ストーカー犯罪者の心理|なりやすい人の特徴は?

追いかける快感と、人間的本能とストーカー心理、なりやすい人の特徴について述べたいと思います。

 

ストーカー犯罪者の心理

人間の基本的欲望は食欲、性欲、睡眠欲といった3大欲といわれています。この基本的欲求を満たすために、人間はかつて狩猟を行いました。動物を追いかけて、追い詰めてそれを食べてきました。

さらに、集団化することによって、より大きな獲物を得たでしょう。現在では、家畜を飼育し、農業を営み、便利な道具を作り出し、それを仕事として人間同士が助け合っていく社会が構築されています。

 

それでは、追いかけて食べようとするDNAは完全に失われてしまったのでしょうか?DNAは受け継がれます。生きるために、得た能力はしっかりと遺伝しているのです。

追いかけ、追い詰めて、困らせれば困らせるほど、執拗にストーカーはエスカレートしていきます。それは、人間がかつて狩猟民族であったDNAを抑圧し、農耕民族となったときからはじまりました。

それが、基本的ストーカーの心理なのです。

 

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スポーツによるストーカー犯罪の制御

野球などを見ていると、ボールを投げる、バットで打つというチーム別で競い合うスポーツですが、これを言い換えると、正確にコントロールされた槍を動物めがけて投げる。それをバットで打ち返す。

攻撃と防御という関係がしっかりと成り立っています。投げる方がこの場合は攻撃になりますが、バットでたたいて獲物を得るということも考えられます。この野球という、見ているものを魅了し、感動すら覚えるスポーツを人は愛しています。

 

それは狩猟民族だった頃の記憶とともに、チーム別で競い合うという快楽に対して涙をしているのです。槍で刺し、こん棒で殴り、チームに分かれて獲物を取りに行く。優秀なチームは食べ物にありつける。ということです。

抑圧するのではなくスポーツとして昇華することによって、ストーカー行動心理はある程度制御することができます。

 

 

スポーツや仕事等で人との関わりが少ない人

スポーツや勝ち負けを争うのは、頭の良い人間がすることではないとお考えの方は大勢いらっしゃると思います。

しかし、ストーカー犯罪を行うタイプの人は大概、人前では争わず、立派な人間を演じようとし、自らの欲求を完全に抑えてしまい、両親や友人にさえ本当の姿を見せようとしない人に多く見られるのです。

 

抑圧されたその本能的欲求は、集団いじめや、メール、電話、人の跡をつけるといった行為に及んでしまいます。

その心理は、自身の欲望を素直に満たしていないということに対して優越感を抱くことにはじまります。我慢したり、勉強をしたり、努力したりすることを素晴らしいと考えています。

 

それに比べて周りの人たちはなんて欲望に浸っている、馬鹿な人だろうと考えると自己中心的なものの考えになってしまいます。

直になれないことが「賢い」という心理が動き始めると、どんどん人はずる賢くなり、ストーカーなどは、特定の恋愛感情が無い限り犯罪として取り扱いにくいところに目をつけ、遊び半分でメールや、無言電話、自宅を見張っていたり、人の後をつけたりします。

そして、人を心理的に追い込み、怖がれば怖がるほどエスカレートしていき、殺人を犯すまでにエスカレートしていきます。

 

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ストーカー本人は自らをストーカーと認識していない

ストーカーは、ずる賢い考えの人が、行為に至ると述べましたが、いったんストーカー行為を始めると不思議なことに、ストーカー自身がおこなっいる嫌がらせ行為をストーカー行為だと認識できなくなります。

昼夜構わず、メールを送るなどの行為を嫌がらせとも思わず、執拗なまでに繰り返そうとします。本人の頭の中には、何の考えもなく、嫌がらせメールや、追跡に没頭していきます。

そして、何十年間も止まることはありません。期間が長ければ、長いほど、本人は罪の意識も全くなく、殺人を犯しても悪いことを下という認識すらなくなります。

実際に、ニュースでのストーカー事件を見ると、何十年にもわたって執拗に追いかけ、つきまとい、最終的に殺害してしまったという記事を見かけます。

 

 

ストーカーになるきっかけ

ストーカーになるきっかけはさまざまですが、ここでは恋愛感情からストーカーになる心理を紹介します。恋愛感情は幼少の頃から芽生えますが、憧れや好きだという感情を素直に表現できる人はストーカーにはなりません。

ストーカーは人を支配しようと考えます。人を追い込んで、服従させ、自らの欲望を満たすために、待ち伏せしたり、後をつけたりしてしまいます。自分のことを愛してもらいたいという欲望しかないのです。

 

そして、思い通りに、操人形の如く人を支配するために、その人の嫌がることをしてしまうのです。恐怖や暴力によって人を支配しようとストーカーは考えます。

赤子がお小遣いをもらうときに、お手伝をするのか、大声で泣いた方が楽にお小遣いをもらえるのかの選択と似ています。人を愛するよりも暴力によって支配することを選択した人がストーカーになるタイプと言えるでしょう。

自己愛から来る残虐行為を繰り返しても止まることはありませんので、早めの対策が必要です。

 

 

ストーカーになりやすいタイプは?

ストーカーの心理は、自己愛が強く、共鳴性に乏しく、他者の迷惑や感情などを一切無視して、自らの欲望や考えを遂行しようと考える人に多く見られる。

相手の気持ちを理解しようとする心があるならば、執拗なまでにメールを送り続けたり、電話をしたり、後をつけたりはしないはずです。

ストーカーになる人は、迷惑行為により人が困っているのが理解できないと言えます。究極の自己愛と基本的欲望の抑圧こそがストーカーを生み出す原因の一つと考えられます。

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