無視する職場の人（上司や同僚）の心理について。あなたは今の職場で、周りとコミュニケーションを十分にとれているでしょうか。中には、学生時代に経験するような「無視」をされている人もいるかもしれませんね。
なぜあなたのことを無視しているのか、無視する側の心理を覗いてみると、解決策が見えてくるかもしれません。無視してくる同僚や上司の心理とは一体、どんなものなのでしょうか。
会社で無視してくる同僚や上司の心理
仕事ができないことにイライラしている
まず考えられるのが、「仕事」に対してのイライラです。同じ失敗を何度も繰り返す、指示しないと仕事しない、暇があると遊んでいる、遅刻が多いなど、仕事で失敗が続いたり支障をきたしていることはないでしょうか。
新人と呼ばれるうちは、指導として教えられる立場にあるかもしれませんが、それなりに時間が経てば、「一人でやれるだろう」と仕事を任せられるようになる。
しかしそこで周りとは異なり、仕事ができない、支障を出すといった問題やトラブルを多く招く人であれば、徐々に同僚や上司からイライラされてしまいます。
中には「言っても無駄」「自分でやった方が早い」と感じている人もいるでしょうから、あなた自身意識すること、努力することが求められます。周りに迷惑をかけていないか、仕事がきちんとこなせているか、まず自分の仕事ぶりを振り返ることが大切です。
ライバル心からの嫉妬
仕事の内容によっては、同僚たちと競い合うといった状況もあるでしょう。
このような職場だと、自然と同僚たちは「ライバル」という認識をするようになるため、そこに嫉妬が混ざってくると、無視をするといった行動をとる人もいます。
負けている気がして無視する人、話をすることで情報が洩れると感じている人など、その思いには様々な心理があります。ただ、仕事でライバル心を持つということは、お互いにとってメリットとなることも多いです。
ライバル視することで、お互いに意識し合って刺激となり、競い合うことで成績が伸ばせるなど、良い環境作りとなっていることもあります。
無視されているという状況だけを見てしまえば、気になって悩みになるかもしれませんが、その関係性があるからこそ、今の自分があると感じることができれば、さらに仕事で成果を出せることも。
あなたの仕事に対してライバル視しているということは、それだけあなたを仕事上恐れているということ。悪い意味ではなく、そこには「すごい」「負けたくない」というあなたへの尊敬や憧れの思いが隠れていることも多いのです。
仕事とプライベートをしっかりと分けたい
相手があなたに限らず、不特定多数の人を相手に無視しているという状況なら、その人は「職場は仕事をするだけの場所」という考えを持っている可能性があります。
多くの人は、仕事を楽しくやりたい、良い環境の中で仕事をしたいという思いから、休憩中など雑談を交えることが多いでしょう。
しかし「仕事は仕事」と考える人にとっては、こうした雑談を「無駄」「不要」と考えます。
プライベートを知られたくない、自分の性格を知られたくない、仕事とプライベートをきっちりと分けたいと感じている人は、余計なことは一切話さない。
職場にいる時は、仕事モードのスイッチが入っているため、周りの人達とコミュニケーションをとることはまずしないでしょう。このような人の場合は、仮に職場で飲み会や旅行があっても参加しない傾向にあります。
もし交流を持とうとしない、職場以外での関わりがないという姿も見ることができたら、あなたに対して不快感持っていたり嫌っている訳ではなく、単に職場＝仕事をするところと割り切っている可能性が高いです。
言われた言葉に傷ついている
あなたが何気なく言った一言に、相手が傷ついているとしたら、無視されている状況だけを見る訳にもいきません。以前まで仲良く話していた、交流があったという過去があるのなら、そこに無視されるきっかけがあったはずです。
相手を否定したりバカにしたり、逆に無視するようなことがあったりと、対応が悪かったことはないでしょうか。
傷つきやすく根に持つタイプの相手であれば、時間が経過しても尚、心にその言葉が残っていることが考えられます。あなたが「そんなことで？」「そんな前の話？」と思うことであっても、感受性豊かな人は引きずることもあります。
考えられる原因やきっかけがある場合は、素直に謝罪したり弁解する必要があり、すぐにでも対処するべきと言えるでしょう。
まとめ
職場は毎日通う所であるため、そこに無視してくる人がいると、「行きたくない」とすら思ってしまうものですよね。ただ無視される場合、そこには原因があったり、相手の性格が関わっていたりと、解消できるヒントが必ず隠されています。
相手も毎日通う職場ですから、意味もなく仕事に行きたくない理由や原因を自らは作らないはず。それまでの関係性や周りへの接し方をよく観察し、相手が何を思って無視をしているかを探り、対処法を見つけていくと良いでしょう。
