仕事ができない人の心理的特徴とは?

仕事ができない人の心理的特徴について。仕事をしていると、「あの人は仕事ができる人だ」「あの人は頼りないな」と思うこともありますよね。一緒に仕事をしている後輩や部下、または先輩や上司にも「仕事ができる人とできない人」の区別はあります。仕事ができる人の言うことは聞きますし、できない人の言うことはないがしろにしますね。

そしてもし後輩や部下で自分より仕事ができる人がいたのなら、確実に嫉妬するでしょう。しかし仕事のできない部下や後輩に対しては冷たくあしらったりしてしまいます。最初は熱を入れて教えていたのに、結果が出せないのなら教えても意味がない、そう思ってしまいますね。

 

このように仕事のなかでは様々な心理が働いています。立場や年齢、仕事の中身などで皆さんの心理は違っていて、仕事ができる人とできない人が別れていくのです。そして自分自身はどうなのか、考えてしまうと最後にはそこにたどり着いてしまいますね。

「自分は尊敬されても良いはずだ。しかし実際はどうなのか」考えてしまうこともあるでしょう。そこて、仕事ができる人とできない人には何が違うのかを考えていきますと、ひとつの答えが導き出されていきます。

それは「仕事のできる人の心理」「できない人の心理」があからさまに形となって分かってきたということですね。どんな状況でどんなときには、仕事のできる人はどう考えるか、できない人はどう考えるか、パターンができてきました。ビジネスのなかでの様々な状況における「仕事ができる人とできない人の心理や考え方」を紹介していきましょう。

 

仕事ができない人の心理的特徴

部下の失敗

まずは部下の失敗で仕事に支障が出てしまい、自分が上司に怒られてしまった時の心理についてあげていきましょう。部下が失敗をしてしまったときは、紛れもなく反省が必要なのは部下本人です。部下の行動が間違っていたのですから。

しかし責任は先輩にあります。失敗した人の先輩や上司は、部下の失敗に対して「関係ない」では済まされません。そんなときに失敗した部下の対応で、仕事のできる先輩や上司はどう考えるでしょうか。

 

まず最初に言えるのは、できる上司や先輩は部下を怒りません。失敗したのに怒らないなんて甘やかしすぎてはと思うでしょう。しかしそんなことはありません。怒ることに意味がないと、仕事ができる人は思うのです。

なぜなら怒らなくたって、失敗した部下は自分のやってしまったことを一番分かっています。すでにやってしまったことへの反省はできているのです。よってそこからさらに怒る必要は無くなるのですね。

 

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それよりも大事なことは再発防止です。次に同じミスがないように気を付けさせることが、仕事のできる人の考え方なのです。「そのミスはなぜ起こったのか」「未然に防げなかったのか」まずはそれを部下に知ってもらうことが大事ですよね。

不注意でやってしまったミスなら、何に注意すれば次にミスに繋がらないのか。具体的にどうすれば良かったのか、それを考えさせるのです。それが分かれば、次に同じようなミスは無くなりますので。

 

しかし仕事のできない人は、ひたすら大声で注意を続けたり怒ったりだけで、反省をさせません。いわゆる「気を付けろよ」だけで終わってしまうのです。気を付けなければいけないことは最初からみんなが分かっている事なのです。

しかしそれでも予想外のところから来たものに関しては、気を付けてもやむを得ないときだってありますよね。それに対してただ「これからは気を付けろよ」と言われても、言われた部下だって「知ってるわ」としか思えません。つまりは部下の反省にもならず、そして成長することもなく、組織は伸びることがないのです。

 

 

仕事の愚痴

次にあげますのは「仕事に対しての愚痴」です。仕事の愚痴はほとんどの方が口にしてしまったことかあるのではないでしょうか。上手くいかないことや、相性の悪い上司がいたときには、仕事が終わってから同僚とお酒を飲みながら愚痴りますよね。

しかし仕事のできる人は実は愚痴を言いません。それはなぜかと言いますと、身の回りで起こっていることはみんな自分が起こしたことであると考えるのです。結果がいまいちだったり、契約が部下の不注意でとれていなかったり。

 

それに対して愚痴を言うことかないのが、仕事のできる人なのです。まず気づいてほしいのが、愚痴を言うということは人のせいにしているということです。「部下ができない人だから」と平気で言ってしまうでしょう。

しかし、そんなミスをした部下の教育は紛れもなく先輩や上司の責任です。つまり部下の不注意で起こったミスは、上司や先輩も関わっていることになります。しかしそこで先輩や上司が責任転嫁してしまったら、誰が会社を支えることになるのかということにもなります。

 

部下は先輩の言った通りにしていたかもしれません。それでも結果的に上手くはいかなかっただけかもしれないのです。それなのに、先輩が自らの教育の甘さを認めることなく、部下のせいにしてしまうのですから、会社に成長があるわけ無いですよね。

しかもその先輩は信用を失うでしょう。「なにもしてくれない能無しの先輩」「口だけは達者な人」と言うように、陰で何を言われるかわかりません。こんな人を仕事ができるなんて、とてもじゃないですが言えませんよね。

 

仕事ができる人は人のせいにすることを時間の無駄と考えるのです。それは、そこには何の特もなければ利益もない、ただ鬱憤を張らしているだけで、結果を出すことは何一つないのです。それが分かっていますので、最初から愚痴を言うこともないですし、それは全てを自分の責任と考えているのですね。

しかも愚痴をいってしまえば、自分の会社が上手くいっていないということをアピールしているようなものです。わざわざ評判を下げるようなことをする必要はありませんよね。そこに気づかない人が、残念ながら仕事ができない人と見られてしまうのです。

 

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まとめ

仕事ができる人の心理は、すべては自分の責任と考えて、人のために動くことができるのです。それが組織を動かすために必要なこと分かっていますし、自然と結果かついてきていることを感じ取っているのです。