「好きなタイプは?」と聞く人の心理とは?

異性と一緒に居る時に、「好きなタイプは?」「どういう人が好み?」と聞く人がいます。このように言われると、「あ、もしかして自分のこと興味あるのかな」と思ってしまうものですが、興味があるから聞いていると言う訳でもない可能性が。

「好きなタイプは?」の言葉に隠されている相手の心理を覗いてみることにしましょう。

 

「好きなタイプは?」と聞く人の心理

自分が当てはまっているかを確認したい

ちょっと気になる異性が目の前にいるとしたら、自分がその人にとって恋愛対象かどうか気になるものですよね。

仮にこれからその人を好きになった時、果たして自分には期待が持てるのかどうかを、予めチェックしておきたいという人は、「好きなタイプは?」と質問するでしょう。

 

「これから好きになっても良いか」「これ以上踏み込まない方が良いか」を見極めるために、聞いている質問であり、ある意味防衛心によって対策をとっていると言えます。

もし相手に自分とは真逆なタイプを言われた場合は、「自分には興味がないんだな」と思って、好きになる前に諦めることができますよね。

 

つまりその人は、好きになってから後々傷つきたくない、辛い片思いをしたくないという思いから、予めこのようにタイプを聞いているのでしょう。

この場合は、多少なりとも相手を気に入っている状態と言えますが、まだ好きには至っていない状態。その返答次第で、その人との関わりを増やしたり避けたりと、自分の行動を決めていくことでしょう。

 

スポンサーリンク

 

相手のタイプに寄せていきたい

もう既に相手のことを好きになっている状態で、タイプに合わせて自分を変えていきたいと思っているケースです。例え相手が言ったタイプが自分とは違うタイプだとしても、努力してそのタイプに寄せていきたいと感じています。

気になっているという段階ではここまでできないかもしれませんが、もうその相手しか考えられないと思っているくらい好きになっていれば、努力次第で自分にも期待が持てると感じているのでしょう。

 

好きな人のタイプに寄せていくことは簡単ではありません。自分というものがまずあり、それを変えていかなければならないため、多少不満に思うことや難しい点もあるでしょう。

それでも好きなタイプを聞いて寄せていくということができる人には、それ以上の思いがあると捉えることができます。簡単にそこで諦めてしまうのではなく、自分を変えることで可能性を広げていくという人は、強い覚悟や思いを持っているのです。

 

 

沈黙になるのを防ぎたいから会話のネタに

あまり仲が良くない相手、あまり知らない相手と一緒にいると、沈黙になってしまうことがありますよね。

沈黙に対して何も感じない人にとっては良いかもしれませんが、沈黙が苦痛に感じる人にとっては、「好きなタイプは?」はただの話題でしかありません。

 

好きなタイプを聞くだけで、例えば「優しい人」と言われれば、「どんな人が優しいと思うの?」と話を広げることができますよね。

相手に好意や興味がある訳ではないけど、その場の沈黙を防ぐために、一つの話題として「好きなタイプは?」と聞くケースには、その後進展などは望めません。

 

沈黙を嫌がる人にとって、あまり親しくない人との二人きりの空間は苦でしかありません。そのため、相手に質問することも多く、意味もないことまで聞くことがありますが、そこに隠された思いは「沈黙を回避しよう」でしかないのです。

相手側の立場からしたら、少し勘違いさせられる会話かもしれませんが、誰に対しても同じであれば、このようなタイプだと割り切りましょう。

 

スポンサーリンク

 

相手の性格を見抜きたい

相手の好きなタイプを聞くことによって、その人自身の性格やタイプを知ることができることもあります。

例えば、「束縛しない人がいい」とか「距離感を大事に出来る人がいい」と答えた場合は、その人は窮屈な恋愛を望んでいないということが分かり、自分を大事にするタイプでもあると言えますよね。

 

ある程度自由でいたい、一人の時間が欲しいと感じるタイプだと知れば、毎日のように電話したり食事に誘ったりという行動が迷惑に繋がる可能性があると読み取れ、その人に合った接し方を心掛けられるようになります。

「あなたはどんな性格?」と聞いても、その人自身が自分の性格を一言で表すことは難しく、また自分の作ったイメージで答えてしまう可能性がありますが、「好きなタイプは?」といった質問であれば、変にごまかしたり嘘をつく必要がなくなり、ありのままのその人の性格を知ることができます。

このように相手が何を考えているのか、どんな人なのかといった情報を、違う角度から質問して分析する人もいることを覚えておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

大抵の人は、「好きなタイプは?」と聞かれた時に、自分に興味を持っていると感じるでしょう。

確かに興味を持っていて聞くという人が大半ですが、その人の性格によっては、特別な意味が隠されていない、あるいは性格を分析されているといったことも考えられます。

どの思惑が隠されていようとも、正直に答えることが相手のためになるでしょう。

スポンサーリンク