軽犯罪を犯す人の心理|犯罪者の気持ちや特徴とは?

軽犯罪を犯す人の心理について。犯罪には様々な種類がありますが、その中でも軽犯罪となると、罪の軽さから犯罪に手を染めてしまうという人が増えています。意図は特になく、殺人などの重犯罪に比べると、規模が小さいということもあってリスクを顧みず行うという人が多いのです。

軽犯罪を犯す人は様々ですが、罪に手を染めてしまうという観点では、重犯罪を犯した犯罪者と何も変わりません。軽犯罪を犯す人に着眼して、軽犯罪を犯す人の心理的状況を紹介していきます。

 

軽犯罪を犯す人の心理

犯罪のスリルを楽しんでいる

軽犯罪を犯してしまう人の心理的状況の一つとして、犯罪のスリルを楽しんでいるという人がいます。軽犯罪となると、万引きや窃盗が代表として挙げられますが、何か商品を盗むとなれば、相応の度胸と勇気がいるのです。

犯罪をするために、度胸と勇気が必要となるというのもおかしな話ですが、そういったスリルを楽しんでいる人がいるからこそ、軽犯罪が減らない一方になってしまうのです。

 

軽犯罪を犯してしまう人は、犯罪を犯しているということに対して、スリルを感じているのではなく、犯罪を犯しているのに捕まるか捕まらないかと言う瀬戸際にいるため、犯してしまうわけです。

ここでの罪悪感というものは、すでに欠如しているといっても良いですし、欠如しているからこそ、頻繁に軽犯罪を犯してしまうわけです。

あたかも、それがスリルを楽しむような行動だとしても、歪んだ価値観こそがそうさせているのであって、軽犯罪を犯している若者や当事者は、何も気にしていないことがほとんどなのです。

 

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SNSで気軽にできる度胸自慢

軽犯罪をすることによって、SNSにその様子を投稿するという人がいます。仮にも、そのアカウントが公開のアカウントだとすれば、そのアカウントが特定されて炎上するということが定例になっています。

しかし、軽犯罪を犯すことによって、SNSに共有することによって、ある種度胸試しをすることができるのです。

 

度胸試しをすることによって、自分の仲間内の中で犯罪を共有することができるわけですから、それこそがスリルや快感に変わっていくのです。軽犯罪を犯しているという罪悪感が欠如しているため、犯罪をSNSに共有しても、なんの罪悪感も感じていないのです。

度胸試しの一つとして、軽犯罪を使っているだけであり、犯罪という行為自体には何の見向きをしていないのが、加害者なのです。

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軽犯罪のリスクを把握していない

軽犯罪をすることによって、様々な罪状が着せられることがありますが、加害者はリスクを把握していないと言えるでしょう。若者の間で度胸試しの一環として、軽犯罪が蔓延している現状で、そのリスクを把握していないが故に、軽犯罪が減らない一方なのです。

軽犯罪のリスクを把握していない心理として、仮にも軽犯罪を犯したとしても、着せられる罪の軽さから、一つの安心感を与えているということが挙げられます。

殺人等の重犯罪の場合は、終身刑も免れませんが、軽犯罪であれば、1年も経たないうちに釈放されるケースがほとんどです。多少リスクを考えていたとしても、そのリスクの軽さに安心しているため、犯罪をポンポンと犯してしまうわけです。

 

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捕まらなければ何をしてもいいと思っている

軽犯罪が蔓延している中で、もっとも考えられる心理的状況として、捕まらなければ何をしてもいいという心情です。どの犯罪でも、捕まらなければその罪を罰することはできませんし、法治国家が決めていることなので、それが日本の社会なのです。

そして、そこで生まれてしまう感情の一つとして、捕まらなければ何をしてもいいということです。軽犯罪であれば、捕まっても少々のリスクしか降りかかってきませんし、犯罪の重要度がわかっていない人が多いのです。

捕まらなければ何をしてもいいという心理は、そういった軽犯罪の重要度の低さが露呈しているからこそ、生まれ得てしまう心理状況といっても過言ではないでしょう。

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どの規模でも犯罪に手を染めることに変わりはない

犯罪を犯してしまうということは、どの犯罪の規模でも犯罪を手に染めるということには変わりありません。仮にも、軽犯罪でも重犯罪でも、犯罪をした以上その人は犯罪者になってしまうのです。

ただし、軽犯罪を犯して捕まった人は、その軽犯罪を繰り返してしまうのです。

 

服役して獄中で反省したにも関わらず、再度犯罪を繰り返してしまうということは、その犯罪に対して何も思っていないからです。形だけの反省であり、それ以上に軽犯罪を犯す時のスリルの方が勝ってしまうため、犯罪を繰り返してしまうのです。

これは、ある種精神的な病気と言えるでしょう。心の問題もそうですが、頭の中がそうインプットしていることによって、軽犯罪へとつながってしまいます。自分の私利私欲を満たすために、犯罪を犯しているとすれば、それは歪んだ価値観であり、何も得るものはないのです。

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