プレゼン資料・コミュニケーションのコツをビジネス心理学で

お客様や職場の同僚など、仕事をする上で人との関わりは欠かせません。したがってビジネスの場で心理学はある種欠かせないものですが、その目的は、互いの思考や性格を共有し先読みすることで、相手に「配慮」や「気遣い」をもたらすところにあるべきです。

そうした意識にもとづき職場の内外で良い人間関係が築ければ、余計な主導権争いやコミュニケーション・コスト、腹の探り合いが発生せず気持ちよくビジネスが進むでしょう。

以下はそうした観点から、相手に好意を与えるためのビジネスの心理テクニックと受ける印象などを、シチュエーションごとにまとめたものです。

 

ビジネスで使えるコミュニケーション心理|横文字を使って言葉を崩す

一見、格好付けているようにも見られますが、効果的に使えば以下のように役立てることができます。

 

正確にニュアンスを伝える

多くの横文字ビジネス用語はだいたい英語由来ではないでしょうか。英語は想像以上に一語一語にニュアンスがある言葉で、その言葉選びは自分の意思を言外に伝えることを意味します。

したがって海外のお客様相手の場合は日本語では削ぎ落とされてしまうニュアンスを伝えるべく、横文字を混ぜて説明をする必要があります。

 

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ニュアンスを英語でやわらげる

ルー大柴さんのルー語カレンダーはご存知でしょうか?日本語や漢語では堅苦しく思える諺や故事成語も、横文字を混ぜたり言い換えることで、やわらかくとっつきやすい印象になるから不思議です。

そして同じようにビジネス上でのコミュニケーションでも、これを応用すれば相手に堅苦しい印象をあたえることなく意図や本音などを聞き出せるから不思議です。

 

例を上げてみましょう。

  • a「この件については〇〇と理解してよろしいでしょうか?」
  • b「この件については〇〇というイメージでよろしいでしょうか?」

 

どちらの文章でも同じなのですが、bの答えの方が、聞き手が自分の頭の中のプランを理解してくれたような感じがしませんか?また話し手としても訂正する場合、bの方が説明が楽そうです。

このように横文字には表現をやわらげるだけではなく、相手との連帯感、距離感の近さや親しみやすさを演出する効果も期待できるのです。

 

またこのイメージという言葉の軽さは、質問に使えば相手がついつい打ち解けて「+α」の情報を教えてくれるという利点もあります。正しく理解していればその付帯情報として、間違った理解をしていればその訂正として、いずれにせよ新たな説明をもらえるのです。

横文字ではないですが、中には方言やなまりで敷居の低さをアピールする人もいます。関係が良好な人たちとの間では特に効果を発揮するので、ぜひうまく使いたいところです。

 

 

プレゼンで使える心理|人間の認識を利用する

仕事で心理学を使うのは何も対面でのコミュニケーションだけとは限りません。企画書や提案書などプレゼン資料を作成し、発表する際にも使うことができます。

以下、いくつか例をご紹介します。

 

導入、テーマ、まとめ、の3の法則「マジックナンバー」

よくいわれるのが「3の法則」。

たとえば古代中国では祭祀の際に使う器である鼎の足の本数が3本であったり大陸の覇権を争った三国志など。また、アメリカの海軍の部隊などでは3を基調にして隊を編成していくといわれます。

3という数字に関しては国や種族の壁を超えた何かしらの共通意識があるのかもしれません。またIT関連の仕事をしている人であれば、apple社の故・スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンにも応用されていることは有名ではないでしょうか?

 

具体的な作り方ですが、まず「導入、テーマ、まとめ」の3部構成をアウトラインにし、テーマを紹介する観点を3つ作ります。そして、それぞれの観点について紹介するフレーズを3つ用意するとよいでしょう。

うまくまとまれば、コンパクトながら要点をおさえた論理的な資料ができあがるでしょう。特に10~15分程の短い発表に向いている方法です。

 

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見た目が重要「メラビアの法則」

人は見た目が9割、というわけではありませんが。ルックスが重要なことは発表資料も一緒です。どんなに素晴らしい企画を発表しても資料の写真や図がガタガタな場合、あなたの発表の印象は「残念」です。

特にソフトの互換性の問題などで当日フォーマットが崩れてしまい、泣かされた人も多いのではないでしょうか?

 

逆にいえば、企画の趣旨やテーマに沿ったデザインやイラスト素材、写真などを駆使し構成をよく練れば、実際の内容以上に企画の印象を良いものにし、見る人を惹きつけることができます。

また、そうした資料の作成にはしばしば社内のデザイナーが加わることもあります。

 

その際彼らが重視するのは企画の持つコンセプトです。何が問題の本質で、どう解決・発展させていくのか。それを誰に見せるのか。

企画に携わるメンバーやクライアント自身がときには気づかないコンセプトを言語化し、デザインやイラストのテイストでメッセージとして発信していく。そんな彼らの姿勢も参考に学びたいところです。

 

 

仕事術やコミュニケーション術などをまじえ、いくつか事例を紹介してきました。もちろん受け手によって反応は様々ですが、行き詰まりを感じたときにこれらの内容が少しでもヒントになれば幸いです。

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