一番少ないため、パーとチョキを出す人が多くなっています。そのために最善の手は、やはりチョキということになります。

なぜなら、チョキであればパーに勝てますし、チョキにも負けないであいこになるからです。じゃんけんに強い人は、このあたりを知っているために、チョキを出し勝率が高いというケースが多いのです。

しかし、これはあくまでも確率であり、相手が何を出すかはわからないため、たくさんじゃんけんをした場合には、勝率が高くなるという程度に考えてください。

 

スポンサーリンク

 

じゃんけんが高度な心理戦になるとき

また、相手もじゃんけんのこの法則を知っている場合には、じゃんけんはほとんど心理戦といってよいような状態になります。相手も自分も、チョキが有利であることを知っている、ではいったい何をだすべきなのか、という心理戦です。

そのままチョキを出すのでは、あまりにも素直すぎるようにも思えます。かといって、相手も素直にチョキを出してくるとも思えません。ではその裏をかけばいいのか、いや、さらに裏の裏をかいたほうがいいのかも・・・・。

 

考え出すと何の手をだせばいいのか決められない、心理戦になってしまいそうです。心理戦を楽しみたい場合には、このような心理戦じゃんけんも楽しいかもしれません。

考えぬいた末に相手の出す手を予想する、これは相手の性格診断にも使えそうです。相手が素直な手を出してくるか、裏の裏をかいて来るのか、楽しみですね。

 

 

出す手を宣言するという心理戦もできる

もうひとつ、面白い心理戦として、自分の出す手をじゃんけんの前に宣言するというケースがあります。これは、子供などが無意識に行っていることもよくあります。

「じゃあ、僕はパーを出す!」といってからじゃんけんをするようなケースです。これは子供であっても少し大きくなると、当然宣言したとおりにパーを出すわけではありません。

 

子供の場合に多いのは、相手が素直に宣言を信じてくれて、チョキをだしてくれるだろうから、僕は宣言とは異なる相手に勝てる手を出そうという読みです。

相手の子供もうすうす理解しており、「本当に?うそじゃない?」などと、駆け引きが始まります。これは子供ながらに心理戦を楽しんでいるといえるでしょう。このような駆け引きをしながら、人間関係の心理を学んでいくのです。

 

スポンサーリンク

 

じゃんけんは奥が深い勝負

出す手を宣言するというのは、高度な心理戦ではありますが、子供のころにはやっていても、大人になるとやる人は少なくなります。心理戦としてはシンプルなため、大人がやると大人気ない人のように思われかねないためです。

子供のころに多くの人が経験したことがあり、卒業する内容なのかもしれません。しかし、じゃんけん自体はとても奥が深い勝負で、強さを極めようとする人々もいます。

 

じゃんけんには、世界大会があり、大人がまじめにその勝負を競っています。当然このような世界大会に出る人々は、じゃんけんのイロハは知っているため、その上での応用の勝負をしているということでしょう。

世界大会では勝負のためにさまざまな手が考えられています。例えば、衣装や登場のときの態度を工夫したり、勝負の前に大声を出したり、といった心理戦がくりろげられているようです。心理戦に興味がある人は、じゃけん世界大会への参加を検討してみてはいかがでしょうか。