夢を追い続ける心理について。将来ビッグになる、ミュージシャンになって皆に夢を与える、世界に通用する男になる。大きな夢を持つことは素敵なことであり、大事な目標となるため、それを否定する権利は誰にもありません。
しかし、現実的に考えたら難しいこと、時間がかなりかかりそうなことを追いかけ続ける彼を持つと、自分との将来のことも不安になってしまいますよね。なぜ彼は夢を追い続けるのか、彼の思いを理解すれば、少しは不安が解消されるかもしれません。
現実を見ない彼氏が夢を追い続ける心理
皆に認めてもらいたい
尊敬されたい、憧れの存在になりたいと、人から認められることに喜びを感じる彼は、夢を実現させることでもっとより多くの人から認められると感じています。
身近にいるあなたや家族はもちろんのこと、今はまだ顔も知らない人にさえも、認められたいという欲求が隠れているのでしょう。自分に自信がある、認められることでやる気が出る、勝ちを高めたいなど、夢を追い続ける背景にはこうした思いが隠されています。
現実を見ずに夢を追い続けているのは、自分を認めさせるための材料作りです。一番の思いは「すごいと思われたい」というもので、その夢を実現させることで叶えようとしているのでしょう。
だからこそ当たり前に皆ができることや誰でも挑戦しやすい夢を持つのではなく、実現が難しい夢をあえて選択しているのでしょう。
この人で良かったと思われたい
あなたに「この人と付き合って良かった」「この人で良かった」と思われたくて、夢を追い続けている彼。あなたに良いところを見せたくて、必死になっているのかもしれません。
その辺の男とは違う、自分にしかできないことをやって見せる、貴重な人と付き合っていると思われたくて頑張っている彼は、あなたにカッコいい面を近くで見せたいのでしょう。
こうした男性の場合は、「必ず叶う」と信じて疑いません。だからこそ、なかなか叶わない夢を追い続けていても、そんな自分を「かっこ悪い」と思うこともなく突き進むことができるのです。
現実を知ろうとしないのではなく、叶えると信じているだけのことです。そして成功する姿、達成する姿を間近であなたに見てもらって、あなたに尊敬されたい思いが強いのでしょう。
それだけあなたへの思いが強いことも分かるため、否定したりバカにすることだけは避けたいものです。
生きる上での糧になっている
「○○になりたい」「○○で成功したい」と思って夢を追い続ける彼は、その思いを持つことで生きる活力を得ているのかもしれません。目標なくダラダラとした生活を送る人もいれば、高い目標や夢を持って気持ちを維持する人もいます。
いつか叶えようとしている夢があり、夢を持つことで努力のし甲斐や生きる上での糧となっているとしたら、彼にとって夢は持ち続けなければならないものです。
「そんな夢絶対無理だよ」「叶うはずがない」と言う問題ではなく、夢を持つことで彼は生き生きとすることができるのです。
例えば「趣味の時間を持つために、嫌々ながら仕事をしている」という人がいるのと同じで、そこに楽しみや期待を持てるからこそ、毎日を過ごすことができているのです。
それが多少大きな表現である「夢」となっているだけで、彼にとっては生きる上で欠かせない目標や糧となっているのでしょう。自分の精神をキープするため、活力を得るためであり、見失ったり捨ててしまうことで、彼は彼ではなくなってしまうかもしれません。
後から後悔したくない
夢を持つ男性であっても、結婚したり定職に就いたりする中で、現実を優先して考えるようになり、夢を諦めてしまうという人も少なくありません。
現実を考えた時に、諦めてしまう方が利口だという世間の目や家族の目もあり、仕方なく諦めてしまう人もいるでしょう。ただ、この「仕方なく」という理由で諦めた場合、大抵はその後後悔を感じます。
「あの時諦めてなければ今頃…」という思いの中で生きていくこととなり、一度きりの人生で悔いを残す形となります。
後から後悔したくない、今しかできないことをやりたい、何かを残して生きていきたいなど、後悔する生き方を嫌う彼は、自ら諦めるということはしないでしょう。
ある意味有言実行タイプで、行動力ある人。そして周りに流されたり意見をコロコロ変えないという面は、人として尊敬できる面です。精いっぱい自分の人生を悔いないように生きている彼は、将来「良い人生だった」と笑顔で振り返られる人生を送れることでしょう。
まとめ
女性は現実主義ですから、「そんな夢なんて捨てなよ」とか「いつまでそんなこと言ってるの」と否定的な意見を持ってしまいがちですよね。
小さい頃は「可愛い夢だね」「なれるといいね」と温かい目で見ていた夢も、次第に大人になるとバカにされたりもするものです。それを分かっている上で夢を持ち続ける男性には、このような思いが隠されているもの。
夢がなければ楽しく生きられないという人もいれば、一度きりの人生で後悔したくないという人もいることを、頭の片隅に置いておくと理解できるかもしれませんね。