節約上手な暮らし方ができる人の心理的特徴とは?

節約上手な暮らし方ができる人の心理的特徴について。ついつい物を買ってしまう人にとって、節約上手な人は羨ましいものです。でも、いざ自分で節約しようとしても我慢をしているようでストレスが溜まる一方。では、ストレスなく貯蓄を増やしている人はどのような心理を持っているのでしょうか。真似できるところがあればお金が貯まるかもしれません。

 

節約上手な暮らし方ができる人の心理的特徴

心配性

貯蓄が自然とできる人の特徴の一つに、心配性であることがあげられます。お金は生活する上であって困ることはないので貯めておけばそれなりに安心して生活は送れます。しかし、貯金が得意な人はもっと先のことまで考え、老後にかかる費用なども計算済みであることが多いです。

そのためにはかなりのお金がかかりますから、当然将来のためにお金は必要だという判断になります。心配性だと、「もし悪いことが起こったらどうしよう」と考えるのがネガティブ要素だと思われていますが、本当にそうなった時の構えができるのはメリットです。

だから将来の自分や家族のために貯蓄することは良いことであり得だと思え、その心理が他人に言われたわけではなく自分の中から自然発生しているから苦も無く貯金ができるのです。心配性である人で金遣いが荒いというのは矛盾しているので珍しいタイプだと言えるでしょう。

 

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お金が貯まることがステータス

自分の価値を自分で付ける時、どの面を見るかで人間性がわかってきます。それを貯蓄額ではかるタイプの人は貯金に向いている性格です。お金を使うことが楽しいというよりは、どれだけ口座に貯まったかをチェックするのが楽しいと感じます。

だから買い物をすること自体いけないことをしているようにさえ思う人もいますが、ここまでくると精神的につらいので病院で治療を受ける人もいます。貯蓄額は数字ではっきりわかるので、ステータスが数値化されわかりやすいというのもお金にこだわる人が好む特徴です。

漠然と「愛嬌がある」とか「スポーツが得意」と自分を評価することもできますが、それだと数値化ができません。愛嬌がどれだけ上がったかどうかは他人の判断によって変わってきますが、お金なら貯まれば貯まるほどステータスが確実に上がったと感じられるので、嫌と思わずむしろ積極的に貯金ができます。

 

 

稼げない劣等感がある

貯蓄が上手い人は稼ぎが多いというイメージがあるかもしれませんが、実はその逆です。稼ぎがないからこそ、もとからないお金をどうねん出するかを考えるのに長けているのです。

他の人より稼げていないことに劣等感を持つ人は多く、稼ぎが少ないなら節約で平均貯蓄額を超えてやるという心理が出てきます。劣等感をカバーし、自分を自分で卑下しないためにとる無意識の対策とも言えます。

 

貯蓄していくことで劣等感がなくなっていくのであれば、それはストレスとは真逆の快感に変わります。自分を肯定してあげられる要素が貯金という形でできたために、より節約上手になっていきます。

自分のためなら人は積極性が出てくるので、欲しいものを我慢して安いものにしたりすることもそこまで苦ではありません。見返りが期待できない他人に尽くすのではなく、自分が一番知っている自分に奉仕するのだから自分磨きにもなります。

 

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人より出費が多いと貯金の義務感が生まれる

入ってくるお金が少ない人が節約上手と書きましたが、出ていくお金が多い人もまた節約上手です。例えば、通院しているなどの理由で節約をしようにもできない部分が人より多く、薬代がかかる場合はより節約しなければという気持ちが働きます。

月に5000円の薬代が出るなら、それを他で補っていかなくてはという義務感に近いものが生まれます。収入が多いならそもそも節約などしなくても生活に余裕が持てるので、節約上手なのはこのように削れない出費が多い人です。

他にも、目が悪くて眼鏡にしていたけど、仕事柄コンタクトレンズの方が良いからと毎月そのコンタクトレンズ代を払っていたり、子どもが5人いて毎月の食費が他の家よりかなり高くつくというような場合があります。

 

 

ギャンブルを嫌う

貯金をとは、一気にガバッとできるものではありません。地道にコツコツ少額ずつできていくものなので、一攫千金を狙うギャンブラー的な発想はしない人が多いです。細々とでも一つのことを長い間続けられる人が節約上手に向いており、性格上そのような作業について苦を感じません。

塵も積もれば山となることを身をもって実感できてくるとますます貯金しようという意欲が高まり、その経験を得てより効率的な貯金方法を実践できます。

 

全体的に見たら多くの時間がかかっても少量しか節約できないと思っても、それをやらなければ結局は成果は0になることを意識できます。そんな地道な努力を続けるくらいなら外に出て稼いだ方が良いと考える人もいますが、多くの節約上手はその時間がありません。

隙間時間にコツコツと続けることで貯金が多くなっていくので、まとまった時間を使わずともできる方法を熟知しています。その人に合ったストレスを感じない方法があるので、それを自分で探しながら獲得した方法を貫き通すことができます。

 

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まとめ

節約上手な人は性格によるところが大きく出ます。心配性であったり、お金を持っていないことに違和感を感じたり。小さいころに実家で貧乏で苦労したという環境による場合ももちろんあるでしょうけれど、そのような経験がない場合は真似ができません。

自然と湧き出る心理を真似することも難しいのですが、そういう考え方もあったかと知ることで自分が変わるきっかけができるかもしれません。知らなった考え方や気持ちの動き方に触れると、それが自分の心も動かしてくれます。

 

それでもなかなか貯金ができないという人は今の生活に金銭的困難を感じておらず、比較的満足した生活を送っているという証拠です。追い込まれなければ貯金ができそうもない人もいますから、これらの心理は参考程度になるでしょう。

貯金ができないのであれば、自己分析をしてみて自分にはどんな心理が湧き出ているのかを追求してみるのも問題解決の糸口になります。あって損はないお金、安心できる程度には用意しておきたいですね。