嫉妬する心理としない方法|本当に自信がないからしてしまうの?

好きな異性のことで嫉妬してしまう。あるいは、実力があり、要領の良い同僚に嫉妬してしまう。はたまた、自分よりも容姿が優れている同性に嫉妬してしてしまう。

嫉妬する気持ちは苦しいのに、どうしてもこの感情から抜け出せないという人は多くいます。嫉妬する心理の分析と、こう考えたら、嫉妬を手離しやすくなるよという方法をご紹介します。

 

嫉妬する心理としない方法

自分に自信がないから嫉妬する、は本当?

嫉妬ということが話題になるとよく耳にする「自分に自信がない人が嫉妬する」というのは、事実なのでしょうか。

これは実は一概にはいえません。自分に自信があり、プライドが高そうに見える人でも、人知れず、強い嫉妬の感情に突き動かされているということはよくあります。

 

また、自分には自信がない、ない、と繰り返している人でも、マイペースで生活していて、本人さへも意識していないところで自分なりの楽しみを多く持っており、他者に対してほとんど関心を抱いていない人もいます。

つまり、自分に自信があるかないかというよりは、その人の性質と、嫉妬の感情との付き合い方を知らない、ということの方が、嫉妬に苦しんでしまう原因に近いということができそうです。

 

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好きな異性への嫉妬心はどう耐えれば良い?

とても好きな人がいる場合、その意中の相手が他の人に向ける関心にも、自然に興味が出てしまいますよね。例えば大好きな女性が、明らかにイケメン好きであった場合、告白するのに勇気が要るという男性もいるでしょう。

あるいは彼氏の職場の飲み会が頻繁で、気が気でないという女性もいることでしょう。既にその異性と特定の関係であるのかによっても、自分がとってよい態度が違ってくることは当然ですね。

 

そこで、心得ておくと、気持ちが楽でいられる大切な考え方があります。その考え方とは、嫉妬している時間を、気になる相手のためではなく自分のために使うということです。

具体的には、嫉妬だけに自分の感情が奪われてしまうと、ほんとうにつらいですよね。繰り返してこの気持ちに身を任せているうちに、表情までつらそうな顔に変わってしまいかねません。

 

そこで、積極的な意識の切り替えです。あなたが好きなことは、何ですか?

  • 手を動かす、プラモデル作り?
  • 雨の日のドライブ?
  • ちくちくと手を動かせる針仕事?
  • ガーデニング?
  • 読書?

「嫉妬をしている時間はもったいない」というフレーズを、素直にまるごと受け止めてみましょう。

考えれば苦しくなるばかりです。そのこと以外に、自分の気持ちを持っていく術を本気で身に付けることです。あなたであれば、きっとできます。

 

 

自分より、能力のある人への嫉妬心と向き合う方法

さて、仕事場には、できる人というのが存在しますよね。人の能力がさまざまである以上、自分よりも能力のある人が団体の中に存在することは、学生時代を振り返っても、いたし方のないことです。

同じ部署の人で、いつでも要領がよく、上司や取引さきからの評価もよい人がいて、家族にも恵まれているらしいと耳にすると、嫉妬心で落ち込んでしまうのが人間です。

 

でも、ちょっと待ってください。その人に嫉妬をしていても、いいことってあんまりないのではないでしょうか。

張り合って、自分も仕事に役立つスキルを高めることも確かに有効かもしれません。けれども、張り合う気持ちそのものを手離してしまうということをおすすめします。

 

ここであなたを助けてくれるフレーズは、「人の幸せは、自分の幸せとは無関係」という強力なフレーズです。

考えてみれば、その能力の高い人は、実力が抜きん出ていませんか。そういう人は、存在するものだと割り切ってしまうのです。

 

こんな心の中での独り言も有効です。「すごいね」

これが繰り返し出てくるようになったら、ずっと生きやすくなります。大事な言葉というのは短く、端的である場合がほとんどです。

 

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容姿の美しい人への嫉妬心から抜け出そう

嫉妬というと、まるで女性の専売特許のようにいわれ、女性同士の嫉妬からくる争いがおもしろがれたりもしますが、実は、本当に強い嫉妬は男性が抱きやすいといわれています。

これは男性の種の保存の本能からきているともいわれ、男性は、自分よりも容姿や能力が勝った同性が存在すると立場を脅かされてしまうのです。

 

女性は美しい同性に対して、憧れる心理を持ちやすく、例えばメイクやファッション、生き方そのものを素直に真似することもあります。しかし男性は、容姿端麗な同性を、自分の目の前から抹殺することを願う気持ちがあるのです。

いずれにしても、容姿という、目に見える部分にだけ嫉妬の炎を燃やすのは、エネルギーの損失です。嫉妬に駆られている間に、自分の容姿が美しく変化してくれれるのであればいくらでも嫉妬したいところですが、実際には、人をうらやむばかりの気持ちは、顔つきを険しく変えるだけです。

 

それは大切なあなたとって、良いことではありませんよね。誰かを羨ましいなあと感じたら、自分の良いところ、
特に人から褒めてもらった部分を思い出す習慣を持ちましょう。

家族から褒められた部分でも、恩師からでも、友達からでも構いません。そうする時間を習慣に持つうちに、人は、みんながそれぞれ、内面も外見もものすごく異なった生き物なのだということに気付くでしょう。

自然に他の人の良い部分にも気づく、やさしい性質の人へと、あなたは緩やかに変化していけます。表情というものは素晴らしいもので、そんな思考の持ち主であるあなたの表情は、長い間を掛けて、周囲の人が思わず話し掛けたくなるような、柔和さを備えるようになっているはずです。

 

 

いかがでしたか。日本では嫉妬とは、悪い感情そのもののように捉えられますが、向き合ってみると、より良く毎日を生きるためのヒントに満ちた感情でもありますね。

嫉妬との付き合い方をゆっくり自分のものにしてゆければ、こわいことはありません。最後に一つ、覚えておくと良いのは、あなたにあまり強い嫉妬を感じ続けさせる人は、あなたにとって、本当に大切にする価値がある人ではない場合があるということです。

なぜならば、人に嫉妬を抱かせないように心掛けることも、大人としての、大切な思い遣りだからです。

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