目標を達成する心理学を使った方法とは?

目標を達成する心理学を使った方法について。今まで「今日からダイエットに挑戦だ!」「筋トレをやってバキバキの肉体を作るぞ!!」「英語の勉強をして来年は英会話をマスターだ!」などとと意気込んでから達成した人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

もし全員何らかの目標を設定して達成しているのであれば日本中全員が成功者で溢れかえっています。ですが実際のところは達成している人はほんの一握りです。なぜ目標を達成できないのでしょうか。逆に、どのようにしたら目標を達成できるのでしょうか。

これには心理学や脳科学が大きく関わっていることを認識してください。心理学やの脳科学の観点から「目標を100%達成させる方法」をお伝えしたいと思います。

 

心理学を使った目標を達成するための方法

まずはじめに「モチベーション」で人は行動できません。意外と大多数の人が陥るポイントです。人はモチベーションをキープし続けられることはできません。

人間の本能は「怠け者」で「怠惰」です。モチベーションと本能はまさに対極に位置しています。ですのでモチベーションを起爆剤にして行動すると必ず「失敗」します。

まずここをしっかり理解してください。ではどのようにしたら目標を達成できるのでしょうか。これからステップバイステップでお伝えします。

 

紙になりたい目標を具体的に書く

紙とペンを用意して、なりたい自分を明確にイメージしながら目標を記述してください。脳は想像したことがより明確であると、現実との区別ができなくなり想像した方へと意識が向けられます。

その結果、意識したことの情報が自然と頭に入るようになります。(例えば”赤”をイメージすると急に赤いものが目に入ってくるようになります。これは脳内の毛様体賦活系という神経細胞の働きにようものです)

そして紙に書くという行動は「頭の中で考えたイメージを論理化し、文章化する行為」とも言い換えられます。この行動も、想像と現実を引き離す上で非常に効果的な行動です。人間は想像したことでしか具現化できません。ですのでここはおざなりにせず、しっかりと行なってください。

 

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書いた紙を常に目の見えるところに貼っておく

これも想像した自分をより明確にする大事な要素です。目から入ってくる情報量は約87%とも言われています。毎日見ることで、さらに想像と現実を引き離してあげましょう。

この2点のステップで大事なのは、「イメージをより具体的にする」ことです。目標が途中で挫折してしまう人のほとんどが「目標の為にやること=タスク」に焦点を当て過ぎています。

目標設定というイメージが甘すぎてすぐタスクのことに目がいってしまいます。脳は本当に楽をしたいものなので、タスクという面倒な物を目の前に提示されると当然エラーが起きて、結果的に挫折してしまいます。ですので、まずは目標を具体的にすることを徹底してください。

 

 

実際に目標達成の為の行動を開始する

ここで最重要なのは、やる内容ではありません。「これをしたら効率的」「この本の通りにやれば」これらのタスクに注目するのは間違えです。一番大切なのは「継続」させることです。はじめの30日は「継続」にのみに焦点を当てましょう。

ですがここで問題があります。脳は怠惰で怠け者です。「継続」とは正反対の存在です。この脳とどのように向き合って「継続」させれば良いのでしょうか。

 

答えは「脳に刺激を与えないように優しくエスコートする」です。つまりはじめの30日は、「目標のための行動を最大限下げる」ことです。例えば、ランニングを毎日するならはじめの3日は「ウェアに着替える」だけにしてください。

筋トレをするなら一週間は「毎日の筋トレを3分以上はやらない」、英語の勉強なら「一週間3分本を眺めるだけ。覚えなくても良い」というように自身でのタスクのレベルを極限まで落として「継続させる」ことに特化してください。

そうして脳が「これくらいなら大丈夫」と認識したラインで行動するようにしてください。30日はタスクのレベルは最大限下げて、「毎日」行うことにのみ集中してください。

 

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30日目以降から少しずつ負荷をかけていく

30日行うとどうなるか。答えは「習慣化」されます。やることが当たり前になり、モチベーションがなくても自動的に行動できるようになります。毎日目標の紙も視界に入り、その頃には完全に脳もなりたい自分にしか考えられなくなっています。

そしてもう一つ大事なのは行動した自分を毎日褒め称えてあげることです。はじめの30日の目標は「毎日やること」であり、やる内容ではありません。

 

ですので、「これだけしかやってい」などと思わず、「よし、今日もやったぞ自分!!偉い!!!」と行動した自分を讃えて上げてください。これも大事な要素です。

人は何かの目標を達成させる際に必ず通らなければいけない道があります。それが「継続」することです。ですが、大多数の人が継続することができません。なぜでしょう。答えは簡単です。人間の脳は基本的に楽をしたい存在だからです。なので、当然負担のかかるものは嫌がります。

 

この脳と上手に付き合っていく為には「くせづけ」すなわち「習慣化」させるしか方法はありません。ただし、この達成法では一つ注意点があります。特にはじめの30日には注意が必要です。

それは「できそうにない」と思ったら必ずハードルの調整をしてください。多少の無理は当然必要ですが、まだ行動が自動化されてない30日間は特に脳とのエラー(やりたくない、面倒くさい)が起きやすいです。なのでここは慎重に調整してあげてください。

 

それと、絶対に「やらなかった日」を作らないでください。一度例外を作ってしまうと、二度、三度、、、と何かにつけて言い訳を始めて、どんどんと例外が承諾され、気がついたら元通りになってしまいます。

毎日続ける為にハードルを下げているのです。どんなハードルも下げられるとは言え、進むべき道に置いた以上は越えなければいけません。小さなハードルですら越えられないような人が、大きなハードルを越えられるはずがありません。この大きなハードルを越えられた人にのみ「目標達成」という新しいゴールが待っているのです。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。例えば毎日の歯磨きやシャワーを浴びる行動は考えずとも勝手に行なっていますよね。それと同じレベルで日々の鍛錬ができたら、そしてそれを1年続けられた。恐らくどんな目標も達成できるのではないかと思います。心理学と脳科学による行動原則を踏まえた「行動達成法」をご紹介いたしました。