空き巣に狙われやすい家の特徴と防犯対策

どんな人でも、ずっと家に居続けることって少ないですよね。専業主婦だって、食材の買い出しや子どもの習い事の送り迎で、家を留守にする時間が必ずあります。

でも!!出かける前にもう一度戸締まり確認を!!留守になった家を空き巣が狙っているかもしれません。ここでは、空き巣に狙われやすい家やその対策ポイントを紹介します。

 

空き巣に狙われやすい家の4つの特徴

ひと目で留守と分かる家

空き巣は、大抵の場合、留守にしている家に侵入します。つまり、家が留守だと分かる家を選んで侵入するのです。

例えば、夜遅くまで真っ暗な事が多い家や洗濯物が、朝から夜までずっと干してある家、郵便物がポストにたくさん詰まっているような家は、長時間家を留守にしているという証拠になります。

 

しかも、空き巣は、留守がちな家を探すため下見をすることが多いです。それを調べるため、中には、ドアチャイムを鳴らして、家が留守かどうかを確認する空き巣もいます。

いつ押しても、誰も応答しないようなら、空き巣は、その家がいつも留守がちであると判断します。下見をしていく中で見つけた上記のような条件の家に目をつけ、家の中が空っぽになる時間を見計らって、家に侵入します。

 

 

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プライバシーが守られすぎる家

戸建てで狙われやすいのが、プライバシーを守るために密度の濃い高めの垣根や塀で家の周りを囲い、道路や周りの家から見えにくい家です。

外から見えにくくして、プライバシーが守られると、家にいても安心してくつろげるし、高い塀や垣根は、一見侵入しにくいように思われますが、外から見えにくい家は、空き巣にとって格好の仕事場になってしまいます。

 

というのも、外から見えにくいということは、家の中で何をしていても気づかれにくいということです。つまり、いかにも怪しげな人物が、窓をこじ開けていたり、家の中で引き出しやタンスなどを物色していても、外を通る人は、一切気づくことがないということなのです。

また、カーテンやブラインドなどが一日中閉まっていたり、窓一面目隠しフィルムなどが貼られているような家も要注意です。こちらも、垣根や塀と同じで、家の中で何をしていても、外から気づかれにくいので、空き巣に狙われやすくなります。

 

 

オープン過ぎる家(防犯意識が低い家)

オープン過ぎるというのは、窓やドアが開きっぱなしだったり、道路と家の敷地の境目が曖昧だったりする家です。つまりそれは、防犯意識が低い家ということになります。

そのような無防備な家は、空き巣にとっても空き巣にとって最も侵入しやすい家になります。

 

例えば、「ちょっとお隣りの家までおすそ分けに」や「ゴミ出しのちょっとの時間だから・・・。」と、すぐ戻ってくるからとかすぐ隣の家だからと思って、家の鍵をかけず、開けっ放しにしている人がいると思います。

そんなほんの少しの油断を突いて、空き巣は侵入してきます。空き巣が家に侵入してから、家を出るまでは、ほんの数分なのです。その間に、貴金属が盗まれてしまうことも多いのです。

 

また、浴室やトイレのように、窓の外側に格子が取り付けられていると、格子が取り付けられている安心から、鍵がかかっていないことが多かったり、また、片方が固定されて外側に開くようなタイプの窓は、入りにくいという思いから、少しだけ窓を開けそのままにしている家も多いと思います。

しかし、空き巣にとってはトイレや風呂場に付いた格子は何の障害にもならず、また腕が入れば、外開きタイプの窓を人が通れるほど開けることも、容易いことなのです。

 

 

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家の周りに物が置いてある家

例えば、自転車は家のどこにおいてありますか?もしかして、窓の近くが置き場になっていたりしませんか?空き巣は、家の周りにあるエアコンの室外機や物置、自転車などを足場として利用して、家に侵入したり逃げたりします。

そのような足場があれば、1階のみならず、2階や時には3階からだって侵入するのです。もし、家の周りにそのようなものがなかったとしても、塀の段差や雨樋を利用して侵入することもあります。

