浴衣のおすすめの選び方と着こなし方

夏になれば、花火大会や夏祭りなど浴衣で出かけるには最高のイベントが目白押しです!でも、普段来ている服と違って浴衣で出かけるのって、着崩れや下駄による靴擦れなど、色々心配だし、そもそもどんな柄の浴衣を選べばいいかわかりにくいです。

ここでは、そんな浴衣を思う存分楽しめるように、浴衣の選び方のポイントや着付ける時のポイント、下駄を履く時のポイントなどを紹介します。

 

自分に似合う浴衣のおすすめの選び方

浴衣には、大きな柄が入ったものや、小ぶりの柄が散りばめられたもの、縦縞の柄のものなど、様々な柄の色とりどりの浴衣があります。

その中から、自分に合った浴衣を選ぶのは、一苦労。ここでは、体型カバーするのにお勧めの浴衣選びを紹介します。

 

背が高い大柄な女性に似合う浴衣

背が高く、大柄な女性の場合は、大きい柄の浴衣を着ると着丈がある分、柄が見える面積が大きいので、その柄が生かされてとても映えること間違いなしです。

大きな柄が全体的に入っている浴衣は、気になる背の高さをカバーしてくれまが、全体的に柄が入っていても、その柄が小ぶりだとメリハリがなくなり、気になる体型がかえってて目立つので、小柄や無地のデザインのものは避けるようにしましょう。

 

帯は、帯の下の方に柄があるものを選んだり、無地の帯でも、ほんの少し下の位置で結ぶことで、視線が下がるため、バランスよく見せる効果があります。

ただし、帯を下げすぎるとだらしなくなってしまうので、下げ過ぎには注意しましょう。

 

 

背が低い女性に似合う浴衣

背が低い女性が、大きい柄のデザインの物を選んでしまうと、浴衣を着た時に柄が詰まって見えるので、小柄の模様の浴衣を選ぶのがポイントです。

ただし、あまりに柄が細々としたデザインだと、逆に無地に見えて地味な印象になってしまう可能性があるので、浴衣を試着した時は、必ず数メートル離れたところから鏡を確認し、柄が見えているか確認しましょう。

 

また、柄が縦ラインで入っているデザインの浴衣は、その柄によって、縦長効果を作り出すため、バランスよく見せることが出来ます。

帯は、少し上のあたりで結んだり、裏表で帯の色が違うデザインのものは、帯を巻く時に折り返して模様をつけることで、見る人の視線を上に持っていくことで、バランス良く見せることが出来ます。

 

 

痩せ型の女性に似合う浴衣

痩せ型の女性は、浴衣が似合う体型なのですが、反面少し寂しい印象を与えてしまうこともあります。

そんな場合は、全体に柄が入ったデザインの浴衣を選ぶと、華やかな印象を与えることが出来ます。また、大ぶりで華やかな色を使った柄のデザインの浴衣や絞り柄の浴衣は、ボリュームが出るので、寂しい印象を取り払ってくれるでしょう。

帯に関しては、本来子どもや男性に使う兵児帯を使ったり、柄の入った帯を選んだりする事で、胴回りの薄さがカバーされるため、華やかな印象になります。

 

 

ぽっちゃり体型の女性に似合う浴衣

浴衣全体に柄が入っているデザインの浴衣を選ぶと、余計にボリュームが出て見えるので、縦ラインに柄が入っているデザインやダークカラーの浴衣を選ぶと、縦長効果と引き締め効果でスッキリとした印象を与えることが出来ます。

ただし、紺色の浴衣は、引き締め効果がありますが、そのデザインによっては、相撲取りをイメージさせてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

 

帯も引き締め効果の高いダークカラーを選ぶと、スッキリした印象になりますが、思い切って反対色の帯を選び、アクセントにするという手もあります。

帯の結び方を小さくすると、逆に胴回りを強調してしまうので、結び方を大きくして、視線を帯に持っていくように工夫することで、スッキリとした印象を与えることが出来ます。

 

 

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【浴衣着こなし】きれいに着るポイントは?

専門店などで着付けて貰う場合は、おまかせしておいて大丈夫だと思いますが、自分で着付ける場合は、どこにポイントを置いて着付けをしたら良いのでしょうか?

