男に生まれたかった女性の理由と心理的特徴とは?

男に生まれたかった女性の理由と心理的特徴について。女性として生まれたのに、女性として楽しめない、そんな風に感じている人がいます。性同一性障害ではなく、ただ女性の大変な面ばかりを見ることによって起こる心理です。

女性であるからこその楽しい部分を楽しいと思えないことにより、自分のことを卑下し、男性として生まれれば良かったと常に思ってしまうのです。このような女性の中には、どんな心理的特徴があるのでしょうか。

 

男に生まれたかった女性の心理的特徴と理由

理不尽・不条理を許せない

人は生まれながらにして平等だとある人は言いますが、男女差においてそれを言える人は限られてきます。女性と男性の間には必ず差があり、その一つは筋肉量です。これは体質的にもともと筋肉質な女性であったり、女性が努力をすれば男性のそれを上回ることができます。

しかし、一般的には男性の方が筋肉が多いですよね。理不尽なことや不条理なことを許せない女性は、生まれながらにしてそれをかみしめてきたことになります。自分から望んだことではないのに、努力をしないと男性に並ぶこともできないのかと感じます。

 

筋肉意外に女性が男性に勝っているところもたくさんあるのですが、そこには目が向きません。とにかく、人生のスタートから差が出ることが確定していることを悔しいと感じるのです。

このような女性は天性の才能を重視し、努力することを嫌う傾向にあります。努力でなしえることもありますが、もともとの才能がなければその伸びしろはたかが知れていると判断します。

こんなに勉強したのに、もともと頭の良い人は自分の勉強時間の半分以下で私よりも成績が良いとか、こんなに頑張っているのに、絶対あの人よりは早く走れないなど、才能で優れている人を優位に見て、努力する人をみっともないと感じます。自分はそんなみっともない側の女性である、と卑下してしまうのです。

 

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子どもを産みたいと思っていない

自分が女性であることを嘆いている場合、中には子どもを産みたいとは思わない人もいます。男性が女性に憧れる部分であったり、絶対に勝てないという生物学的な部分は出産ではないでしょうか。どうあっても男性にはこれはできません。

お腹の中で新しい命を育み、自分が親になるという自覚をはっきりと持てるのはうらやましいという人もいます。ところが、この女性ならではの出産をしたいと思わない女性は、ならば自分が女性であることの価値はどこにあるのかと考えてしまいます。

 

昔ならば女性であれば出産をするものだと言われ、それができなければ残念であると判断されていました。今はそんな風潮もなくなりつつあり、結婚してもあえて出産しない人が増えたりと人生の選択肢が増えました。

それでも、心が子どもを望まないことに対しどこかで罪悪感を覚え、結婚すれば出産するというまだ周りからは当たり前とされることもある事実に困惑してしまいます。男性だったらプレッシャーもないのにと考えることが多く、更に女性であることに自信がなくなっていく悪循環に陥ります。

 

 

求められる女性像では自分らしくいられない

女性の中には、ぶりっこをしたり女性らしいと言われるふるまいが自分らしくないと感じる人もいます。一般に、女性だからこそ楽しめると言われるファッションやメイクにあまりこだわらないことが多く、スカートを履いたりリップを塗ったりする行動は自分には似合わないと感じています。

このような場合、女性らしくすることをどこかで恥ずかしいと思っており、周りかららしくないと言われるのがオチだと思っていることも多いです。純粋におしゃれを楽しむ性格でない場合、周りから求められ、押し付けられるような女性像を煩わしいものだと思います。

自分が男性ではなく女性であることを認識しており、今から男性になりたいと望むわけでもなく、ただ女性に生まれたことを嘆きます。女性である自分が嫌いになることも多いです。

 

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望んだことが女性だからできないことだった

女性だからしやすいようなこと、例えばバレエ、手芸、ネイリストなどに興味を持てば、その道は開かれやすいです。しかし、男性よりのもの、例えば野球、大型車の運転、工事現場の監督などに興味を持てば、その道は険しくなることが多いです。

後者の道に入って行った経験がある場合、女性は女性であることを卑下する性格が形成されやすくなります。実際、私にもこのような経験があります。小学生からテニスクラブで硬式テニスをやっていたので、当然中学でも部活動はテニス部に入る予定でした。

 

ところが、硬球は危ないという理由で男子しかテニス部に加入できなかったのです。女子は軟式テニス部が用意されていましたが、球やその打ち方、ラケットが違うことから入部は諦めました。男子が硬式テニスができるののに、妥協して軟式テニス部に入部するのが悔しかったのです。

その頃は、当然中学では女性もテニスができると思っていましたし、たとえできないと事前に知っていても地元の中学を蹴って私立に行くほどの熱はありませんでした。

とはいえ、この12歳の春、私は初めて自分が女性であるというだけで否定されたという理不尽な男女差を感じました。10年以上経った後、その中学にはようやく女子硬式テニス部ができました。

 

 

まとめ

女性だからこそ楽しめることもあるはずなのに、男性に比べて不利な点ばかりを見ることによって自分が女性であることを卑下する心理には、大きく3つがありました。特徴は、本気で男性になりたいと思っているわけではなく、ただ女性であることを嘆くことです。

男性だったらよかったのになと思うことが多々あり、こんな理不尽なことがあるとそこにばかり焦点を当ててしまいがちです。このような女性は、女性だから不利な点は十分に認識できているので、今度は女性だから有利な点を意識して探すことが重要です。

 

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女性らしさを追求せよとは言いませんが、ネガティブな方向にばかり行くのは自分をますます嫌いになってしまう要因になります。自分が女性らしくないと思っていてもそれはそれで良いのです。

それを強制させる権利は誰にもありません。自分らしく生きていく上であまり性にとらわれすぎると息苦しくなってしまうので、ポジティブイメージを持つことが大切です。