素直に甘えたり謝ったり頼ったりできる女性は可愛らしく、「守ってあげたい」とすら思う男性は多いはずです。しかし中には、素直になりたくてもなれず、常に強がりで弱いところを見せない女性もいます。
もし彼女が強がりな女性だと感じていたら、こうした思いが隠されているかもしれないということを覚えておき対処すれば、彼女も嬉しく感じてくれるかもしれません。
素直じゃない強がる彼女の心理とは?
できない女だと思われたくない
しっかりした女性、自立した女性に魅力を感じる男性は多いですよね。女性でいながらも頼りになる、引っ張ってくれるという面をあなたが好んで付き合ったのならば、彼女は「できない女だと思われないように」と、常に気を張っているかもしれません。
甘えること、頼ることは、自分が「できない」ということを主張するものであり、自分への見る目が変わってしまうのではないかと恐れているのです。一度イメージが決まってしまうと、なかなか覆すことができません。
その状態であなたに好きになってもらい交際が始まったとしたら、尚更できない自分、弱い自分を出すことに抵抗が出てしまうでしょう。
このままでは彼女の中で限界がやってきてしまい、あなたと居ることに疲れてしまう可能性もあります。
「頼っていいよ」「少しくらい甘えればいいのに」と、彼女が「今の自分をキープしなくても大丈夫なんだ」と思える言葉をかけてあげると良いかもしれませんね。
あなたとの関係が「永遠」とは限らない
例え今「結婚したい」「ずっと一緒にいたい」と思っていても、それが本当に叶うものかは誰にも予測できません。もしかしたら明日喧嘩をして別れてしまうかもしれませんし、あなたが浮気をして違う女性を選ぶかもしれない。
彼女は、物事を慎重に捉えるタイプで、現実的に考える人だとしたら、あなたとの関係は「永遠とは限らない」と冷静な判断をしているはずです。
若い時や経験が浅い時は、リスクや恐れるものがないだけに、「ずっと一緒に居ようね」とか「絶対結婚しようね」と軽く口にする人もいるでしょうが、社会に出て色んな経験を積み、様々な男性を見てきた女性であれば、「永遠」や「絶対」という言葉を信用しなくなります。
彼女は恋愛に対してクールで客観的な見方を持っている可能性があり、あなたに対して素直になることは、自分にとってリスクとなると考えているかもしれません。
あるいは、素直になったところでずっと一緒に居られるとは限らないと、自分が傷つかないようバリアを張っているのかもしれませんね。
あなたと彼女に必要なのは、信頼関係です。
「この人なら大丈夫」「この人とならこの先も一緒に居たい」と思えるような関係を築かないと、彼女はいつまでも素直にはなってくれないでしょう。
依存することが怖い
なんでもさらけ出すことができる関係、なんでも言い合える関係は、心地が良く相手への信頼も大きなものへと変わっていきます。
が、自分の中心が彼になってしまえば、いつか彼に依存するようになってしまう可能性もあり、距離を保つことで依存しないようセーブしていることも考えられます。
仮にあなたに依存してしまった後、喧嘩をしたり別れたりした時、傷つきショックを受け、立ち直れないほどになってしまうのは彼女自身です。
そして依存してしまえば、あなたが浮気しようが嘘をつこうが、認めたり許してしまうようになります。依存した方は、浮気されることよりも嘘をつかれることよりも、失うことの方が辛く悲しいもの。
何をされても受け入れるようになり、離れ離れにならないように、相手の顔色を伺ったり遠慮したりするようになってしまうのです。
彼女が自身で恋愛体質、依存体質と把握して居たら、強がることで一定の距離を保っているのかもしれません。依存しないよう距離をとっているとしたら、彼女なりの策と言えるでしょう。
彼氏と対等でいたい
甘えること、頼ることで、上下関係ができてしまうと捉える女性もいます。彼氏にやってもらう、助けてもらうことで、自分が弱いと感じたり彼氏の方が立場的に上だと感じてしまう女性は、強がることで対等でいることをキープしていることもあるでしょう。
一度上下関係ができてしまえば、リードする側、意見を言う側という立ち位置が決まってしまい、下の立場だと思われた方が不利になることも多く、甘えたり頼ったりすることが多い女性がこのような立場になってしまうことも実際少なくありません。
そのため、関係を対等に保ちたい、下に見られたくないという思いから、素直になれず強がる女性もいるのです。もし今後彼女が泣いたり甘えてくる場面があっても、上から目線で意見を述べたり自分が主導権を握っているかのような発言はしないことです。
せっかく素直になってくれても、恐れていた関係性になってしまえば、再び心を閉ざしてしまう可能性は高いのです。
まとめ
強く見られたいという女性ももちろんいますが、彼に悪く思われたくないからと、遠慮して強がっている女性は多いです。
ただそれが彼女の本来の姿だと捉えてしまうと、彼女はその姿をキープすることに疲れ、関係を持続させることが難しくなることもあります。
弱みを見せたり甘えることは、自分にとっては嬉しい行動なんだということを彼女に伝える必要があります。彼女の中で「甘えてもいいんだ」「自分を出してもいいんだ」と思えた時、強がりというベールをとってくれることでしょう。