ネイルセラピーの心理|綺麗な爪になる効果とは?

ネイルセラピーの心理と綺麗な爪になる効果について。ネイルセラピーは爪の手入れを正しく行うことで、手と足の美しさや健康を保ち、心と体を癒す効果があります。

また、ストレスからくる心身の不調を抱えている人がネイルセラピーでリラックスできたり、高齢者や体の不自由な人が心身の安らぎや癒しを実感できたという報告もあります。

 

ネイルセラピーの心理は?綺麗な爪になる効果とは?

健康になれるという心理

ネイルセラピーを行うときにまずすることは、手の指の皮膚の状態をみることです。爪は健康のバロメーターとも言われます。ケラチンと呼ばれるタンパク質でできている爪は、良質なタンパク質が必要です。

ただ、美しく丈夫な爪に育てるためには、ビタミンやミネラル、他のさまざまな栄養をバランス良くとることが重要です。タンパク質はもちろんですが、海藻類や野菜、きのこ類なども不足すると爪にトラブルが生じることがあります。

 

爪や指の皮膚の状態から「バランスの良い食事ができているか」「栄養補給がきちんとできているか」「どのような日常生活を送っているか」などが分かるのです。

健康で美しい爪になるために、適切なアドバイスを受けることができるため、健康を増進する効果があります。カウンセリングを行なってもらう時は、「体の健康のことまで分かるんだ…」「足りない栄養をとらないと…」といった心理になる人がいます。

 

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会話も楽しいという心理

ネイルセラピーを行う時、互いに向き合う姿勢になり、目を合わせることがあります。最初は慣れていないため、「落ち着かない」「緊張する」などの心理になりますが、ネイルセラピストの問いかけに答えるうちに、気分がほぐれて気持ちが和らぎます。

そのうち、ハンドマッサージやスキンシップなどの時は、リラックスでき、自然と会話が生まれるでしょう。特に、高齢者や体の不自由な方は仲間との交流やおしゃべりが少なくなるため、会話が弾み、昔話をするようになることもあります。

 

言葉がうまく出てこなくなった高齢者の方が、嬉しさを表現するために、顔をじっと見つめながら手をぎゅっと握ってくれたり、しっかり口を閉じて怒っているように見えた高齢者の方の重かった口元がほころんで自然と笑顔になることもあります。

会話が続き笑顔になり、施術が終わった頃には「またしてもらいたい」「自分できれない爪の手入れをしてもらって嬉しい」という心理になる人もいます。

 

 

気持ちが安らぐという心理

ネイルセラピーは両手を使ってスキンシップを行います。近年は親子の間でもスキンシップが減ってきていると言われています。特に、介護される人は優しく肩に触れられたり、手を触ってもらう機会が少なくなっています。

そのため、マッサージのスキンシップで「人に触られるのは苦手だ」「そんなに気持ち良いと思えない」といった心理の人もいます。ネイルセラピーは、「どのような方法でするのか」「どのような効果があるのか」など説明しながらマッサージしてくれることがあります。

 

そのうち、自然と気持ちも落ち着いて、和らぐことでしょう。特に、車椅子の高齢者の方などは冷えきった手をしていることが多いため、手がほかほかと温まり、赤みがさしてくるようになると「気持ちいい」「ありがたい」といった心理になる人もいます。

手のぬくもりやすべすべとした感触から「心地良い」「気持ちが安らぐ」といった心理になって癒される人もいます。

 

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介護予防になるという心理

ネイルセラピーは手や足の爪の形を整えるため、物をつかみやすくなったり、歩きやすくなります。歩くことは生活の中でも基本となる動作ですから、体の健康にもつながります。

特に、高齢者は足の爪が変形したり、肥厚することが多く、「歩くと痛むから…」「手の届くところに置いておこう」といった心理になります。すでに、歩くことが困難になっている人もおり、「なるべく歩きたくない」「外出するのはおっくうだ」という心理の人も少なくありません。

 

ネイルセラピーでハンドケアやフットケアを定期的に行うと、正しい爪の形になって、痛みが和らぎ、動きやすくなります。「前より痛くない」「あそこまで行けるかも…」といった心理になるでしょう。

動きのある生活をしていくうちに、手足の機能が増進します。少しずつ筋肉がついて、握力も強くなるため、介護予防になります。

 

 

アンチエイジングになるという心理

ネイルセラピーを行うと、爪は清潔になり、形がきれいになって、艶のある美しい状態になります。仕上がりを実際に見た人の多くは、「こんなに変わるの?」「自分の爪じゃないみたい」など気持ちが高揚し、嬉しくなります。

年齢による衰えはあきらめの気持ちを生じさせますが、何歳になっても「おしゃれを楽しみたい」「美しくいたい」という心理は誰にでもあるものです。特に、アンチエイジングの意識が高まっているため、「いつまでも健康で若さを保ちたい」と望む人も増えています。

高齢者の中にも「できるだけきちんとしていたい」という欲求を持っている人が少なくありません。ネイルセラピーで指先が美しくなることは、加齢による心の変化を止めるものとなるでしょう。生きる勇気や元気が出てきて、「まだまだ頑張ろう」という心理になります。

 

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まとめ

ネイルセラピーは視覚や聴覚、触覚などを直接刺激して、癒す効果があります。中には、施術中にアロマをたいて香りを楽しんだり、施術後にハーブティなどを出して気持ちを落ち着かせたりするなど、快適な環境作りをしているところもあります。ネイルセラピーを受ける人の気持ちに配慮したおもてなしが、いっそう心地良くしてくれます。