合理的な考えの人の心理的な特徴とは?

合理的な考えの人の心理的な特徴について。職場で仕事が早い人、料理を短時間で作れる人、ゲームを数回でクリアしてしまう人、このような人に共通するのは、「合理的である」ということです。何をするにも合理的である人は、何をどう考えて動いているのでしょうか。そこに働く心理を読んでいきましょう。

 

合理的な考えの人の心理的特徴

せっかちで時間を有効活用したいと思っている

せっかちな人は、いかに時間に無駄を作らないかを考えながら行動しています。職場であるプロジェクトが進行しているなら、それに精通している人材を選ぶより効率的な仕事ができる人の方が選ぶでしょう。

同じ結果に辿り着くのなら、いかに楽をしていかに早くそこまでたどり着けるかに重きを置きます。過程がどうあれ結果が同じなのであれば、当然効率の良い方法を選ぶべきだと思っているからです。

 

このような人は仕事ができると言われ、同じ仕事量でも他の人より早く終わらせることができます。残業をする必要はなく定時で帰れる「デキル」人です。

時間を有効活用したいという思いは休日にもあらわれ、無駄に過ごしてしまったと思うと罪悪感を覚えます。だから何かはしていたいと思っており、事前に計画立てることも多いです。録画を見るならば1.3倍速で見るという人も。それで余った時間を他に使えると思えば大変合理的ですよね。

 

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損得勘定で物事を見ている

会社員なら、どうせ同じ給料ならば、する仕事は最低限で良いと考えている人が多いです。自分にとってそれが損か得か、常に考えながら動くため、時にそれが冷たい印象を与えてしまうこともあります。

従来のやり方や、教えてもらった方法を実践してみて、効率が悪いと思ったら自分でより早く終わらせられる方法を独自で開発できるのは合理的な人のメリットです。上手く行くことが多いので、今までの方法をずっとやってきた人達を下に見てしまう傾向がある場合も。

 

もしやるべき仕事が早く終わったら自分にとって得になるので、優越感や達成感を味わうことができます。熟考して物事をより良い方向にしていこうとする仕事には向きませんが、早く終わらせるべき仕事がある場合にはかなりの戦力になってくれます。

仕事以外では割り切りがわかりやすくなるため、自分のためにならないと思うとすぐ捨てることができます。そのため趣味がなかなか見つからなかったり、友達付き合いが悪いと言われることもあります。

その代わり、ためになると思ったことや自分のスキルを高めることに対しては熱意をもって取り組むことができ、基本的能力は人より高い場合が多いです。

 

 

低燃費で活動したい

体力に自信がない人だと、合理的に動かざるを得ない場合もあります。余計な労力を減らし、負担となる時間を短くすることによって自分を守ります。そのための決断力は高く、どれが必要なものでそれが不必要なものなのかをすぐ決めることができます。

特に自分が苦手をするものや嫌いとするものに対しては、いかに低燃費で動くかを無意識的に計算しています。嫌いなことに対して長時間取り組むのは身体だけでなく精神的にも大変なので、どれだけ早く切り上げられるかに焦点を置きます。

自分の方法の方が良いのにと思うと仕事場では不満を抱くこともしばしば。このような合理的な人が上司になると、無駄を徹底的に省いてくれるので労働時間が飛躍的に減少することが期待できます。それまではその能力が自分のためだけにしか発揮できないことになります。

 

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自分の「好き」に対しては積極的

合理的な人は感情的にならないとよく言われますが、損得勘定が強いので自分の好きなことに対して注ぐ情熱は大きいものとなります。無駄は省くのと反対に、自分にとって良いと思えるもの、つまり好きなものに対しては情熱的になれます。

仕事は低燃費でこなす代わり、休日に趣味に費やす時間はとても多かったり、好きになった人に対してもしてあげたいことがたくさんあるという優しい一面もあります。

 

それは自分にとって得になるからと言ってしまえば確かに人情味にかけますが、誰しも少しは自己満足で相手にプレゼントを贈ることはあるでしょう。相手の喜ぶ顔が見たいというのは、自己満足でしていることと表裏一体だからです。

合理的な人は嫌いなことに対して徹底して省くという印象が強くありますが、好きなことに対してもその熱量と同じくらい愛情深くなれるということももっと知られるべきでしょう。

 

 

将来のことを人一倍考えている

これは必要、これはいらない、がはっきりしている合理的な人は、今を楽しむためだけでなく将来のことを人一倍考えていることも多いです。例えば貯金では、「家を建てるにはこれくらいの金額が必要だから、今からこのようにしておくべきだ」と具体的数字を決めて行動することができます。

将来安心して過ごせることが今の安心に繋がるという心理を持っており、逆算して今を生きられるタイプです。計画性が高く、受験勉強などでもしっかり計画を立ててから取り組むタイプに多いです。

 

スパッと決められる判断力、そして常に未来を見据えた洞察力、これらは自分のためだけに使われると自己中心的だと言われますが、家族を持っていると頼もしい存在となります。

人生計画となると仕事とは違いその通りに進まない場合も多々ありますが、たとえその通りに行かなくても修正できる能力も備わっていれば世渡り上手と言えるでしょう。臨機応変に動けない場合は計画通りに行かないことを腹立たしく思い、ストレスを抱えてしまうこともあります。

 

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まとめ

合理的な考えを持っている人の心理には、余計なものや無駄は省くべきだという損得勘定が大きく関係しています。どうせ結果が同じなら、過程は常に効率よく進めた方が良いに決まっていると思っています。

これは良いとも悪いとも取れないものなので、その人の個性として受け止めるべきでしょう。基本的能力値が高いので、クイズが得意だったり、数学的思考ができるので理系に多いのが特徴です。

どちらかというと男性的な物事の味方になります。合理的な考えを持つ人の心理を知れば、その人の性格も少しずつわかるようになります。無意識で計算していることも多いので、そうじゃないと思いながらも自分も合理的な一面は持っているかもしれません。