仕事をしている中で、「辛い」「もうこの仕事を辞めたい」と思うことを経験する時があります。
そういった時に仕事を辞めて転職をするというのも最後の選択としてあるのですが、簡単に仕事を辞めると、将来への不安なども出てきてしまいます。仕事が辛い、辞めたいけれども、ここで踏ん張りたいという気持ちも残っている時には、どうしたら良いのでしょうか？
仕事を辞めたいけど辞められない
マイナス思考に陥りすぎない
同じ会社で働き続けていると、仕事に対してマンネリ化してきて飽きてしまったり、もっと待遇が良くならないかと不満を抱えてしまったり、人間関係に煮詰まってしまったりということが起こります。
しかし嫌だという気持ちを抱えながらも、あなたは仕事を辞めることなく続けています。継続は力なりという言葉があるように、嫌だなと思いながらも仕事を続けているあなたはとても素晴らしいのです。
毎日こんな仕事をしていてもと思うことがあるかもしれませんが、あなたはその仕事を通して社会に対して貢献をしていますし、お給料という形で報酬を受け取っています。そしてお給料があるからこそ、日々の生活ができています。
仕事が嫌だということを思うと、視野が狭くなってくるのですが、仕事を続けているあなたの素晴らしいところに焦点を当てたり、仕事があるありがたさに目を向けたりして何かプラスに捉えるきっかけがないか考えます。
自分にご褒美をあげる
仕事を辞めたいと思いながらも出勤して、仕事をしているというあなたに対して、自分でご褒美をあげるようにしてみます。仕事を辞めたいという気持ちをプライベートな時間にまで引っ張ってずっと考えるということは、とてももったいないことです。
仕事以外の時間を自分の趣味のために使って発散したり、忙しくて時間がない、休みの日は疲れ切っているという人は、仕事を通して得たお金で自分の好きな物を買う、おいしい物を食べるなどをご褒美にします。
自分が楽しいことをしたり、好きな物を買ったりしてストレスを発散していると、また仕事に対しての向き合い方や考え方が変わってくることがあります。
ストレスを溜め込まないようにして、自分にご褒美をあげることも大事です。
我慢をしすぎない
仕事を辞めたいと真剣に悩む人は、これまで仕事に対して真剣に取り組んできて、その中で不満や疲れが蓄積していったという場合が多いです。人との調和を大事にする心優しい人は、職場でも周りの人を大事にしますし、自分を犠牲にして人のために頑張ることもしてしまいます。
上司から言われたことが断れない、いつも嫌な仕事を引き受けてしまう、できない後輩に対してイライラしてもその感情を我慢してしまうなどを経験することがあります。
仕事をする中で周りに合わせる、職場がうまくいくように動くというのは必要なことではあるのですが、自分が我慢の限界というところまで抱え込んでしまう必要はないのです。
できないことに対して時にはNOと言う、人間関係を良くすることばかりを考えずに意見はしっかり言うなど、自分のことも大事にしながら働くようにしましょう。時には上司や後輩に対してイライラしてそっけなくしてしまうことがあったとしても、仕方がないことなのです。
冷静になって考える
仕事を辞めたいと思いながら続けている時には、辞めたい、辞めたいで勢いで動いてしまって、後から後悔してしまうことになったという人も少なくありません。
転職をしたら今の嫌なことからは抜け出せますが、新たな職場でまた新たな嫌なことが舞い込んでくることもあります。仕事を辞めたいと考えた時には感情的にならずに、今の仕事を続けているメリット、デメリットを冷静に考えます。
転職をして今よりも良い職場に採用される可能性はどのぐらいあるのかをじっくりと考えて、今より悪くならないという確信が持てるのであれば一歩踏み出すのもありかもしれません。
しかし見切り発車的に辞めてしまうと、後々後悔することがあっても時を戻すことができないのです。転職した後に前の職場の方が良かったと、辞めた自分を後悔する人も少なくなく、今の気持ちが一時的なものでないかどうかも時間をかけてじっくりと見極めます。
仕事を辞めたい、嫌だと思う人は少なくありませんが、仕事を辞めたい気持ちを解消するきっかけをつかむこともできます。時間が経過すると気持ちが変わってくることもありますし、一旦仕事を辞めるという選択を保留にして、今の気持ちを抜け出す努力をしてみる方が先決です。
気持ちの持ち方や時間の過ごし方で変わってくることもありますし、自分が我慢しすぎることを変えてみることで解消されることもあります。まずは辞めたいと思いながらも頑張っている自分を認める気持ちを大事にして、そこから本当に辞めるべきなのか時間をかけて考えるようにしましょう。
決意が変わらないという時には、今の仕事を辞めて転職をするという選択がベストな場合だと思います。
