好きなのに話しかけられない、むしろその人を避けてしまうという人は少なくありません。近付きたい、付き合いたいと心では思っているのに、思いと行動にギャップがあるという人は、自分に隠されている他の思いに注目してみるべきです。
好きなのに避けてしまう理由を知り、それを克服した上で、好きな人への努力を積み重ねてみましょう。
好きな人に避けられてしまう隠れた自分の心理
悪い面を見られたくない
好きな人には、自分のことも当然好きになってもらいたいものですよね。だから、自分の嫌な面、マイナスとなる面を見られることに、どうしても不安を感じてしまいます。
好きな人に近付きたいと思っても、近付けば近付くほど自分のことを深く知られてしまうこととなり、悪い面をも見られてしまうことに抵抗があるのでしょう。
例えば優柔不断、緊張して赤面する、言葉に詰まって会話ができないなど、一見見た目では全く分からないことが、関わりを持つことで好きな人に知られてしまうことになります。
それが自分で「欠点」と思っているために、好きな人との距離を近付けることができないのでしょう。
好きな人のために欠点を隠すということは、とても自然なこと。好きな人に嫌われたくない、悪く思われたくないと思うことは自然なことです。
しかし、いつまでも避けて逃げてばかりいれば、好きな人に近付くこともできなければ、自分の欠点を改善出来ないままになります。近付くために、今は一歩前進して、自分が悪いと思っている面を改善する努力が必要です。
少しでも改善されれば、それが自分の自信となり、近付く勇気が持てるようになるでしょう。
周りに知られたくない
好きな思いを隠していたいという理由の中に、「周りにばれたくない」「冷やかされたくない」というものもあります。冷やかされることで好きな人にばれてしまう可能性があったり、好きな人から距離を置かれてしまうこともあるでしょう。
自分が積極的になれば、それだけ周りは「あの人のこと好きなんじゃないかな」と探られるようになり、自分で思いを伝える前に、その恋が終わってしまうことだってあります。
周りに自分の気持ちを知られたくないと思う人は、周りに人がいる状態だとどうしても好きな人を避けてしまうのです。避けずに距離を縮めるためには、二人になる空間が作れるよう、関係をもっと密にすること。
例えば連絡先を個人的に聞き出したり、好きな人が一人でいる時は自分から話しかけたりなど、人目を避けながらも積極的な行動が求められるでしょう。
強がり・素直になれない
普段から強がりな人や、自分の気持ちに素直になれない人は、好きな気持ちとは裏腹に、真逆の行動に出てしまうこともあるでしょう。本当は笑顔で接したいのに、「あなたになんて興味ない」というフリをしてそっけない態度をとってしまう。
素直になることが怖い、あるいは立場的に弱いと思われたくないという思いが邪魔をして、好きなのに避けてしまう行動に出ます。これは損な性格であり、恋が実りにくいタイプの行動です。
好きな人がまだ自分のことを好きにはなっていないとしたら、あなたに関心や興味を持ってもらう必要がありますよね。そこで「タイプじゃない」「好きじゃない」という態度を見せていたら、相手は「嫌われている」と勘違いしてしまうことも多いのです。
好きになってもらうどころか、逆に引かれてしまったり避けられてしまうようになり、その恋は一向に進展しません。
お互いに「好き」と分かり合っている状態なら強がりな性格も可愛く思えるものですが、お互いにどう思っているか分からない状況や関係の場合は、マイナスでしかありません。
素直になれないとしても、せめて真逆の態度や言葉を発しないようにだけ注意が必要でしょう。
自分を守るために
積極的になればなっただけ、傷ついてしまう場面も多くなります。例えば「好きなタイプは？」と聞いて、自分とは全く異なるタイプを言われてしまえば、「自分には脈がないのか」と傷つくことになりますよね。
関われば関わるほど自分が傷つく、知らなくても良いことまで知ってしまうと恐れていることで、好きなのに避けてしまうこともあるのです。
要は相手を思う気持ち以上に、自分を守りたい、自分が可愛いという思いが強く、まだ傷つく覚悟や進展したい強い思いは育っていないのです。
こうした思いが小さくなり、「どうしてもあの人と一緒になりたい」と思える時が来たら、きっとあなたはそうはしていられないはず。まだ自分を思いやる余裕があるからこそ、避けてしまうという行動に出てしまうのです。
まとめ
好きだけど避けてしまう。幼いときのようには行かず、大人になれば素直になることに少なからず恐怖を感じますよね。でもいつも恋すると避けてしまうという場合は、違う問題や思いが隠されていることが考えられます。
好きな人を避けないためにも、まずはその隠されている思いを解消してあげることが先決となるでしょう。