 

おはしょりの長さは5㌢がベスト

おはしょりというのは、帯の下からちらりと見える部分のことです。

着丈に合わせた時に余った布を折り上げて出来た部分の事で、その上から帯を巻くことで、帯の下からそのおはしょりが見える状態になるのですが、このおはしょりが帯の下から見える長さが、5㌢から長くても8㌢くらいだと、丁度良いバランスになります。

 

 

くびれは作らない

キュッと引き締まったウエストのくびれを持つ人を見ると、憧れてしまいますが、そのくびれも、浴衣を着る場合には、NGです。

和装の場合は、寸胴の体型が1番着映えするので、引き締まったくびれがある人は、肌着や襦袢の上からタオルなどを巻き、その上から腰ひもで調節しましょう。

 

 

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襟の合わせの位置に気をつけて

和服を着る上で、襟周りは重要なポイントの一つとなります。襟元は、年配の人は、襟の合わせが下がり気味でも大丈夫ですが、若い人は左右の鎖骨の丁度始まりの、喉の窪みが隠れるか隠れないか辺りで合わせましょう。

また、合わせが喉の窪みより上になると、苦しそうに見えるので気をつけましょう。

後ろ襟は、握りこぶし1つ分ほど開けるのがポイントです。背中部分のおはしょりを後ろに引っ張って開けましょう。ただし、この時合わせた襟が崩れないように気をつけてください。

 

 

裾の長さはくるぶし

和装の場合、大抵はくるぶしが隠れるくらいで、丈を合わせますが、浴衣は夏に着るものなので、浴衣に限っては、くるぶしが少し見えるくらい短い丈で合わせても大丈夫です。

ただ、下駄の高さや浴衣を着た時の全体のバランスによって、似合う裾の長さも変わってくるので、全体のバランスを見て裾を合わせると良いでしょう。

ゆかたを着付ける時は、右側の裾(下前)を左側の裾(上前)より3㌢程上に上げて着付けると、裾がすぼまり痩せて見える効果があります。

 

 

下駄を楽に履く方法は?

下駄を選ぶ時は、鼻緒の太いタイプのものを選びましょう。太い鼻緒は、足の指の間に触れる面積が広くなるので、擦れていたくなってしまう可能性を軽減出来ます。

下駄を履く前には、先に鼻緒を押しつぶして柔らかくしたり、鼻緒のかかと側の部分(指の間に触れない側の付け根)を指で左右へ広げることで、緩めることが出来るので、自分の足に合うように調節したりしておきましょう。

また、足の指に石鹸やベビーパウダーなどを塗ったり、絆創膏を張ったりしておくことで、鼻緒との摩擦を軽減してくれます。

 

 

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着崩れた時の対処法は?

着崩れを起こしやすいのは、襟元、背中、裾、お尻です。襟元が着崩れしていると、背中も崩れている場合が多く、見えにくいお尻の着崩れを確認するには、裾を見ることで確認できます。

襟元が着崩れした場合は、おはしょりを下に引っ張り、左脇の穴から手を入れて右の襟につながっている部分を、左下方向に引っ張って帯の中に押し込みます。そうした上で、もう一度帯の下のおはしょりを下に引っ張って胸元の緩みを直してください。

 

おはしょりを引っ張りすぎると、後ろの抜き襟が広く開いてしまうことが多いので、襟元を直した後は、背中部分のおはしょりを下方向に引っ張って、握りこぶし1つ分ほどの抜き襟を作り直しましょう。

お尻の着崩れの場合は、背中側のおはしょりをめくり上げ、緩んだ浴衣の生地を着付けの時に巻いた二本の紐の上まで引っ張って持ち上げます。緩んだ生地を持ち上げることが出来たら、背中のおはしょりを整えましょう。

 

裾の場合は、お尻の直し方と似ています。ただ、裾の着崩れを治す時は、前側のおはしょりをめくり上げ、緩んだ生地を紐の上への持ち上げた後、おはしょりを整えてください。

ただし、着崩れの原因が、紐の緩みだった場合は、何度直してもすぐ着崩れる可能性があるので、一度紐を締め直すと良いかもしれません。

 

 

 

 

いかがでしたか?浴衣を着るのってなんだか難しそうに思いますが、コツとポイントさえつかめば、それほど難しいものではありません。

今年の夏は、自分で着付けをし、しっとりとした浴衣美人を目指してみてはいかがですか?