落ち着きのない人の心理|なぜおどおどしてるの?

落ち着きのない人の心理について。職場など多くの人が集まる場所には、様々なタイプの人がいます。堂々としている人もいれば、常におどおどとして落ち着きがなく見えてしまうタイプの人もいるでしょう。

慣れている場所なのにも関わらず、どうしておどおどとしてしまっているのか、その人の隠している思いに目を向けてみると、その行動も理解できるかもしれません。

 

おどおど落ち着きのない人の心理

否定されることが怖い

人から否定されるということは、誰でも気分良いものではありませんよね。

ただ、自分の生活や行動すべてが否定されるということ自体は少なく、そこに人が関わる問題が出てくることで、人から違う意見を出されてしまうことがあります。

 

おどおどしている人は、自分の考えや行動に自信を持てず、誰かから否定されることを恐れている可能性があります。

例えば「おはよう」と朝の当たり前の挨拶ですら、「誰かから声が小さいと言われてしまうのではないか」「聞こえないふりをして無視されるのではないか」と不安を抱きながら生活しているのです。

 

このような人に多く見られる原因は、幼少期に否定されてばかりいた、褒められることがなかったという環境が大きく関わっています。

自分のすることが全て否定されてしまうという恐怖感を抱きながら生活している人は、慣れ親しんだ場所だとしても、その不安や恐怖心を拭い去ることができず、おどおどとした態度に出てしまうのです。

 

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嫌われていると思い込んでいる

自身が周りに嫌われている、良く思われていない、仲間に入れていないと感じていると、おどおどした態度になってしまうこともあります。

もちろん、その人に原因があり、周りから煙たがられていたり嫌われていることもあるかもしれませんが、原因がないのに思い込みによるものであれば、一種の被害妄想が入っていると言えます。

 

チラっと見られただけなのに、「近寄るなと言っている気がする」と感じたり、近くで誰かが会話していると「自分の悪口を言っている」と思い込んでしまい、自分は嫌われている人間だと感じてしまうのです。

過去に、誰かにいじめられた経験がある場合などにこのような思い込みをしてしまうことがあります。

 

過去の経験がトラウマのようになり、割り切ることができず、いまだに「また同じことが繰り返される」と思い込んでしまうのです。
その人にとって、過去の出来事でも、心情的には今現在も続いている問題です。

トラウマを克服したり、周りとの強い信頼関係ができない限りは、このようなマイナスの思い込みは続いてしまうかもしれません。

 

 

バレたくない隠し事を持っている

おどおどしている様子が、挙動不審な態度に見えることもありますよね。

周りをチラチラと見張るように目線を送っていたり、人の会話を盗み聞きしている雰囲気があったりと、おどおどしている行動の中にも、しっかりとし企みが隠されている行動パターンもあります。

 

このような場合は、バレたくない隠し事を持っている可能性が高く、誰かに知られてしまうのではないかという心配から、おどおどした態度に出ていると言えるでしょう。

何か不正なことをしてしまった、あるいは秘密を周りに言いふらしてしまったなど、自分が悪いと自分で気付いていて、尚且つ「周りにこれを知られたくない」と思っていることで、おどおどした態度が目立つようになります。

その人の周辺で最近変わったことがあったり、問題が起きたという状況であれば、その人は何か隠し事をしている可能性があります。遠回しに聞いてみたり、その人の様子を観察することで、バレたくないと思っている隠し事を探ることができるかもしれません。

 

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自分に自信が持てない

おどおどしている人の大半は、自分自身に自信がありません。

「こうだと思う」という自分の考えは持っていながらも、それを表に出すことはせず、周りに合わせたり流される生活が多く見られるでしょう。

 

このような人は、自分がする行動に「これで合ってるのかな」という疑問や不安を持ってしまいます。

周りとずれていたらどうしよう、これで間違っていたらどうしようと、正解が分からない状態で前に進むことに不安を感じてしまうのです。

 

そのため、人から「これやって」「ここに行って」と指示されると安心することが多く、どれをどのように進めばいいのかをサポートしてもらうことで不安を少なくできます。

人から指示されないと動けない、言われたことしかしないというタイプの人には、このように正解が分からない上に、自分の行動に自信が持てないということが原因で、おどおどした態度になってしまう人もいるのです。

 

 

まとめ

おどおどした態度を繰り返す人を見て、人によってはイライラしてしまうこともありますよね。優柔不断に見えたり、芯がないように見えたりと、おどおどした態度は周りにも少なからず影響を与えてしまいます。

特に自信のなさからくるこのような態度は、行動だけではなく、声が小さくなったりネガティブ思考になったりと、行動以外でも特徴が見られます。

周りから変に距離を取られないよう、声を大きくしてみる、前向きに考えてみるなど、できることから変えていく努力をしてみると良いでしょう。

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