好きでもないのに付き合う男性の心理について。世の中のすべてのカップルが、お互い同じ思いを持っているとは限りませんよね。
片方は周りが見えないくらい恋人を思っているのに対し、片方には「好きかは分からない」「とりあえず付き合ってる」という思いがあることも。
好きでもないのになぜ付き合おうとするのか、妥協して付き合っている人の心理を覗いてみましょう。
好きでもないのに付き合う男性の心理
誰もいないと寂しい
例えば周りの友達に彼女がいる、クリスマスやバレンタインのイベントが控えているなど、恋人がいることに羨ましさを感じ、いないことに寂しさを感じてしまう男性は、妥協してでも恋人が欲しいと思うでしょう。
一人でいることが辛い、寂しいと感じ、また周りから「俺の彼女がさ~」「今日彼女と会うんだ」などと言われる機会が多ければ、自分に誰もいないことに寂しさを感じます。
人肌が恋しく思う男性は少なくなく、誰かがそばにいてくれると安心するという男性は意外と多いもの。
しかし交際に対して女性よりも好きな感情が乗っかっていないため、どこかクールな印象を受けたり、女性が寂しい思いをすることも多々あります。
恋人がいないと寂しいと感じる男性は、女性に多い恋愛体質の持ち主かもしれません。
断わることが苦手
告白されて断ることができない男性もいます。断わることで相手が可愛そうに思えたり、せっかく自分を思ってくれる人がいるのにもったいないと感じることで、好きになっていなくても付き合ってしまうのです。
告白する側は、告白するまでに気持ちが高まり、相手と付き合いたい衝動に駆られるケースがほとんどです。相手を思う気持ちは最大限に膨らんでいる時期で、相手から「付き合ってもいいよ」と言われれば当然嬉しく感じるでしょう。
しかし告白された側は、相手に何の感情もなければ、告白されて初めて相手を意識し始めるもの。当然そこには温度差ができてしまい、「彼が冷たい」「好きと言ってくれない」という不満を持つ女性が出てきます。
普段から断ることが苦手というタイプの男性は、仮に相手の女性が好みのタイプじゃなくても、嫌いではないと判断すれば付き合うこともあります。
「付き合ってから好きになるかもしれないし」と、今の自分の気持ちを置いておき、今後の自分の気持ちの変化にかけている場合もあります。
ただしこの場合は、上昇中の彼女の気持ちと、これから上昇する男性の気持ちとで、今後すれ違いが起きてしまう可能性が高く、長く関係を続けることは難しい状況と言えるでしょう。
自分に自信がない
「こんな自分なんか好きになってくれる女性いないだろうな」「今後誰かと付き合うことってあるのかな」と、自分に自信が持てないでいるタイプの男性は、告白されればすぐにでもOKしてしまうことがあります。
自分を好きになってくれた、自分を選んでくれた、こんな自分でも良いと思ってくれているということに、「好き」ではなく「感謝」の思いが強いのです。
自分に自信がない男性は、自分から女性に積極的になったり、告白したりということは難しく、受身な状態が続きます。
そんな中、勇気を持って自分に告白してくれた女性に「ありがとう」の気持ちを強く持つことで、好きではなくても付き合いたい気持ちが膨らむのです。
付き合っていくうちに「あれ?なんか違うな」と思うことがあっても、「でもこの彼女を逃したら誰も好きになってくれないかも」ということが頭に浮かびます。
その結果だらだらと好きとは言い切れない彼女と付き合い続け、「好きが分からない」「ドキドキしたことがない」という思いを抱くこともあるのです。
元カノを忘れたい
元カノを引きずっている、あるいは元カノと呼べる関係ではないものの、好きだった女性をなかなか忘れられないという場合、妥協して次の恋愛をする場合があります。
今の彼女と付き合っているのは、元カノや好きだった人を忘れたいからであり、女性からしたらあまり良い気分ではないでしょう。
ただ、「乗り越えたい」「もう忘れたい」という気持ちがあることもあり、今の妥協した関係から「好き」になることは全くないとは言えません。
元カノや好きだった人を、新しい彼女で上書きしたいという思いで、誰かと恋愛しているのでしょう。付き合ったものの、「やっぱり元カノを越えられない」と認識した場合は、別れる決断を下すかもしれません。
強く思っていた女性が過去に居たことで、今「その人を忘れたい」「その人のことを乗り越えたい」という気持ちがあり、妥協した恋愛をしているのかもしれません。
まとめ
妥協して付き合われている女性側の立場からしたら、良い気分ではなく、むしろ「そんな思いなら付き合ってほしくない」と憤りを感じるかもしれませんね。
人を好きになれないという根本的な問題がある男性であれば改善は見込めませんが、過去を忘れるための交際だったり、断われないでの交際だったりと、理由や思いには様々あり、場合によっては妥協から本気になるケースもあります。
妥協相手だとしても本気で好きになって欲しいと望むのならば、付き合っていく中で少しずつ本物の関係を作り上げていく努力が必要でしょう。