いまだにTwitterをやっている人の心理的特徴とは?

いまだにTwitterを使っている人の心理について。テレビやネットからではなく、今はツイッターから情報を得る社会になってきました。公式サイトからの情報ももらえますし、個人が発信すること、芸能人が感じたことなど、自分の好きな人だけをフォローして好きな情報をかき集めることができます。

そして自らがツイッターをするとなると、リアルな日常とは違った心理で書き込みをすることになります。どうしてリアルとツイッターでは発信する時に内容が変わっていくのでしょうか。

 

いまだにTwitterを使っている人の心理的特徴

正しさを追求しようとする

リアルでは、誰しもちょっとした陰口や悪口を言い合ってコミュニケーションをとるようなことはあります。愚痴を全く言わずに生活できるでしょうか。ところが、ツイッターとなると人はたとえ有名人でなくても気を遣うようになります。

何故なら、一度発信したものが広がると取り返しのつかないことになり、それが自分の死後もずっと残っていくからです。ここまで考えなくても、発信内容は人から攻撃されないようなものとなります。

 

ただちょっと愚痴を言っただけなのに、知らない人から揚げ足をとられるのはツイッターのデメリットでしょう。だからそうならなうように、誰から見ても攻撃をさせる隙のないような正しいコメントを考えがちになります。

そうすれば、揚げ足をとられることなく皆から支持してもらえるからです。ほとんどの人は攻撃されることで深く傷つきますし、それが原因で深刻な精神状態に陥ってしまう人もいます。

 

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だから自分を守るためにも安全安心なツイートをし、正しいことしか言えなくなっていきます。本当はもっと黒い感情を持っていたり、それを言いたいとなってしまっても飲みこみます。

ネットの中で本音をさらけ出せるのは他人からの攻撃が怖くない人か、他人を中傷して楽しむ快楽主義者です。それ以外の人は、何をしても一定数から批判をもらうことを知っているので、それを避けて正しさの追求を開始する傾向があります。

もし批判されてもこう返せば大丈夫と、一本筋の通った大変論理的、合理的なコメントが多くなります。

 

 

自分の城を作る

愚痴を言っても誰からも批判が来ないようにする方法がツイッターにはあります。これはリアルでも一緒なのですが、自分と意見が合いそうな仲間を作ることです。それ以外の人は徹底的に排除し、自分のアカウントを相手が見られないように設定します。

仲が良かったとしても、気に入らない相手のアカウントは自分から設定しなおさない限りずっと断絶できるのがツイッターです。つまり、そこは自分にとってリアルとは違い自分の敵となる人がいない場所、自分の城となり、とても居心地が良くなります。

 

意見が似通った人を集めているので、多少正しさの追求を怠っても大丈夫だという安心感が生まれます。攻撃されても仲間がいるから、その人たちが慰めてくれたり助けてくれるのです。たとえそれに賛同しない仲間がいたとしても批判してくることはなく、今後の関係を考えてスルーしてくれます。

都合の良い場所作りにはもってこいで、類は友を呼ぶということわざが如実に表れる結果となります。ツイッターは自分という存在を認めてもらえるよう、ツイッターを使っている人全員に自分のアカウントを見せる場合もありますが、一定数の仲間が集まったらそこで門を閉じ、自分だけの城を完成させることを好む人もいます。

有名になりたい願望がある場合は前者の使い方をするので批判を受けそうなことは回避しようとする気持ちがより強いです。

 

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相手に求められるものを意識する

どんなことをどのように書いても、それは相手の自由です。しかし時として、自分が言いたいことが上手く言えない場合もツイッターならではです。そういうことかというと、例えばイラストがとても上手な人がツイッターにその絵をツイートしているとしましょう。

そうすると、他人はその人の日常ツイートよりも、イラスト目当ての人が増えます。イラストで有名になったなら余計にそうですね。本人としては今まで通り自分の思ったこともツイートするアカウントにしたいのに、他人から求められるのはイラストであることをフォロワーの数の上下から知ります。

 

すると、自分が描きたい絵よりも、他人受けする絵を描いた方が良いのではないかと意識してしまい、なんともツイッター向けの投稿が出来上がります。意識していないと自分が本当に描きたいものが描けなくなるという人は多く、突然有名になってしまった人にこの傾向が強いです。

期待されていることに応えないといけないという意識が働いてしまう一方で、自分のしたいようにしたいという意識もあり、両方が戦うこととなります。中にはこんな話もあります。

 

ハムスターの写真を載せるためのツイッターアカウントを作った人がいて、そのフォロワーは皆その可愛らしい写真を楽しみにしていました。これが期待されるツイートですよね。

ところが、ある日その人は他のSNSで来た心ないコメントをよく思わず、そのことをハムスター専用アカウントでつぶやいたのです。これは本人が書きたかった方のツイートですね。すると、大変食いつきが悪く中にはそんなツイートは見たくなかったというコメントもあったのだとか。

自分がしたいようにすることで批判を買うのであれば、当然守りの体制に入り期待に応える方を選ぶ人の方が多くなります。だから今、アカウントは複数持っている人が多いのです。

 

 

まとめ

ツイッターは本来何かちょっとしたことをつぶやく場として提供されたものですが、やはり相手が見えないという特殊性からリアルとは違った言葉を選ぶようになります。もう今となってはこれを特殊なんて呼ぶことも古いのでしょうけど。

ツイッターには暗黙のルールがあるので、それに従っていかなければならないことを考えたり、知らない人から批判されることを考えると息苦しさを感じるのはデメリットです。

しかし、メリットなのは自分の城が作れば、思ったことをきちんと言える気持ちの良い場所にもなるということです。個人が情報を発信できる立場に立てるのも魅力的ですが、他人の求めるものをずっと意識し続けるならアカウント変更をする方が良いでしょう。

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