不倫から抜け出せない人の心理|なぜ終わらせられない?

不倫から抜け出せない人の心理について。”終わりにしなきゃ”と思いつつも、なかなかやめる事のできない不倫に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

通常の恋でも、恋を終わらせるのは簡単ではありませんが、不倫は何故かその何倍大変だと言われています。不倫からなかなか抜け出す事ができない人の深層心理に迫ります。

 

不倫から抜け出せない人の心理

罪悪感を得てまで続けたい恋

人の心理の一つとして、”ダメ”と言われたりタブーとされている事ほど興味を持ってしまうと言われています。特に、”不倫の恋”は相手の家族を傷付ける事にもなるので、基本的に”好きになってはいけない”とセーブを掛けてしまうものです。

しかし、「見てはダメ」と言われれば見たくなり、「食べてはダメ」と言われたら食べたくなる心理と同じで”好きになってはダメ”と思えば思うほど、好きになってしまうのが人の心理です。

 

また、ダメだと承知の上でそれでも恋をしてしまう恋を”特別な恋”と思ってしまいがちです。

つまり、”時別だからこそ良くないとはわかっていても止められないんだ”と、罪悪感を否定しようとする為の心理がはたらくのです。
そうする事で、実際より何倍も”時別な相手”として認識する事で、絶対的な存在者として自分で作り上げてしまうのです。

 

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当たり前の事が貴重に感じる心理

不倫の恋には、いくつもの制限がありその中で愛を育んでいます。会える時間や連絡の頻度、共有できる未来や周りとの関係も制限があり、それを承知の上で恋を始めます。

また、不倫をする上で悩みとなるのもこの制限による寂しさや悲しさ、空しさなどではないでしょうか。では、独身同士のカップルが週末に会いそのまま泊りのデートとなれば、もちろんそれなりに嬉しいかもしれません。

 

しかし、カップルである以上、それはある意味当たり前のごく自然な出来事でもあります。一方、不倫の関係ではこれが当たり前という感覚ではありません。

なぜなら、週末は基本的に家庭に戻る人が多く、泊りのデートなど頻繁にできるものではない事が多いからです。そうすると、本来カップルとして当たり前の権利である事に対しても、”私の為に頑張ってくれている”といった心理が生まれるのです。

 

そうすることで更に、”真剣に考えてくれているからだ”という心理に変わります。だからこそ仮に10に値する出来事が、不倫であると100にも200にも値する感覚になってしまうのです。

また、その時の感動や幸福感はとても大きく、時別なものとなりその人を満たすので”こんなに満たされるものはない”と瞬間的にでも思てしまう心理となるのです。

 

 

もしかしたらという期待

不倫をする人の中には、”将来一緒になれる”と思っている人もいれば、”一緒になれなくてもいい”と思っている人など様々です。

しかし、”将来一緒になれる”と思っている人もそこに確実なものは何もなく、独身カップルのように将来に向けて計画的に進めていける事
は少なく、”この先、どうなるのかな”といった心理で続けている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、人は自分が時間や努力を掛けた相手に執着してしまう心理を持っているものです。特に不倫の恋には、あいまいな発言が多く使われることが多いです。

「子供が20歳を過ぎたら離婚するから一緒になろう」や「夫婦仲は冷めきっていて帰っても会話なしだよ。君といる方が数倍癒される」
などといわれると、”もう少し我慢して待てばいつか自分のものになるかもしれない”という心理になってしまうのも無理はありません。

 

仮に、”一緒になれなくてもいい”と思っている人でも、心のどこかで少しは期待してしまうのが人の心理です。だからこそ、不倫はギャンブルにも心理が似ていると言われています。

ギャンブルも同じく、”あと少し注ぎ込めば逆転するかもしれない”と言う心理がはたらき、どんどんお金をつぎ込みます。また、”これだけお金を掛けたのに次の人に取られたくない”といった心理もはたらきます。そうすることで、そこに執着の心が生じてしまいどんどんハマっていくのです。

 

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平凡なものが色あせて見える心理

不倫をしている人は、いつもこう願っています。それは、”普通の恋愛みたいに会いたい時に会いたいな”や”将来を普通に考える事ができたらどんなに幸せな事だろう”と、普通で平凡な関係に憧れる心理を持っています。

それもそのはず、今自分がしている恋では、それが当たり前にできない事だからです。それと同時に、”いつかは終わりにしなければ”という焦りと不安から、一度は独身の相手とデートを試みる人も多いのではないでしょうか。

 

また中には、”他にいい人が現れたら不倫を止めよう”と考えている人もいると思います。独身の相手はいつでも連絡が取れ、会う日も会う時間も制限はありません。

それはまさに自身が願っていたかたちであり、本来であればどう考えても独身者との恋愛が輝いて見えるはずです。

 

しかし、不倫の恋をしている人はそんな時、”やっぱりこれが幸せってものよね”という心理にはならず、”やっぱり、あの人でなければ意味がない”という心理の方が強くなってしまうのです。

つまり、平凡なものを見れば見る程それらは色あせて見え、逆に不倫の恋が色鮮やかに見えてしまう心理となるのです。その結果、他を見れば見る程自身がどれだけ不倫相手を必要としているか、逆に実感してしまう事になり余計に抜け出せない心理となってしまうのです。

 

 

まとめ

いかがでしたか。”恋は盲目”と言われていますが、不倫の恋は特に盲目になってしまうと言われています。そのほとんどが、自身の思い込みや考え方によるものですが、なかなか変えがたい深層心理が隠れているということになりますね。

このような心理になるからこそ、不倫の恋はハマりやすく抜け出しにくいと言われているのです。

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