海外移住する人の心理的特徴とは?

海外移住する人の心理的特徴について。高校生、大学生、社会人になっても海外留学をしたり、そのまま現地に住んでしまう人がいます。留学や海外移住と言うと、まったく興味のない人、興味はあるけど不安がある人、がっつり行きたいと言える人とに分かれます。

そのうち、海外に明確に行きたいと言える人や実際に行ける人と、行きたいけど行けない人の心理の違いはどこにあるのでしょうか。

 

海外移住、留学する人の心理的特徴

自分の実力がどこまで通用するか試してみたい

今、自分がいる環境が狭いと感じる人は、もっと広い世界で自分を試したいという心理が働きます。現状に満足しない上昇志向のあるタイプで、一見キャリアアップに意欲を見せる男性に多いようにも思えます。

しかし、実際のところは留学をしたり海外に住むのは女性が圧倒的に多く、外国語学部も女性が8~9割である大学も多いです。海外に住んでいる日本人を訪れるテレビ番組も、そこに住んでいるのは女性である確率が非常に高いのはわかりやすいと思います。

 

もともと脳的に語学分野が男性よりも発達しているのもありますが、世界に出て自分の実力が低いとわかってもやっていけるのは女性に多いのです。男性は見栄を張ってしまうことがあり、お山の大将でいるのが気持ちよい、それ以外の場所で自信のある分野で負けるのが怖いという心理が働きます。

実力を試したくても、日本の職場ではそれが発揮できにくいという現状もあり、結果として女性が海外へ行く傾向が多くなります。留学したり海外に住む上で怖いのは、今まで自分が誇ってきたものが崩れさるかもしれないという漠然とした不安が大きいです。

広い世界でそれを知ってしまったら、日本に戻ったとしても自信喪失から立ち直れないかもしれません。それでも良い、そこからまた上を目指したいという覚悟のある人は、自分の知らない土地でもやっていけるのです。

 

スポンサーリンク

 

人に頼ることを恐れない

何かあてがあれば良いですが、なければ海外という場所は誰一人自分のことを知らない未知の世界となります。相当自分でやっていける自信がある人が海外へ行くと言えるのだと思うかもしれませんが、実はその反対の面も持っています。

先ほど女性と男性の違いについて少し述べましたが、コミュニケーション能力が高いのもまた女性です。つまり、現地で一から人間関係を築きやすいのです。一人で解決しなくてはならない問題というのは、日本から現地までのフライトの時間のみ。

 

そこから先は現地の人に頼って生きていくことができます。知らない人であっても頼ることを恐れないから、海外に進出するのが怖くないとも言えます。日本なら良いけれど海外となるとまた話は別という話は多いですが、このような人の場合、人を選んでいません。

日本人だから、言葉が通じないから、イスラム教徒だから、年齢が違うから、などなど、人をカテゴライズしてまとめることなく、個人を見る目を持っています。

だから先入観を持たず人と接することができます。自分が日本人だからという理由で差別的な扱いを受けたとしても、個人の実力で人に認めてもらおうという意志が強いのも特徴です。

 

 

楽観的で現地に合わせられる柔軟性がある

海外に住む前には、現地調査をしっかりしておきなさいと言われるのが普通です。確かに、現地でやってはいけないことは知っておかなければ知らない間に犯罪を犯してしまうことにもなりかねませんし、そこの政治的状況を知っておくことや、文化の違いに気を付けることも必要です。

事前知識としてこれらは大切ですが、海外に行ける人は違いではなく「同じ部分」にも目を向けられるのが強みです。例えば、現地で暮らすためには何を持っていけばよいかというのは多くの人が考えることです。

 

しかし、海外志向の人はここが楽観的で、「現地の人はそこで売っているもので普通に生活を送っているのだから、自分がそれに合わせれば良いだけのこと」と考えられます。だからできるだけ現地のものを使って生活し、日本のものにこだわりがありません。

暮らしている土地は違えど、同じ人間が同じように暮らしていると大きな規模で捉えられるのです。留学や移住となれば、せっかくそこに住めるのだからそこの生活を満喫しないと損だという思考が働き、できるだけ向こうに染まろうとする行動も珍しくありません。

下手に祖国に頼っているとホームシックになりかないので、海外でも生きていける人というのは現地色に染まる柔軟性があります。そこの文化を受け入れ、違いを共有しつつも同じ部分を見逃さないのです。

 

スポンサーリンク

 

世界が小さくなっていることを感じ取っている

昔は留学なんてとても珍しいことでした。それはその制度がまだ整っていなかったこともありますが、今は通信が非常に発達し、地球の裏側でも顔を見ながらネットを通じて会話できるようになりました。

これを知っているからこそ、距離は離れていても大丈夫だと思える人は海外生活に対する不安が人より少ないです。実家を離れて一人暮らしをするのと何ら変わりはないと思えるのが特徴です。

 

お金はかかってしまいますが、飛行機という手段で1日もあれば遠くても日本に帰ってこられることも重々知っており、大丈夫だという要素を心の中に置いておくことができます。

地球という惑星は小さなもので、全容がわかっているし、飛行機の手配さえすれば大概どこにでも行けるのだ。このように、世界は大きいようで小さいことを認識している人は海外進出に気後れしません。

 

 

まとめ

留学や海外移住した方が、日本よりもよっぽど安い値段でプールやジム付きの超豪華マンションに住めるのに、それでも日本が良いという人は多くいます。理由はもちろん様々ですが、なんとなく海外は不安という人はそれらしい理由をつけて逃げているだけの場合も多いです。

それを実行に移せる人というのは、特別覚悟があるというよりは、心理的な考え方が柔軟であったり、性格的にそれに向いていると言えることもあります。海外に住むということをどのように捉えられるか、その違いが実際に海外に行ける人と行けない人との違いでしょう。海外を漠然とした不安で覆ってしまっている場合は、そのような人よりも大きな覚悟を持つ必要があります。

スポンサーリンク