喧嘩の時に不満を上手に伝える3つの心理テクニック

皆さんの多くは、なるべく喧嘩をしたいと思わないですよね?毎日を誰とも喧嘩をすることなく平和に過ごせたらどれだけ幸せなことでしょうか。

しかし、意見のすれ違いやちょっとしたアクシデントから大きな喧嘩に発展してしまうことも多く、なかなか喧嘩を避けることはできないものです。そこで今回のコラムでは、心理学を利用したなるべく喧嘩を避けて毎日を平和に過ごすテクニックをご紹介したいと思います。

 

喧嘩とは?

まず、喧嘩とは一体何でしょうか?多くの人は、警察や弁護士などが絡まないような法律に則って解決するまでには行かない程度の争いのことを想像するのではないでしょうか。

もちろん、近年でも迷惑防止条例や傷害罪、脅迫罪など喧嘩をきっかけに法律で裁かれる方を多く見かけますが、これは「犯罪」になるので今回の話題からは外れます。

 

ちなみに、喧嘩をして警察沙汰となった場合の多くは先に通報した方が有利に事を運べると言われています。基本的に通報者を被害者として処理する傾向にあるため、注意が必要です。

話が脱線してしまいましたが、友人同士や家族の間での小さな揉め事を起こさないテクニックをご紹介していきます。

 

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喧嘩の原因の多くは不満から

夫婦喧嘩や友人との喧嘩の原因として、お互いの不満が積み重なり限界を超えてしまうことが挙げられます。

行動・行為に対する捉え方は十人十色なので、一概にこれが原因だから辞めましょうと断言することは出来ませんが、より多くの人が不満に思うことへの対策は意識的にやっておいて損はありません。

もちろん、日本文化においてマナー違反とされる行為を控えるなど常識的な部分は改善していくべきですが、今回は特に気づきにくい小さな配慮に焦点を絞って紹介していきます。

 

 

喧嘩の時に上手く不満を伝える心理テクニック

一度、誰かと喧嘩になったときを思い出してみてください。コンプレックスを指摘されたことや親しい友人や家族のことを貶されたこと、お気に入りの洋服を否定されたことなど様々ですが、怒りを覚えた相手の発言にはしっかりとした理由がありましたか?

恐らく、何の根拠もなく単なる愚痴や不満をいきなりぶつけられたのではないでしょうか。人は、不満に感じている理由とどうしてほしいのかをしっかりと伝えることができれば、怒りではなく反省や学びに繋がります。

 

もちろん、喧嘩っ早い人は理由を伝えたとしても怒りを爆発させてしまうでしょうが、社会人としてきちんと理性を保てる方なら喧嘩へ発展することは少ないでしょう。

喧嘩は起こってから修復することは大変ですが、未然に防ぐことでより良い関係構築に繋げることが出来るので、是非不満があるときはそう感じた理由とどうしてほしいのかを明確に相手に伝えるように意識してみてください。

 

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クッション言葉を意識しよう

特にビジネスシーンに於いて「申し訳ございませんが、品切れとなっております」のような「申し訳ございません」というクッション言葉をつけるように指導されたことはありませんか?

これは、相手の怒りを抑えるとても有効な手段として昔から使われてきたテクニックで、友人間や家族の間のようなプライベートシーンにおいても活用することができます。

 

例えば「すごく美味しそうに食べるあなたのことは好きだけれど、口を閉じて食べてるあなたのほうが好きかも」や「その服はとても可愛いけれど、もう少し落ち着いた色合いの服の方があなたらしいよ」というような具合に、伝えたい内容のクッション言葉にプラスの内容を付け加えると柔らかい物言いになり、喧嘩を未然に防いで不満を伝えることができます。

始めに戦う意思がないことを伝えれば、相手は身構えずにすんなりと要求を聞き入れてくれることがあるので、是非喧嘩対策だけでなく交渉の場などにも活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

怒りを表情や態度に出さない努力

不満が溜まってしまうと表情も怒りモードになり、ダイレクトに相手に感情が伝わってしまいます。人は感情が伝播することが実験で分かっているので、こちらが怒りの感情を表に出してしまうと相手も怒りの感情が伝播してしまい、お互いに衝突してしまうのです。

そこで、例え心のなかでは不満が溜まっていて怒りの感情が湧き上がって来ていても、表情には出さないように意識してみると案外喧嘩には発展することなく、自分が感じていた不満が解決されることがあります。

とても難しいように思いますが、要は明るい雰囲気で自分の不満を相手に伝えることができれば喧嘩に発展することなく、平和に解決することができるという具合です。

 

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例え話で間接的に伝える技

これは非常に難しいことなのですが、マスターできれば自分へのイメージを損なうことなく相手の行動・行為を改めさせることができるテクニックとなります。

例えば「歩きタバコをしているサラリーマンがいたのだけれど、子どもが傍を通って火傷しそうになってたからホントに辞めてほしいよね」と普段から歩きタバコをしている人に話すと、自分のことではないが普段の行為に当てはまることを指摘していると気付き、改善しようと意識するようになってくれます。

ただし、気の強い人は「私のことを言っているのか」と激昂してしまう場合もあるので、このテクニックは上級者向けと言えるでしょう。とにかく、喧嘩は起こってからが面倒なので未然に防ぐように意識しておきましょう。