心理学を使った教育方法とは?

部下の育成を心理学を利用して教育する方法について。社会に出て働いていれば、自然と上司ができて自分も上司という立場になることがあります。そこで、一番最初に直面する課題というのは、部下をどうやって教育すれば良いかということです。

部下の教育に関しては、様々なマニュアル本がありますが、それが全て正しいというわけではありません。マニュアル本に沿わずに、深層心理から部下がどういう感情を思っているのかを読み解き、正しい教育方法について紹介していきます。

 

部下の育成を心理学を利用して

ミスは攻めるべき?

どの仕事をしていても、必ずミスというものは存在します。それが、会社の利益に関わる重大なミスであっても、重要度の高くない仕事のミスであっても同じミスには変わりありません。

仮にもそこで、部下に対してきつく説教をしているのであれば、見直した方が良いでしょう。

 

ミスをしてしまった部下の心理からすると、やはり自分を責めている状況には変わりありません。ましてや、会社の利益に関わってしまうような重大なミスであれば、自責の念を感じていることでしょう。

そういったメンタルになっているのにも関わらず、追撃でそのミスを責めてしまっては意味がありません。

部下のミスは自分のミスだと思うようにシフトチェンジすれば良いでしょう。ましてや、入社して間もない新人がミスをしてしまえば、その時点でメンタルがやられているはずですから、そこを咎めても仕方がないのです。

 

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慕われる上司になるためには

周りから慕われる上司になりたいと思うのは、会社で働いていてごく当たり前のことと言えるでしょう。しかし、部下から慕われるためには、相当な努力をしなければなりませんし、単純に甘やかすだけではいけません。

部下の年齢にもよりますが、新卒ではいってくる20歳から22歳の新人社員は、社会経験は0の状態です。ましてや、バイトをしていたとはいっても、社会人経験が何もない状態の人間を指導するわけですから、相当な負担があるでしょう。

 

そういった新人の心理的状況はやはり不安になっているでしょうし、仕事に慣れることで精一杯になっているのです。そういった新人は少しでも上司である自分に近づきたいという一心で働くようになるでしょう。

しかし、上司としての心構えができていないと、背中を見て育つどころか見下されてしまう可能性もあるので要注意です。正しい上司としての立場になるためにも、悪いことは悪い、正しいことは正しいとメリハリをつけることが重要になります。

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飴と鞭をわきまえる

上司である以上、部下に教育をするというのはごく当たり前のことになってきます。しかし、その教育というのを間違ってしまうと、部下から反感を買ってしまうことになるので、正しい教育方法が必要です。

ここで、実践すべきなのは、飴と鞭をはっきりとした教育をするということです。新人の段階では、褒めて伸ばすということも重要ですが、月日が経っていけば仕事を覚えるようになってきます。

仕事を覚えるようになれば、新しい仕事を任せられるようになりますから、ビジネスマンとして成長している証拠です。

 

しかし、そこで自意識過剰になってしまうと、仕事ができると勘違いしてしまう新人もいるのです。自分の力を十二分に発揮できずに仕事をしていると、ケアレスミスを連発してしまうわけですから、そこでは注意が必要です。

仕事に慣れてきた時こそ、ミスをしやすいという飴と鞭の鞭の部分を与えてみると良いでしょう。仕事のミスも減ってきたところで、新しい仕事を任せたり、部下を褒めたりすると、慕われやすくなるでしょう。

 

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教育と指導方法を間違えない

最も、部下の心理的状況からすると、やはり叱られることに慣れていないという人が多いです。よく教育と指導を一色単にしてしまっている人がいますが、これは全くの別物です。教育に関しては、その人が仕事をできるように仕事を教えることです。

指導というのは、仕事に慣れてきた状態で、仕事をミスしないように教えることです。同じ教えることに変わりはありませんが、仕事に慣れてきたからこそ、指導が重要になるのです。

優秀な上司に育てるためにも、教育はある程度のところでとどめ、あとは自分で勉強するようにさせると良いでしょう。心理状況も変わってくるでしょうし、自分から成長したいという心理状況に変化しているのであれば、成功です。

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時代の変化とともに変わる部下の態度

時代の変化とともに、部下の態度は変わってきていると言えます。ゆとり世代がそのまま新人になってしまえば、きついしごとがあれば放棄してしまう放漫な部下のができてしまうのです。

そういった部下を指導するのも上司の役割ですが、これに時間を割いていても時間の無駄になってきます。

 

時代とともに変化をしているのなら、内面の問題は個人に任せるしかないのです。仮にもそこで説教をして、指導したとしても、嫌な上司という印象がつけられてしまうだけなのです。

そこで甘やかしてしまっては、自分が舐められてしまうだけなので、さじ加減での調整が必要となるでしょう。

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