「結婚はまだしないの?」と聞く親の心理とは?

「結婚はまだしないの?」と聞く親の心理について。ある程度の年齢になると、親から「結婚はまだ?」「結婚する気はあるの?」と、結婚について急かす言葉を投げかけられるでしょう。言われた側は、「今仕事頑張ってるのに」とか「別に結婚しなくてもやっていけるし」と反発や不満を抱くことも少なくありません。

ただ、親からの言葉には、親の切実な思いや子を思う気持ちが複雑に合わさっており、「焦らせている」という感覚で言っている訳ではないことも多いです。

「結婚はまだ?」の言葉に隠されている、親の思いを知ることで、また違った感覚を感じることができるかもしれません。

 

「結婚はまだしないの?」と聞く親の心理

孫の顔が見たい

結婚を急かす発言の中には、「早く孫の顔が見たい」という思いが隠されていることが多いです。

一人の親として、あなたを立派に育て、自分の人生に余裕ができたとき、ふとあなたの小さい頃の思い出にふけることがあったり、子供の子を見ておきたいと願う気持ちが出てくるでしょう。

 

今は晩婚化が進んでいるため、孫を見るころには、自身の体調が悪くなっていたり、体力が追い付かなかったりと、孫を持っても思うようにいかないこともあります。

「元気なうちに孫と遊んであげたい」「体力があるうちなら孫の世話もできる」と、孫を思う気持ちが育っているのでしょう。

この場合は、自身の欲を発散させるための「結婚はまだ?」の発言であることが多いため、「余計なお世話」と思ってしまうのも仕方ないかもしれませんね。それだけ親には生活や時間にゆとりができてきていると言えることができるでしょう。

 

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自分が居なくなっても平気か心配

親は子供がいくつになっても「親」という意識を失いません。子供が成人し社会人となり、立派な「大人」と呼べる年齢になっても、親の中ではまだ「子供」なのです。

例えば、「足腰が弱ってきた」「フルタイムで働けなくなってきた」「体が不自由になりそう」という状況の時でも、親は子供の心配をするもの。

 

そんな時に、まだ結婚していない子供を見て、「自分が居なくなっても、この子は大丈夫なんだろうか」という心配が出てくるのです。

親が子供を心配する思いは時代が変わっても同じもので、「子供」という意識をいつまでも捨てられないために、将来に対して心肺が出てきます。

 

「結婚しなかったら、この子は生涯一人ぼっちになってしまうのか」「家族がいなかったら、この子はどうやって生活していくんだろう」と、自分が居なくなった後のことを考えてしまうのです。

大人になったあなたから見れば、「いらぬ心配」とか「もう子供じゃないし」と思うかもしれませんが、親の心配する思いはこれから先も続くもの。

 

あなたが結婚して家族を持てば、「もう家族がいるから心配ないな」と思うことができ安心できるため、「結婚はまだ?」の言葉になっているのかもしれませんね。

だとしたら、あなたが「余計なお世話」とか「鬱陶しい」といった発言をしてしまうのは避けた方が良いでしょう。「結婚」を早くさせたいという思い以上に、「心配」という思いの方が強いと言えるでしょう。

 

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世間体を気にしていることも

早く孫の顔を見たいとか、自分が居なくなっても平気か心配という思いとは違い、世間体を気にしての発言だとしたら、子供としてはショックなこともあるでしょう。

「近所の皆に聞かれて恥ずかしい」とか、「周りが結婚していくのに、うちの子だけいつまでも家にい続ける」という思いからの言葉だとしたら、「子供のため」「自分のため」という思いとも違いますよね。

 

このように、世間体を気にして「結婚はまだ?」という発言をする親の中には、「毒親」のケースもあります。

子供を思っての行動や発言ではなく、自分の立場や周りの目、世間体を気にする親は、子供が結婚しないことに焦りを感じ始めているのでしょう。

 

もし毒親からの発言によって、焦りを感じていたり、窮屈な思いを強いられているのであれば、親と距離を置くということも大事です。

毒親の元で育った子供は、そのまま親の言う通り、指示通りに動いてしまうことも多いため、「見合いしなさい」「この人と結婚しなさい」と言われたら、断れないでしまうことも多いのです。

 

距離を置くこと、実家を出ることで、冷静に自分の親を観察し、客観的な見方をすることができるようになります。

結婚は出会いやタイミング、また相手との相性も関わってくるもの。世間体を気にしている親の言いなりにならないよう、親から距離をとることも考えておきましょう。

 

 

まとめ

「結婚はまだ?」の発言が多くなればなるほど、徐々にイライラしたり、「余計なお世話」と感じるようになりますよね。あなたが「早く結婚したいな」と思っていたり彼氏がいる場合は、尚更、言われるたびに不快に思うかもしれません。

自分の子供には責任を感じるものの、孫にはそこまで責任を感じないため、多少無責任に「孫の顔が見たい」なんて言ってしまうのかもしれませんね。

「考えてはいるから」とか「決まったら報告する」と、親を少しでも安心させる言葉で返せば、その頻度を減らすことはできるかもしれません。

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