好きな人を嫌いになる理由とは?

「あんなにも好きだったのに今では嫌い」「好きだから付き合ったのに嫌いになってしまった」という経験はありませんか?好きな人を嫌いになってしまうことは、そう珍しいものではなく、相手にひどいことをされたからという理由以外でも嫌いになることがあるのです。

なぜ好きな人を嫌いになってしまうのか、その理由を一緒に見ていきましょう。

 

好きな人を嫌いになる理由

相手を見過ぎてしまったから

好きな人ができると、その人しか見えなくなってしまう時期があるでしょう。何をしていても好きな人のことを考え、その人が視界にいると常に追ってしまうほど恋している時、あなたは相手を見過ぎてしまっている可能性があり、嫌いになる材料を自ら見つけてしまっているのかもしれません。

相手を見過ぎることで、知らなくても良い情報や行動まで見てしまい、その欠点に気付いてしまうのです。好きな人ができると、多くの人はその人に対してのイメージを持ちます。

 

「きっとこういう人だ」というイメージを持っている中で恋をしているため、それに反することがあったり見えてしまうと、徐々に気持ちが冷めて来てしまいます。

見過ぎることで、その冷める言動が多く見られてしまえば、当然好きな気持ちは消えてしまい、嫌いになってしまうこともあるのです。相手を見過ぎることは、相手の欠点を見つけてしまうことにも繋がることを覚えておきましょう。

 

スポンサーリンク

 

振り回されて疲れてしまったから

「好きな人のためならなんでもできる」と、恋に夢中の状態であれば皆思うかもしれませんね。どんなに辛いことがあっても耐えられると思ったり、相手が望むならなんだってしてあげられると思えるのは、そこに辛く思う以上に幸せや喜びを感じるからです。

ただし好きな気持ちがピークに達している状態は、そう長く続くものではなく、次第に熱が冷めたりそこまでの気持ちがなくなったりと、好きの温度が変わってきます。

 

温度が変わってきた時初めて、「こんなにもしているのに」とか「あんなに我慢したのに」と気付き、不満を持つようになります。好きな気持ちがピークだった時に、相手に疲れるほどにすごく振り回されたという過去があると、好きから嫌いに180度変わることがあります。

好きでいた自分に「なんであんなことまでしたんだろう」と思うようになったり、「どうして自分がそこまでしなきゃないの」と不満を抱くようになり、それが好きな気持ちを上回った時に、不快感を抱くようになるのです。

片思いしている状態の時、相手に疲れるほど振り回されて疲れてしまうと、我に返った時に不快に思うことがあります。当然不快に思う相手に対しては嫌いな感情が芽生え始め、好きだった人を嫌いになってしまうということが出てくるのです。

 

 

恋に恋しているだけだったから

あなたが夢中になっているのが、相手の「人」じゃなくて、恋をしている「自分」という場合、相手を嫌いになることは当然あります。相手を好きなのではなく、恋している自分が好きなため、そもそも相手のことを好きではなかったと言えます。

例えばよくあるのが、「あの人かっこいいよね」「あの人すごいモテるんだよ」と周りから言われている人と自分が仲良くなってくると、「モテる人と仲良くなれてる」という嬉しさが「好き」だと勘違いしてしまうことがあります。

 

仲良くなるにつれて好きだと勘違いするものの、自分のタイプと異なったり、周りがその人に冷めてくると自分も冷めて来てしまうのです。恋に恋しているだけのために、好きだった人を嫌いになるということは意外と多く、元々好きな感情が生まれてなかったと言えます。

ドキドキしたり、スリルな状況を味わうことに楽しみや充実感を見出しているだけであり、相手が誰であっても同じなのです。

 

スポンサーリンク

 

気遣いや遠慮がなくなったから

好きな人と付き合えたりすると、仲は一気に良くなっていきますよね。距離が縮まり相手のことも深く知れ、二人の関係は一番良い時を迎えます。ただ、この時期が長く続いていくと、次第にその状況に慣れてしまい、相手の存在が当たり前に感じて来るでしょう。

すると、お互いに気遣いや遠慮がなくなり、本音が飛び交ったり、相手のことを考えない言動が増えてしまい、前の姿とは違うように見えてしまうことがあります。

 

本来、気を遣わない関係、遠慮しない関係は、自分の素を出せるという観点から居心地良く思えるものですが、相手がそれまで自分を演じて無理している姿だったとしたら、豹変したように思えることもあります。

「前はこうじゃなかった」「だんだん違う人のようになってきた」と感じることで違和感を抱き、相手を嫌いになってしまうというケースも珍しいことではありません。

 

気遣いや遠慮があるうちは、相手に嫌われたくない一心で必死で自分を作ろうとします。しかしある時期を境に、こうした気遣いなどは見られなくなっていき、素を出すようになり本性が見えてきます。

その相手の姿が、自分の思っていた性格じゃなかったり、今までとは真逆のタイプであると分かった時、好きから嫌いになってしまうこともあるのです。長く付き合ってきたのに嫌いになってしまうという場合は、こうした理由から相手を嫌いになってしまったのかもしれませんね。

 

 

見返りがないから

特に片思いの恋だと、相手に見返りを求めても返ってきませんよね。どれだけ好きでいても、どれだけ相手のことを優先して考えても、それに見合った見返りが返ってきません。

初めのうちはそれでも構わないと思えるかもしれませんが、人は必ず欲が出てくるもの。「こうしたんだからこうしてほしい」と相手にも見返りを求めるようになるため、返ってこないことに不満に思うようになります。

 

ただ笑ってくれるだけでいい、ただ接点を持てるだけでいいと感じていた頃とは違い、「これだけしてるのに何もしてくれない」と気付くと、もう好きでいることに意味を感じなくなってしまうのです。

見返りがないと不満に思ってしまう、見返りがないと無駄に思ってしまうことが理由で、次第に相手を嫌いになってしまうことも。尽くし過ぎたり相手のことを考えすぎたりする行動は、後に見返りを相手に求めてしまう行動に繋がるため、ほどほどにしておいた方が良いとも言えるでしょう。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

好きだったはずの相手を嫌いになるということは、そこにきっかけや原因があると考えるでしょう。何か嫌がらせを受けた、失礼なことを言われたなど、きっかけや原因が目に見えて分かるものであれば、嫌いになるのも納得できるかもしれません。

しかし何もされていないのに嫌いになった、いつの間にか嫌いになっていたという人は少なくなく、自身でもなぜ嫌いになったのか分からずにいる人も多いでしょう。

ここで紹介したように、こうした理由で嫌いになることもあります。せっかく好きになった人を嫌いにならないためにも、向き合い方や考え方で回避できるものは回避していきましょう。