女性同士が集まると、自然とお互いの恋愛話などで話が盛り上がりますよね。そんな時、「彼のこういう所が嫌い」とか「もう付き合っていられない」と、愚痴や不満ばかり口にする女性はいませんか？
なぜ彼と付き合い続けているのに、彼の悪口ばかり言っているのか。女性の心理を覗いてみることにしましょう。
彼氏の悪口ばかり言う女性の心理
吐き出すことでストレス発散
愚痴や不満を吐き出すことで、彼に言わなくてもストレスが解消できると感じている女性は多いでしょう。彼には言えないけど、秘めている愚痴や不満があるという女性は多いものですよね。
そんな女性は、彼に「こうなってほしい」という願望を持ちながらも、彼に直接言うことができず、自分で解消しながら付き合っている可能性があります。
中には、「愚痴や不満を彼に言ったらフラれてしまうかもしれない」という不安さえも持っているケースもあるでしょう。
言わないでため込むことができない、かといって彼に言ってしまえば関係が終わってしまうかもしれないという中途半端な状態でいる女性は、友達と会った時に愚痴や不満が爆発してしまいます。
このような心理で彼の悪口を言っている女性は、彼との間に主従関係のようなものができており、彼の方が自分よりも立場的に上だと感じているのでしょう。「言いたくても言えない」という関係性にすら不満を抱えているのかもしれませんね。
「私ってすごいでしょ」と思っている
彼の悪口を言いながら、「そんな彼と付き合っている私ってすごいでしょ」と、自分に酔っているケースもあり得ます。例えば彼氏が他の女性と浮気をした時に、浮気したことに対しての悪口を友達に言いますよね。
しかしその裏では、「浮気した彼を許してあげているの」「許してあげるくらい心が広いの」と、自分のすごさをアピールしているのです。
「よくそんな彼と付き合ってるね」「すごい寛大だよね」と友達から言われることで、自分のすごさを感じているとしたら、自分に酔っているタイプの女性です。
できる女、心が広い女、母性本能が強い女ということを、友達の前でアピールして、自分の魅力だと感じてもらいたいのでしょう。
興味を持ってほしい
女同士は少し面倒なもので、人の幸せ話よりも不幸な話の方が興味を持ちやすい傾向にあります。「すごく彼と順調なの」という話をした際、あまり興味を持ってくれない友人たちでも、「今喧嘩中なの」「別れそうなの」といった話の方が興味を持ってくれるでしょう。
その点を理解している女性は、あえて彼の悪口を言うことで、自分の話に興味を持ってもらい、共感を得ようと思っている可能性があります。
人の幸せ話には、多少なりとも相手の嫉妬や僻みを買ってしまうことになりますが、不幸な話は同情されやすく、親近感を抱かれやすいという特徴があります。
そのため、周りに合わせるタイプの女性は、あえて興味を持ってもらえるであろう不幸な話を出すことによって、空気を悪くしないようにしていることが考えられます。
ある意味世渡り上手な面があり、女性同士の独特な世界を上手く乗り越えていける術を備えている女性と言え、協調性やチームワークといったものを大事にする女性です。
自慢話、幸せ話は相手を敵に回してしまうことが多い反面、不幸な話は味方を作りやすいのです。実際には彼と上手くいっていない訳ではなく、ただ単に周りの人達に興味を持ってほしくての悪口であり、その場の空気を読んでの悪口と捉えることができます。
背中を押してほしい
彼の悪口を言っている女性の中には、「友達に背中を押してほしい」と考えている人もいるでしょう。例えば、別れたいと思っているけど情が邪魔をして別れられない。直接彼に言いたいけどなんて言えばいいのか分からないといった状況にあり、友達の力を借りて一歩前進したいと思っているのです。
「私だったら別れる」「別れて楽になりなよ」「言わないと彼も分からないよ」と友達から言われることで勇気や覚悟を持て、行動に移すことができる女性。
自分の意思を持っていながらも、なかなか行動に移せない優柔不断なタイプの女性かもしれませんね。友達は自分の良き理解者であると感じていて、一歩踏み出す勇気が欲しいと思っている場合、彼の悪口を言って皆の意見を求めているのでしょう。
「これで合っているのか」「こうしようと思っているけどいいのか」と、自分の中で少し迷いがある女性は、友達の意見を求めたり、背中を押してほしいがために彼の愚痴や不満を口にするのです。
まとめ
彼と付き合い続けているということは、彼のことが嫌いになったという訳ではないでしょう。しかし会えば彼氏の悪口ばかりという状況では、「そのままで大丈夫？」と友達として心配になることも少なくありませんよね。
愚痴や不満といった悪口を口にするのは、あなたの意見を聞きたいからという理由もありますが、輪を乱したくない、空気を悪くしたくないと思ってのことかもしれないのです。こうした人は、彼の悪口を友達同士の中でのコミュニケーションの一つだと捉えているのです。
