枕にこだわる人の心理とは?熟睡できない人の特徴は?

枕にこだわる人の心理について。毎日の仕事や家事などの疲れをリセットしてくれる睡眠。体をリラックスさせ、ぐっすり眠り、気持ち良く目覚めることができた朝は爽やかですね。「今日、一日もまた頑張ろう」という心理になり、活動的になることができます。

質の良い睡眠に欠かせないものの一つに枕があります。自分に合った枕を使うと睡眠力がぐっとアップすることに気づく人も多いでしょう。ここでは、枕にこだわる人の特徴やその心理をご紹介します。

 

枕にこだわる人の心理・熟睡できない人の特徴

首筋の痛みをとりたいという心理

朝起きたら「首筋が痛い」と感じる人がいます。これは、合わない枕が起こす不快な症状の一つです。通常、頸椎と呼ばれる首の骨は7本の短い骨が重なって、前方にゆるやかなカーブを描いています。

そもそも、枕はこの生理的なカーブを休ませる役目があるため、合わない枕をしていると首の筋肉がこったり、張ったりしてしまいます。首筋に痛みを感じたり、寝違えることもあるでしょう。「首筋の違和感を感じる」「首筋の痛みをとりたい」といった心理から、枕をにこだわる人がいます。

 

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肩こりを治したいという心理

長時間同じ姿勢で作業する人や、デスクワークの仕事をしている人に多いのが肩こりです。血液の流れが滞り、肩のこりや張りが生じて、炎症を起こす人もいます。

首を支えている筋肉は肩の方にもつながっており、同じ神経が支配しているため、肩と首のダブルで痛みが現れることもあるでしょう。たくさん寝たのに、朝起きたとき肩こりがある人は、大抵高すぎる枕や不安定な枕を使っています。

「朝起きると肩が痛い」「ひどい肩こりを治したい」という心理から、枕にこだわるようになる人もいるでしょう。

 

 

頭痛を治したいという心理

「眠りが浅くて夜中に目が覚める」という人もいますね。熟睡できていないため、日中眠くなってしまいます。睡眠不足からくる頭痛に悩まされることもあるでしょう。不安定な枕や低すぎる枕を使っていませんか。

枕が不安定だと、頭部のおさまりが悪いため、首に負担がかかって眠りが浅くなってしまいます。また、低すぎる枕は頭が心臓よりも低くなるため、うっ血して熟睡しにくくなるでしょう。「何度も目が覚める」「頭痛を治したい」といった心理から、枕を変える人がいます。

 

 

腰痛を治したいという心理

「枕を変えると腰痛も改善された」というケースもあります。体のバランスを保っている背骨。通常、背骨は前方にカーブする頸椎や後方にカーブする胸椎、さらに前方にカーブする腰椎で体の重さを分散させています。

胸椎や頸椎に負担がかかる枕を使っている人は、腰椎にも影響を与えてしまうでしょう。頸椎に過度の緊張を与えてしまう枕は、大抵高すぎるものや低すぎるるものです。

「寝ている間に枕がはずれている…」「枕を無意識に手探りでさがしてしまう…」と不思議に思う人は要注意。頸椎が圧迫され、眠りが浅くなっている状態が考えられます。

 

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顔のむくみを治したいという心理

朝起きて鏡を見ると、目が腫れていたり、顔がむくんでいることがあるかもしれません。疲労がたまったり、暴飲暴食したときなどに起きやすいのですが、枕が関係していることも。顔のむくみがひどいときは、大抵、低すぎる枕や枕をはずして寝ているときです。

頭の位置が低すぎるため、頭部に血がのぼった状態になり、脳に血液がたまってむくみや腫れの原因になることがあるからです。特に、むくみだけでなく目覚めが悪いときは要注意。「顔のむくみが気になる」「目覚めが悪い」という心理から、枕が関係していることに気づく人もいます。

 

 

いびきを治したいという心理

家族から「昨日いびきがすごかったよ」「いびきで眠れなかったよ」と言われる人もいます。大抵、いびきがよく起こるのはお酒を飲みすぎたときや疲れがたまっているときなどです。

この場合、口から吸い込んだ空気によって、喉の奥の軟口蓋が振動して起こりますが、高すぎる枕がいびきを悪化させていることもあります。枕が高すぎると、頭部が前方に押し付けられ、気道が圧迫されて狭くなるため、いびきが起こりやすくなってしまいます。

「いびきで周囲に迷惑をかけている」「いびきを治したい」いった心理から、枕にこだわる人もいます。

 

 

手指のしびれを治したいという心理

老化によって体のさまざまな部位に変化が現れます。一般に、中年以降の人は首の筋肉が弱くなってしまいます。仕事やスポーツなど、若い頃から使いだめしている人も多いでしょう。頸椎が弱くなった状態で、柔らかすぎる枕を使うと、寝ている間に首をうまく固定できません。

頭部が深く沈み込み、頭と首が不安定なまま寝ることになります。特に、朝起きたときや日常で手指のしびれを感じる人は要注意。下方の頸椎(第5〜7頸椎)から出る神経が圧迫されると手指がしびれることがあります。

 

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まとめ

首は脳と体をつなぐ位置にあるため、頸椎は全身に広がってる自律神経や運動神経、知覚神経などが通っている場所です。合わない枕を使うと、まず影響を受けるのが自律神経。頸椎が圧迫されて不眠や肩こり、めまい頭痛などが起こるでしょう。

また、運動神経や知覚神経も影響を受けるため、腕から手、指までしびれを感じてしまうことも。枕は首を支えていると言われています。気持ちよく寝るためには首や頭にやさしい枕を使いましょう。