外出が苦手、嫌いな人の心理とは?

外出が苦手、嫌いな人の心理について。病気というほどではないけれど、外出するのが苦手な人っていますよね。何故苦手と感じてしまうのか、一人旅なら大丈夫なのか、そのあたりの心理を解剖していきます。これによって自分が外出が嫌いな理由がわかったり、友達で誘いに乗ってこない人の気持ちがわかるようになります。

 

外出が苦手、嫌いな人の心理

他人に迷惑をかけたくないと思っている

外出が嫌い、または苦手という人の心理で最も大きいのがこれです。大抵誰かと日時を決めてそこへ向かうことになるわけですが、そうなると決めた時から緊張し始めます。

自分ではそんなことで緊張なんかしていないと思っていても、深層心理では敏感にプレッシャーを感じてしまっているのです。もし体調不良で遅れたら相手に申し訳ないと考えてしまったり、途中で気分が悪くなったらどうしようと、「予期不安」を感じてしまいます。

 

まだ起こっていないことに対して不安を持つ人は外出に関して苦手意識を持つことが多く、約束事をなるべく持ちたくないと思っています。行ってしまえば楽しいと感じられる人もいるのですが、それまでが苦しいためあまり頻繁に出かける予定を立てません。

緊張することによって実際に外出直前でお腹が痛くなったりすると、その経験からどんどん友達や恋人と遊ぶことが苦痛になっていきます。事前に決めておくと緊張してしまうので、急にゲリラ的に遊ぶことや、偶然街で友達に会い、そのまま遊びに行くことは大丈夫だったりします。

 

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いい所を見せたいと思っている

友達には自分の格好悪いところは見せたくないと思っている人にも外出は苦手な人が多いです。例えば車酔いをして吐いてしまったとすると、それは自分の醜態をさらすことになります。相手がそれをどう思うかに敏感に反応し、いい所だけを見せたいと思っています。

恋人ともなると特にその傾向は強くなるため、出かけるまでに不安で仕方がないという様子も珍しくありません。プライドが高い人はこの傾向が大きく出るため、本当に心を許せる家族としか出かけられないということも。

 

幼いことから一緒にいた家族以外との外出は難しいため、大人になってからの友達作りや恋人作りが上手く行かず、人間関係を構築するのは職場だけという場合もあります。

人に自分の格好悪い部分を見せるまで心を許すことができないため、結婚できにくいとも言えるのが特徴です。他人の目が常に気になり、どうみられているかに注意しています。だから外より家の方がリラックスでき、インドアである人が多いのです。

 

 

未知の場所へ行くのが怖い

これも自分でははっきりと認識していない人が多いのですが、知らない場所に行くのに抵抗を覚える人がいます。1人での外出も苦手だという人の特徴ですね。刺激的で楽しそうと思う一方で、未知の世界を怖いとも思っています。

その思いの方が強いと、そこへ行くのがしんどくなってしまいます。自分の知っている場所、行ったことのある場所、慣れている場所なら平気で行けるのに、それとは違う場所に行くとなると覚悟が必要になります。

 

よって、外出が嫌いな人の行動範囲は狭くなりがちです。距離に比例して緊張が増していく傾向があるので、隣の県に行くよりは新幹線を使った旅、もっと上は海外旅行というように緊張度が増していきます。

日常にちょっとした刺激は欲しいと思いつつも、身体がそれについてきてくれないというのは自分の身体が怖がっているからと言えます。なかなか自分でコントロールできないものなので厄介なところです。

 

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沈黙に耐えられない

一見関係なさそうですが、外出が苦手な人は他人のことを気遣う能力が非常に高いことが多いです。一緒に出掛ける人のことを思うと、本当に相手は楽しんでいるだろうか、どんな会話をしたら盛り上がるだろうかと考えてしまいます。

大勢でいるなら会話が途切れることもないでしょうけれど、デートなど2人での外出となると沈黙が耐えられないという人もいます。自分がなんとか話をふらなきゃと思うと疲れてしまい、楽しいはずの外出は自分にとっては楽しいものではないと思ってしまいます。

大勢の中でなら楽しくやっていたのに、2人きりとなると途端に何故か会話ができなくなる場合はあります。相手が沈黙があっても平気なタイプな人なのかを確認しておくことが不安を解消する方法の1つです。他人との外出は気を使うものだと思うと、1人で出かける方が気楽で良いという判断になります。

 

 

出かけて収穫がなかったらと想像してしまう

外出するのは何か目的があってのこと。でもその期待したものが得られなかったら、その行動は無駄になってしまうじゃないかと考えるのが外に出るのに二の足を踏むタイプです。

例えば通販では買えない欲しいものがあってせっかくお店に出向いたのに売り切れていたというような場合です。それを想定すると、確定事項以外は外に出ない方が時間を有効に使えると判断し、なかなか出かけることがありません。

不確定事項があるならそれを確かなものにしてからでないと動かないところは損得勘定意識の強い人の特徴です。電車ならその時間を調べ、女性ならメイクをし、雨なら雨具の用意をするなどの労力を割いたのにもかかわらず、出かけて収穫がないと途端に気分が沈んでしまうのです。合理的な考え方の持ち主とも言えますね。

 

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まとめ

どうして自分は外出が苦手なのだろう、どうしてあの人は誘いに応じてくれないのだろう、そんな疑問は解決しましたか?他人に気を使う内気な人は、外出することにエネルギーを使います。

外出することでストレス発散になる人にとってはわかりづらいものだと思いますが、心理をのぞいてみると理解しやすくなったのではないでしょうか。休みの日なのだから身体と心を休めるために使いたいと思っていると、誘いはその人にとって恐怖なのかもしれません。

誘ってくれること自体は嬉しいのに、外出に対しての不安がつきまとってしまうのが苦しいところ。誰にでも苦手はあり、外出が苦手というのも悲観することではありません。自分が外出が嫌いだという場合、そういう人も自分以外にたくさんいると思うだけで少しでも気持ちが楽になると思います。