継続させるコツを心理で|勉強や仕事を続けられる?

心理を使った継続させるコツについて。継続は力なり!これはよく言われることであり、その重要性もわかっている人が多いと思います。ですが、実際のところそれを実行に移せている人は限られます。

新年や新学期など、節目となる時に目標を設定してみたのは良いものの、三日坊主で終わってしまったということもあるのでは?もしこれを続けるコツさえつかめたら、仕事での長期プロジェクトや受験勉強に役立ちます。ここでは、それに手を貸してくれる心理をご紹介します。

 

継続させるコツは心理を使って

宣伝効果を使って自分を追い込もう

宣伝効果とは、例えば「私は〇〇大学に入る!」と誰かに言葉にして伝えることで、実際にその目標が達成されやすくなるという効果のことです。映画、「ビリギャル」という、学校の落ちこぼれギャルが慶応義塾大学の試験に合格する物語の中でも、この宣伝効果は使われています。

その生徒は、慶応義塾大学の入試にチャレンジし、合格してやるという目標を家族だけでなくクラスの前でもはっきりと言ったのです。バカにされていた生徒なので、ここで引き下がったらかっこ悪いことこの上ないですよね。

 

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狙っているのはまさにこれで、下手に引き下がれないというプレッシャーをあえて自分に与えることです。目標を達成できたら発表しよう、という意気込みでは、もし嫌になったときに放り投げるのも自由なのです。

これでは自分次第でやめるタイミングはいつでも用意されていることになり、地道にコツコツと継続することができません。ダイエットや健康維持など、継続こそものを言うことになってくると、やっぱり途中でつらくなってやめてしまう人も多いです。

周りに言うのはちょっと勇気がいるし恥ずかしいと思うなら、ツイッターなどのSNSで発表するのも良いです。リア友がいないネットのみの世界でも、目標を書いて発信することには効果があります。追い込みすぎてしまうのもつらいので、誰に言うかはその前に考えた方が良いですね。

 

 

罰より密を用意して自分を褒めてあげよう

長期の仕事や勉強をしていると、要所要所で自分を褒めてあげる必要があります。孤独な闘いなら余計にそうです。何故なら、人は叱られることでやる気になるタイプもいますが、褒められて伸びるタイプがほとんどだからです。

叱られることは誰にとっても嫌なことであり、またその経験をするかもしれないと思うと今していることにマイナスイメージがつきます。一方、褒められると嬉しいと感じるため、反対に今していることにポジティブイメージを持ちます。

 

しかし、問題は自分が立てた長期的目標を褒めてくれる人がいないということです。いるなら問題ありませんが、大人になるとなかなか褒めてくれる相手はいませんよね。だったら、自分で自分を褒めてあげましょう!

コツは、失敗した時に罰を用意するのではなく、成功した時に密を用意することです。継続が大事なダイエットで言えば、今日の目標としていたウォーキング2㎞を達成できなかったから、毎日楽しみにしているビールはお預けにする、というのは罰に当たります。

 

確かにこれで次は失敗を避けようと思えるかもしれませんが、よほどガッツがないと逆にやる気をそがれてしまいます。では、ウォーキング2㎞ができたからビールを飲もうというのはどうでしょうか。結局は同じことをしているのに意味合いが変わってきますよね。

これぞ言葉のマジック!物は言いようです。地道な計画の中で、大きな目標を達成できた時にだけ達成感があるのではメリハリがなくなりがちです。だから小さな成功をその度に褒めるというのは継続に対して効果的なのです。

 

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計画に余裕を持たせてモチベーション維持

やる気がなければ何事も続けらません。しかし、やる気を出すことが最も難しいのではないでしょうか。一度やろうと思えたのなら、それはできるだけ長く維持させたいはず。その時に役に立つのは、数回失敗してもまだ挽回できると思える計画づくりです。

完璧主義者が陥りがちな失敗は、入念に計画を立ててそれを完璧にこなすのですが、1日だけ上手く行かなかったことがあった時に、計画から逸脱してしまった!と猛省し、もうダメだと思ってしまうことです。

 

このことから言えるのは、大切なのは計画から多少外れても元に戻れるルートをあらかじめ用意しておくことです。そのためには、もし数日計画を実行に移せなかった日があったとしても修正できるだけの余裕がある計画づくりが理想になります。

簡単に言えば、予備日を設けることですね。もし上手く行って1日も失敗しなかったら、その予備日はいつも通り努力を続ければよいのです。計画に余裕がないことで失敗しがちな人というのは、小学生時代に、新しくしたノートの最初のページはとても丁寧に文字を書くのに、途中から字が汚くなり勉強のやる気が下がったという人や、新年に心新たに目標を掲げたはいいけれど、1月中にその目標を断念してしまうようなタイプです。

一度上手く行かなかったら気に入らないという場合は要注意ですね。たった1回のことでモチベーションが下がらないよう、時には緩い日を設けるなどの工夫をしてみましょう。

 

 

まとめ

物事を継続させるのは大変なことです。1日1日のやることはたいして大変なことではないはずなのに、それを続けることが難しいのですよね。好きなことなら続けられるかもしれませんが、仕事でしなければならないことであったり、好きではない勉強を続けなければ志望校に入れないという場合にはつらいものになります。

人生、どの段階でもこの「継続させる」ということは必要になってくるので、もし成功率を上げたいなら上記の方法を試してみてください。もちろん自分に合った方法があるのであれば、それは変えなくて大丈夫です。

 

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自分なりの方法がまだ確立していないのであれば、どれかを試してみて模索していってみましょう。継続が本当に力になると知ったなら、次からは達成が楽になっていきます。成功体験をたくさん積み重ねることで自信がつき、次回もやれるというイメージがわきます。自身をグレードアップさせ、魅力的な人間になりましょう!