ギャンブル依存症の人の心理|なぜ負けるのにやるの?

ギャンブル依存症の人の心理について。ギャンブルは、警察も店舗も程々にするようにと呼び掛けていることがあります。射幸性が非常に高いギャンブルは、一度はまってしまうと抜け出せなくなってしまうのです。

心の病気ともされるギャンブル依存症というものが存在し、一度依存してしまうと抜け出せないというのが現状です。今回は、そういったギャンブル依存症について紹介していきます。

 

ギャンブル依存症になってしまう人の心理

ビギナーズラックを体験している

最も、ギャンブル依存症の最初のきっかけになってしまいがちなのが、このビギナーズラックです。パチンコやパチスロ、競馬や競輪なども誰かの誘い、あるいは広告などを見て自分もしてみたいとなるでしょう。

仮にも、初めてギャンブルに足を踏み入れた時に、大負けしてしまえばよほどの負けず嫌いではない限りその時点で足を洗ってしまいます。

 

しかし、大勝あるいは多少の小遣い稼ぎ程度の勝ちを体験してしまったら最後ギャンブルにはまってしまうのです。普段稼いでいる分があったとして、短時間でそのお金を手に入れることができるわけですから、魅力に気付くのもそう遅くはないのです。

ビギナーズラックを体験してしまうと、スポーツでもなんでもやはり継続して行いたいものです。ましてや、ギャンブルに関しては射幸性が非常に強いということもあって、余計人間の継続したいという心理をくすぐってしまうわけです。

 

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射幸性の魅力の高さに気付いている

射幸性の高さは、パチンコやパチスロに限定されるものがありますが、ギャンブル依存症の人はその魅力に気付いてしまっているのです。

激しい光や激しい音に煽られてしまうと、どうしても非日常的なものを感じてしまいます。普段の生活の中で刺激がないというのであれば、そういった射幸性に余計はまってしまうわけです。

 

パチンコやパチスロに関しては、射幸性が非常に強いものは警察側も危険と判断し、検定の際に落とすこともあります。また、パチンコの注意書きなどにも射幸性の強さなどを記載することで、ギャンブルを抑制するような取り組みも行われています。

射幸性が高いと、人間はどうしてもそれに反発してしまいたいという気持ちになってしまいますから、ギャンブルに漬かってしまうのです。

ギャンブル依存症になっている人は、この射幸性によって脳が反応してしまい、それがある種一つの快感になってしまっているわけです。

 

 

収支計算をしていない

ギャンブル依存症になってしまう人は、収支計算をしていないということも挙げられます。

これはどのギャンブルでも共通ですが、収支計算をしていることによって自分がどれくらいのお金を使っているのかということがわかります。

 

ただ、収支計算をしないことによって、トータルでは負けているとしても、一時的に勝ってしまえば勝ったと錯覚してしまうのです。ギャンブル依存症を高めてしまう原因の一つとして、この一時的に勝ったという感情が挙げられます。

収支計算をすることで、自分のギャンブルに対しての支出が全面的に出てわかるわけですから、負けていることに気づけばギャンブル依存症も改善できます。

 

ただ、ギャンブル依存症になっている人の特徴は、どうしても目先の勝利に目が行ってしまうので、収支管理は大して重要ではないのです。

スリルや射幸性が高いがゆえに、非日常的な場面で刺激を味わってしまうとそれが脳にインプットされてしまいます。すると、収支計算云々よりも、そちらのほうを優先してしまいがちになってしまうわけです。

 

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常にスリルを味わいたい

ギャンブル依存症は、スリルを味わいたいという心理状況がどうしても勝ってしまうことになります。ギャンブルのスリルというものは、自分が勝つか負けるかというものです。

もちろん勝つことが重要ですが、窮地に立たされた時こそこのスリルを味わってしまうのです。仮にも、崖から落ちそうになった時に、死ぬ思いで崖を上ったとすれば達成感があるでしょう。

 

一瞬のスリルを味わって、いつもと同じ状況に戻った時こそ、スリルというものを実感できるのです。ギャンブルに関しては、お金に余裕がある人、余裕がない人で分類されます。

ましてや、借金をしてまでギャンブルをする人もいるほどです。そういった人に関しては、完全にスリルを味わっているといってもよいでしょう。

 

窮地に立たされてしまったときに、仮にも勝ってしまった場合はその時点でスリルを最大限味わってしまうことになります。それと同時に、行き場の知れないような達成感を味わってしまうのです。

これは逆の立場でもありえることであり、お金に余裕がある人が大負けしてしまえばスリルを味わうことになります。10万円から2万円になってしまった場合は、負けたと思っても取り返そうという気持ちになるのです。

負けたというスリルと現状が、人間の射幸心を煽ってしまいギャンブル依存症への道へと進ませてしまうことになるのです。

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