空き巣は、侵入しやすい家をじっくり下見し、どんなものでも利用して空き巣に入ります。では、空き巣被害に合わないためには、何に気をつければ良いのでしょうか?ここからは、簡単にできる防犯対策を紹介します。

 

 

空き巣からの防犯対策

 

留守であることを空き巣に悟られない

空き巣は、留守になりやすい時間帯や家を下調べして、その時間に合わせて空き巣に入ります。つまり、家が留守であることを空き巣に悟られなければ、空き巣には狙われにくくなるわけです。

では、どのようにして留守中に人がいるように見せるかというと、室内の電気やテレビをタイマーで付くようにしておいたり(もしタイマーがない時は、室内の電気をつけっぱなしにしておくと良いでしょう)、帰りが遅くなる時は、洗濯物を外に干さないようにすると良いでしょう。

また、郵便物は毎日必ず回収し、ポストの中を空にしておきましょう。もし長期間留守にする場合は、新聞や郵便物の配達を留めてもらいましょう。

 

 

防犯フィルムや防犯ブザー、補助鍵を活用する

空き巣が嫌がる家は、侵入が簡単にできない家や、音や光が出る家です。空き巣は、なるべく速やかに静かに仕事を終えたいと思っていますから、防犯意識が高くパッと見て、侵入に手こずりそうな面倒くさい家には、滅多なことでは近づきません。

ですから、窓には防犯フィルムを張ったり、補助鍵や防犯ブザーを付け、空き巣が侵入しにくい家を作りましょう。

 

また、トイレや浴槽の窓にある格子のビスをボンドなどの接着剤で塞いだり、ネジをつぶしたりしておくと、それらの窓からの侵入を防ぐことが出来ます。

防犯フィルムやブザー、補助鍵はホームセンターで簡単に購入できます。また、補助鍵は、それ単独で鍵がついているものにすると、より防犯対策になります。

 

ここで、一つ注意しなければいけないのが、フィルムは一枚が結構大きいのですが、小さく切って鍵の周りだけフィルムを貼る事をしないということです。

そのように鍵の周りだけ張ってしまうと、フィルムを張っていない部分の窓を割り、鍵を開けることが出来るようなので、なるべく1枚のまま貼るか、切ったとしても、余裕を持って大きめに切って貼りましょう。

ちなみに、筆者宅は、最初ケチって小さく切ってフィルムを張っていたので、その情報を知ってすぐに大きな防犯フィルムに張り替えました。

 

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必ず戸締まりをする

すぐそこまでなら大丈夫とドアの鍵を閉めなかったり、二階の窓ならないられないはず!格子があるから大丈夫と思っていても、空き巣は、そのちょっとした心のすきを突いて家の中に侵入してきます。

特に、マンションの階が上になればなるほど、高い場所だからという安心から、つい施錠を怠ってしまうのが人の心理ですが、空き巣はちょっとした段差を利用して、例え最上階でも侵入してきます。

ですので、例えゴミ出しに行くほんの僅かな時間だとしても、例えマンションの最上階に住んでいたとしても、しっかりドアや窓の鍵は閉めるように心がけましょう。

 

 

防犯ライトを設置する

防犯ライトというのは、ライトの近くを通るとセンサーが反応して明かりがつくものです。防犯フィルムやブザーから比べると少し高価になりますが、ネットなどで2000円前後から購入することが出来ます。

特にプライバシーが守られすぎている家などは、このようなライトを設置することで、空き巣の抑止力になります。

 

 

いかがでしたか?空き巣が狙う家の特徴とその対策について紹介してきました。空き巣は、簡単に侵入できそうな家に狙いをつけて空き巣を働きます。つまりは、パッと見て防犯意識が高そうな家や、侵入しにくそうな家には、決して近づきません。

空き巣被害に合うと、例え金品を取られなかったとしても、精神的に大きなショックを受けてしまいます。そんな空き巣の被害に合わないためにも、そもそも空き巣に目をつけられないためにも、一度家の防犯対策を見直して、空き巣に狙われない家にしましょう。