ママ友と面倒な付き合いを続ける人の心理について。「ママ友」という響きに、ドキッとする女性は多いのではないでしょうか。自分の子供のためにと、無理してママ友と付き合いグループに所属し、子育て以上にママ友との付き合いが疲れてしまうというママも少なくありません。
なぜイヤイヤ付き合っているのか、ママ友のグループに無理に居座る人の心理を知れば、納得できることもあるかもしれません。将来子供を産み育てる予定がある女性は、こうした問題があることも頭に入れておくと良いでしょう。
ママ友との面倒な付き合いを続ける人の心理
子供が仲間外れにされてしまう
自分がママ友のグループから浮いてしまうと、子供に影響が出てしまうと仕方なく付き合っている人は大勢います。自分がママ友のグループに所属していないと、子供が仲間外れにされてしまう、子供もグループに入れなくなるという不安から、無理して付き合いをしているケースです。
確かに子供は親の姿を見て学ぶことも多く、「○○ちゃんのママと仲良くしている」という見方から、その子と遊んだり仲良くなるきっかけとなることもあります。
自分がママ友のグループから抜けてしまえば、親同士の接点がなくなり、子供同士も遊ばなくなるのではないかと不安に思うことで、子供のために仲良くしている、グループに居座っているという人も多いです。
無理に意見を合わせたり、気を遣ったりするのは、すべて子供のため。「自分さえ我慢すれば」「子供が仲良くしているうちだけは」と、自身のことよりも子供の環境を考えた上でママ友のグループに居座り続ける人も多いのです。
陰口を言われそう
女性が集まると、そこでは陰口や噂話が話題となることがありますよね。「○○さんがこうしてた」「○○さんはいつもこうだ」と、その場にいない人の悪口を言ったり評判を下げたりします。
このような状況を女性は幼い頃から経験してきた人が多いでしょう。学生時代に、「自分がいない時に文句を言われている」「気付くと悪口を言われている」ということを経験している人は、尚更ママ友のグループに無理に居座ろうとします。
ただ子供のことで話をしているだけの人を見ても、「私の悪口を言っているんじゃないか」と思い込んでしまい、その場にいないことに不安や恐怖を覚えます。少なくともグループが集まる場に自分もいれば、その場で自分の悪口を言われる危険性は低くなりますよね。
一人でいると自分のことを言われそうで不安に思ったり、陰口で自分の評判が悪くなってしまうことを恐れているために、無理してでもグループにいようとするのです。
女性社会ならではの理由のため、男性からは「気にしすぎ」「そんなことで」と否定されることも少なくなく、夫に相談しても解決できないため、余計にグループから抜けられなくなるのです。
詳しい情報が欲しい
幼稚園や保育園、学校に子供が通っている場合、お便りや先生との会話で情報は最低限得られるものです。ただ、詳細を知りたい、事情や内容をもっと深く知りたいと感じる人は、ママ友から情報を得たいと感じます。
その他にも、先生の評判や進学する場所の評判、去年の状況など、最新で先生たちから聞く情報以上に詳しく知るためには、他のママたちに聞くと便利。こうしたことから、多少意見の違いや無理な付き合いでも維持しておきたいと思うママもいるのです。
例えば、引っ越してきたばかりで土地勘もない、知り合いも周りにいないといった状況であれば、心寂しくもあり、また内容や情報に乏しくなってしまいます。
詳しい情報を逐一聞きたい、把握したいと思うために、多少の無理も仕方ないと割り切っているママもいるのです。
ハッキリと言えない
人に意見したり、主張することは、少なからず勇気がいるものです。普段から自分の意見をハッキリと言うことができず、人に流されてしまい、結果的に意思とは真逆のこともしてしまうという人は、合わせているだけのこともあります。
「こうしたい」「それは違うと思う」と発言すること、行動することができず、流れに身を任せてママ友のグループにいるという人も意外と多いです。
このような人は「○○だよね？」「そう思うでしょ？」と言われてしまえば、「うん、そうだよね」と同意意見しか言えず、自分の中での葛藤も多いものです。自分の性格も大きく関係していますが、そこに子供が絡んでいるという背景があって、尚更自分を出せないという人も。
ただ、周りに流されてしまうだけになり、それに合わせて自分をコロコロ変えてしまっては、それこそ子供に影響しかねないものです。「これだけはダメ」「これだけは譲れない」など、最低限の自分を持つことは大事であることを知っておきましょう。
まとめ
自分一人の問題だけであれば、人に合わせたり無理をし続けるということも少ないかもしれません。ただ「ママ」になると、そこに自分の子供が絡んでくるために、無理も必要と考える人が多いです。
「どうしてそこまで無理してママ友グループと一緒にいるの？」「そんなに嫌なら離れればいいじゃん」と、まだ子供がいない人から言われてしまうこともあるかもしれませんが、現実的には無理が必要な場合があったり、仕方ない状況であることもあり、簡単に片づけられない問題でもあるのです。
