裏表のある人の心理的特徴とは?

裏表のある人の心理的特徴について。自分という人間は世界に一人しかいません。ですが、その心はどうでしょうか。他人から見れば、その人をどのように捉えているかは千差万別です。

ある人は優しい人と認識しているのに、別の人は冷たい人というように、全く別の評価をしていることもあります。多重人格ではないにしろ、場面や環境、人が変わると態度が変わる、そんな裏表を持っている人の心理はどうなっているのでしょうか。

 

裏表のある人の心理的特徴

多くの顔を使い分けることが快感になる

人間は、何かのレッテルを持っています。例えば、子どもを持つという観点から見ればその人は「父親」や「母親」というレッテルが貼られます。その人が働いているという観点から見れば、「会社員」や特定の職業名のレッテルを持ちます。

このように、一人の人間は多かれ少なかれ複数のレッテルを持っています。このレッテルを使い分けられる自分はかっこいいと酔いしれる人が、裏表がある人と言えます。

 

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例えば、家では「母親」として活動し、会社では「事務員」として活動している場合、この2つを明確に分けている人はその差が大きくなる傾向があります。仕事をしている時には大変てきぱきとしておりデキル人だと思われていても、家では家事を面倒だと思い、仕事をしている時とは別人のようにまったりしているという人がいます。

誰もが外に出ている時の方がしっかりしているものですが、その差が人より顕著だと、そういう複数の顔を使い分けられている自分が好きだという心理が働きます。たとえ他人からの評価が低い顔があったとしても、それはそれで不満には思っていません。

 

たくさんのレッテルがあることを誇りに思う人もおり、一度の人生で多数の人生を経験しているような感覚を持つこともあります。その方が得だと感じ、より多くの称号を持ちたいと思うようになります。

ただこれは、自分だけの密かな優位性として持ちたいという意識があり、他人には口に出して言わないことも多いのが特徴です。

 

 

裏の顔を知られることはみっともないことだと思っている

表が外の顔、裏が家での顔だとすると、裏を知られるのはとても恥ずかしいことだと認識している人は裏表があると言えます。人と比べることがなかなか難しいため、自覚をしていないことも。

具体的特徴としては、女性ならメイクをしていない状態を見られることはあってはならないというほど強く思っており、温泉やプールに行くことや、汗をかくスポーツを極力避ける傾向にあります。

 

男性なら、虚勢を張ってプライドが高いことが多く、自分の弱点や苦手なことはばれないよう努力する行動が多く見られます。これらのタイプの人はいつでも人前ではしっかりしていると思われていることが多く、完璧主義者である傾向にあります。

だから強がりであり弱みを他人に見せられず、問題を一人で抱え込んだり、相談をしたり他人に頼る、甘える行為が苦手です。よって、心を許せる友達は少なく、恋人もできるまでが難しい場合があります。

 

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裏があるから表が保てる

裏の顔は、一般的には悪いものだと言われます。表では人に愛想よくしているものの、裏では愚痴を言っているというような状態です。しかし、裏表がある人は裏があるからこそ表で愛想よくできるのです。

特定の相手に限らず概ね誰にでも愛想が良く、適度に毒を吐ける人というのは裏表があります。しかし、それがはっきりとわかれている人は良い面と悪い面とを同じ顔でしたくはないと考えています。

 

よって、愚痴を言っても許される環境があればとことん悪口を言ったりしますが、表では一切そのようなことをしません。表の顔を保つのはエネルギーを使うので、そのための息抜きを裏の顔でしているという状態です。

この場合、裏の顔を見せる相手は慎重に選んでいます。愚痴を言ってもそれに賛同してくれる人や、反対意見を言わない味方選びをするのです。でなければ思い通りに愚痴が吐けず、また別の環境探しに出かけることになります。

裏も表もなく過ごせる人を器用だと思い、どこかで憧れていることもあります。一方の顔で足りなくなったものは他方の顔で補うというサイクルを持っているので、どちらが欠けても不安定になります。

 

 

味方作りが大事だと思っている

裏表がある人というのは、洞察力、観察眼が鋭いと言えます。どこで表の顔をして、どこで裏の顔をしたらいいかが適切に判断できているからです。人によってそれを選べているというのは、相手がどのような人間であるかを正確に見抜いているということです。

世の中を渡るには時に人に媚びることも必要であると考え、味方を作っておき自分が世渡りしやすい環境を整えられます。自分にとって過ごしやすいような状況を作るためにはどこでどのように行動したら良いかがわかっており、仕事では相手の立場と性格を意識して立ち振る舞えます。

全ての人を味方につけられたらそれが一番良いのですが、万人が自分のことを好いてくれることは不可能だと悟っています。だから、一部には嫌われたとしても味方になってくれる人がいればそれで良いという考えが持てます。無理をして八方美人になるよりは、自分がいて最も心地よいと思える環境に身を置く方を選びます。

 

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まとめ

裏表がある人に対して、どうしてそんなふるまいをするのだろうと不思議に思うことがあっても、その人の心理を覗いてみることで少し疑問が晴れることもあります。自分にはない考え方だと理解ができない場合もあるかもしれませんが、理解できなくても自分とは別の考え方があるのだと知れただけで大きな収穫になるのではないでしょうか。

裏表がある人の裏の顔を知ってしまうと、その人の評価は大抵下がります。しかし、多かれ少なかれどんな人にも複数の面があることは確かです。それは相手がその人の言動の一部だけを見て判断した結果であり、総合的にその人を判断できる人は少ないものです。

そのため、自分では裏表のない性格だと思っていても、案外周りからはそうは思われていないことだってあります。自分が思う自分と、他人が思う自分というのは多少なりとも差が出るのが普通です。