追いかけられると逃げたくなる女性の心理について。人から好かれるのは、基本的に誰にとっても嬉しいことのはずです。モテたい願望は男性にフィーチャーされますが、女性にも少なからずあります。
しかしながら、相手の好意が見えないうちは普通に接していられたのに、相手が自分のことを好きだとわかって追いかけられた途端逃げてしまう女性がいます。好かれれば嬉しいと思うはずなのに、何故逃げてしまうのでしょうか。
男性に追いかけられると逃げたくなる心理
両想いになる過程を楽しみたいから
好きな人とは一刻も早く一緒になりたいと思う人は多いでしょう。しかし、そうではなく両想いになるまでの過程を長く楽しみたいという女性もいます。それまでが一番楽しいと感じるタイプで、じらし上手とも言えます。
この場合は相手の事が嫌いなのではないので、気がある女性が多少自分を避けているなと感じてもしばらくは様子を見て良いでしょう。引くとその女性からまたアプローチがある場合、じらしている可能性が濃厚になります。
男性は追う性、女性は追われる性と言うので、逃げるというのは女性の本能的部分でもあります。自分が追いかける側にまわるのは違和感があると感じます。今の時代は女性からアプローチするのもプロポーズするのも全然アリですが、それを好まない女性は逃げることが自分にとって心地よいものと感じているのかもしれません。
異性として好意を向けられることが嫌いだから
中には、本当逃げたくて逃げている女性もいます。相手とは恋愛感情にならないという条件のもと友達関係や職場での人間関係を続けているのだとしたら、そこで好意に気づけばその人は安心できる存在にはならなくなります。好きになられた途端に嫌いになってしまうのはこういう理由もあります。
友達や相棒としての好意なら快く受け入れられるものの、恋愛対象として見られることを嫌います。それは個人の性格によって形成される傾向でもありますし、成長途中で感じるようになったことや、男性恐怖症といったものが関係しています。
今までの厚意は全て異性としての好意から来るものだったのだとわかった途端、気持ち悪いと感じる人もいます。だから一概にこれが理由ということは言えません。もしかしたらその人限定で恋愛関係は無理!と強く思っていることも無きにしも非ずです。
自分に自信がないから
「こんな自分が恋愛対象になるわけがない」と思っていると、自分まで相手のことを好きになってしまうのは困ると思い、逃げる体勢に入ります。もし好きになってしまい、それが自分の勘違いだったら傷ついてしまうからです。
自意識過剰だったと反省し、好きになった行為を恥ずかしく思います。自信がない人ほど勘違いしないようガードをしている場合があるので、その人にアプローチしているつもりでも割とはっきり言わなければ好意が伝わらないことがあります。
自信のなさは逃げることに繋がりやすいので、自分から何かをすることは少ないです。それが恋愛にかかわらないことであっても受け身になることが多く、「どうせ」「やっぱり」といったネガティブな言葉が頭に浮かぶ傾向にあります。
生理的に無理だから
女性は特に、一度人を「生理的に受け付けない」と判定すると、その判定が覆ることがないのが特徴です。この判定が下った後、相手がどんなに良いことをしてどんなに素晴らしい人であっても、一度この感情を持ってしまったら最後、巻き返しは不可能となります。
この判定は本人も何故かこれといった理由が思い浮かばず、DNAに仕込まれたものと表現する方がわかりやすいと思います。理由はあっても、それは後付けによるものが多く、もともと嫌いになるのは理由がない場合が多いです。
好きという感情も、自然と惹かれ合うのは同じ仕組みかもしれません。自分が相手女性から逃げられていると感じた場合、じらされているのかそれとも生理的に無理なのか、これらを慎重に判断する必要があります。もし告白できるようなら、早めにするのが彼女のためです。
何故なら、それまでの間は女性は向けられている好意が自分の勘違いかもしれないという思いから、告白もされていないのに断るのがみっともないと思うからです。断るに断れきれない間はつらいものです。
これが付き合うまでの過程を楽しむタイプであればそうでもありませんが、嫌いではない相手に告白されて残念がるひとはいないでしょう。それで断られたら、きっぱり引き下がるのが筋です。たとえもう好意はないとしても、もし生理的にダメだと思われているのなら、その後彼女にかかわるのは賢明とは言えません。女性の自分に対する態度に要注目です。
ロマンチックなことが苦手だから
告白されそうな瞬間というのはなんとなくわかるものですよね。女性はそれを感じ取ると、単純に告白されたくないから逃げ道を作ることがあります。その理由の一つとして、キザなことやロマンチックなことが苦手ということがあります。
相手、特に男性はよかれと思ってやっているロマンチックなことも、一定の女性からしてみれば一瞬で正反対の「気持ち悪い」に変わってしまいます。西洋の人がやればかっこ良いと思うのに、身近な人がやるとそれをどこか気持ち悪いと思ってしまうという人です。
まだ告白相手のことを好きになれていない証拠であり、ここでごり押ししても効果はないことが多いです。このようなタイプの女性は家でリラックスしている時にふとされたプロポーズが好きであったりと、ドキドキする恋愛よりも相手に気が置ける恋愛をしたいと思っています。
まとめ
好意を向けられるとそれまでの態度が一変する女性は不可解ですよね。ですが、上記のような理由によって逃げる体勢に入る人も一定数います。どの理由に当てはまるのかはその女性しか知りえないことなので、相手からしたら推測するしかありません。
ヒントとなるのは女性がとる自分への態度で、ここから察してほしいと思っています。言葉に出すとあまりにとげしかない場合、女性は直接言えませんから、あまり深追いするのは自分まで傷ついてしまう可能性があります。告白後も良い関係を築いていきたいと思うのなら、相手の気持ちを汲み取りながら接する必要があります。