助けられ上手な人の心理的特徴とは?

助けられ上手な人の心理的特徴について。一般に、ダイエットをする場合、他の人の助けを求めると、そうしない人に比べて成功する可能性が3倍になると言われています。他のことに関しても、必要な時に助言や提案を求めることが重要になったり、前に進める場合が少なくありません。

意外に思えるかもしれませんが、知らないことを聞いたり、助けを求める場合、相手が上司や優れた人だとは限りません。優れたリーダーシップをとる上司は、部下にアドバイスを求めることをためらわないと言われているからです。しかしながら、誰かに助けてもらうことが苦手な人も多くいます。

 

助けられ上手の人の心理的特徴

知らないことを認めるという心理

一般に、男性は道がわからない時、人に聞くのが苦手だと言われています。理由の1つに「バカにされるのが嫌」という心理があります。

ある調査によると、男性が道を知らない場合、聞かずに我慢する時間が平均20分、同乗者の女性から聞くことを勧められても、平均10分以上聞かずにいるという報告があります。

 

「自分で解決しなければ」という心理が働くことも多く、他の人に助けを求めるのは物乞いのようだという感覚を持ってしまっている人もいます。

一方、意外なことですが、人は率直に知らないことを認める人を見ると「慎み深い」「正々堂々としている」という心理になり、親近感を感じるものです。知らないことを「知らない」と言えるなら、助けが必要な時に助けを求めることができるでしょう。

 

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断られるのを恐れないという心理

助言や提案を求めようと思う時、それは自分で決めていることです。同様に、助言や提案を提供するかどうかは相手が決めることです。つまり、相手の選択を尊重することが、断られるのを恐れないでいるポイントと言えるでしょう。

挫折して絶望している人の多くは、他の人にうまく頼めずにいることが少なくありません。例えば、商売がうまくいかないと嘆く店主の場合、経営コンサルタントに相談することや、評判の良いお店に行ってコツを教えてもらえないかと聞くことができます。

しかしながら、そうしていないことがよくあります。「頼みごとをしても断られるのではないか」という心理は助けをうまく求められないことにつながってしまうでしょう。

 

 

強い動機を持っているという心理

一般に、知らないことを聞いたり、助けを積極的に求める人は、そうしない人に比べて強い動機を持っていると言われています。自分が望んでいることを行いたいという強い動機があれば、その可能性も高くなることが少なくありません。

また、教えてもらいたいとお願いすることは謙遜することだということも知っています。実際、傲慢な人ほどプライドが傷つくのを恐れるため、人に頭を下げてお願いすることは難しくなるでしょう。

助けを求めるという行動は「切実に望んでいる」という気持ちを周囲に発信することになります。また、相手を「信じている」「尊敬している」といった気持ちから「助言を求めたい」という心理になるでしょう。

 

 

どうせダメだろうと思わないという心理

基本的に、どうせダメだろうと思うと、先回りしてやめてしまうことが少なくありません。やってみていないのに、最初からあきらめるなら、なにも起きませんし、成し遂げる可能性はゼロになってしまうでしょう。

気にかかることは「ちょっと聞いてみよう」、助けてほしい時は「正直に言ってみよう」という気持ちが必要です。もちろん、実際に聞いてみたり、求めてみても、断られることもあるでしょう。

しかしながら、意外と予想よりも「良いですよ」という返答があることに驚く人も少なくありません。「心の中で考えるだけでは意味がない」「表現しないなら相手に伝わらない」といった心理になる人も多くいます。

 

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自分の努力を伝えるという心理

一般に、相手に頼みごとをする時は自分の考えを適切に表現することが重要です。そうした時に初めて、本当に理解してもらえる可能性が高くなるでしょう。頼む側の立場ではなく、頼まれる側の立場に立って話すなら、相手の人は「助けたい」という心理になります。

そのために、自分がどのような努力をしてきたか、どのようなことを実践してきたかを知らせることができます。人間としてすべきことを行ってきたことが分かれば、相手は「手を差し伸べたい」といった心理になるでしょう。

 

 

学ぼうとする態度を示すという心理

一般に、頼みごとをする人が大きな態度だったり、形ばかりだと感じるような言動であれば、頼みを聞いてもらえる確率は低くなると言われています。また、他の人と同じ態度であっても、真剣さが伝わらないということもあります。

本当に助言や提案が欲しいと思う人は、「相手を心から尊重している」「真摯に学びたい」と言った心理から、自然と謙遜な姿勢になることでしょう。

「もし、自分が頼みごとをされる立場だったら…」と考え、どのように近づくか考えることができます。通りいっぺんの他の人と同じ頼み方は、「本当に助けが欲しい」というサインを伝え損ねてしまうことが少なくありません。

 

 

助けてもらうことを当たり前と思わないという心理

一般に、助けてもらったことを当然だと思っている人ほど、感謝を述べないことが多いと言われています。助言や提案を求める時、誰にでも声をかけてしまう人がいます。もしかすると、むやみに声をかけていることが勇気の表れと誤解しているのかもしれません。

結局、望みは叶えられず、挫折してしまうことが少なくありません。ある研究によると、ただ頼みごとをする人が助けてもらえる可能性は25%以下、お返しのことを述べるとその可能性は80%にもなると言われています。

もちろん、助ける人がいつも代価を求めているわけではありません。しかしながら、利己主義な人やたかる人を助けたいとは思わないでしょう。助けてもらった時は当然だと思わず、お礼をしたり、感謝を述べましょう。そうするなら、助けた人も「助けた甲斐があった」「助けた意味があった」という心理になります。

 

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まとめ

基本的に、人間には認められたいという心理があるため、頼まれた人は助けたことに喜びを感じるものです。また、「自分は価値のある人間だ」という心理にもなります。頼んだ人と頼まれた人との良い関係をつくるために、頼まれ上手になりましょう。