お香の種類、効果、焚く場所は?

お香の香りがもたらしてくれる効果といえば、リラックスだったり気持ちを落ち着けたりなど、癒しの効果が有名ですが、実はお香の効果はそれだけではないのです。ここでは、お香の色々な効果について紹介していきます。

 

お香にはどんな種類があるの?

元々お香は、香木(こうぼく)といういい香りを持つ木材を焚くことから始まっており、伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)などが有名です。また、香木に関しては、古くは日本書紀に登場します。

最近では、様々な種類の香りのお香が売られています。

 

スポンサーリンク

樹木系の香りのお香

ティーツリー、シダーウッド、ローズウッドなど樹木系のお香の種類に含まれます。森林にいるかのような優しい香りが特徴のお香です。

 

ハーブ系の香りのお香

ホワイトセージ、シトロネラ、カナビスなどハーブ系のお香は、香料によって様々な個性がありますが、ハーブ系のお香は全体的に集中力が上がる清涼感があるのが特徴です。

 

柑橘系の香りのお香

このお香は、レモンやオレンジ、ゆずの香りが有名で、気分をリフレッシュさせるためにピッタリのお香です。

 

フローラル系の香りのお香

ラベンダー、ロータス、ローズなどに代表されるフローラル系のお香は、主に花から作られており、花のように甘く華やかな香りがするのが特徴です。

この他にも、エキゾチック系・樹脂系・スパイス系の香りのお香もあります。

 

スポンサーリンク

お香の種類はいくつあるの?

お香には、スティック型、コーン(円錐)型、練香、渦巻き型などがあります。中でも、スティック型とコーン型が最もポピュラーです。

スティック型は、長さにもよりますが、だいたい1本で30~60分ほど持続して焚けます。スティックの形のため、萌える面積が均一で、火を付けてから燃え尽きるまで香りが変わらず、均一に広がるという特徴があります。

 

コーン型は、燃え尽きたときコーン型のままの形で灰になるため、スティック型に比べると灰が周りに散らばりにくく、煙が少ないのが特徴ですが、燃える面積が徐々に広くなっていくため、終わりに行くに連れ香りが強く、短時間で強い香りを出します。

練香は、江戸時代から伝わる伝統的な形状のお香で、香木やハーブ等を粉末にし、梅肉やはちみつで練り固めて作られています。
練香に直接火を付けるのではなく、お香用の炭(チャコール)や灰を熱したものの上に置き、間接的に熱を加え焚きます。

 

 

お香にはどんな効果があるの?

リラックス効果

多くの人が御存知の通り、お香にはリラックス効果があります。お香の香りには、自律神経や視床下部や脳下垂体を刺激します。

視床下部は、ホルモンの分泌を調整する器官であることから、ホルモンバランスや自律神経が整えられ、リラックス効果があり、ストレス解消にも有効です。

リラックスの効果やストレス解消の効果を発揮してくれるお香は、オレンジなどの柑橘系の香りや杉やヒノキなどのシダー系の香り、ローズ系の香りのお香が良いでしょう。

 

 

安眠効果

お香の香りが、心身をリラックスさせてくれるため、副交感神経が優位になり、眠りへと導いてくれます。しかも、リラックスした状態で睡眠につけるため、質の良い睡眠を取ることができるため、疲労回復にも効果が期待されます。

安眠効果のあるお香は、ラベンダーや白檀(サンダルウッド)、シダーウッドやローズの香りのお香が良いでしょう。

 

 

スポンサーリンク

リフレッシュ効果

お香の持つリラックス効果が、気分のリフレッシュにも効果的です。気持ちがリフレッシュすることで、もやもやした気分やイライラした気持ちを切り替えスッキリした気分になるため、やる気もアップさせる作用もあります。

リフレッシュ効果があるお香は、レモングラスやカモミール、イランイランやオレンジ、ベルガモットの香りのお香が良いでしょう。

 

 

脳の活性化

お香の香りを嗅ぐことで、脳に直接働きかけ、人の感情や記憶を司る大脳辺縁系に作用するため、記憶力や集中力の向上に効果があります。

記憶力や集中力の向上に効果があるお香は、ローズマリーやペパーミント、レモンの香りのお香が良いでしょう。

 

 

浄化作用

お香を焚くことで、部屋の空気を浄化し、その場にいる人の思考を刺激します。また、お香から立ち上る煙が消えることで、悪いエネルギーを消し去ったり断ち切ったりする効果があると言われています。

また、お香の煙は湿気を吸い取る効果もあるので、湿気が多く陰の気が溜まりやすい梅雨の時期にお香を焚くことで、その空間がカラリと快適なものになります。これも、浄化作用の一つと言えるでしょう。

浄化作用があるお香は、ホワイトセージや白檀、沈香の香りのお香がいいでしょう。

 

 

どんな場所でお香を焚けばいいの?

 

お香を焚く場所は、特に決まっていません。自分の好きな場所でお香を焚けばいいと思いますが、風水的に焚く事が効果的な場所というのがあります。

 

玄関

風水的に、全ての気が玄関を通って家に入ってくると言われています。いつも良い運気が入ってくるようお香で玄関を清めることで、開運効果を得ることができます。

また、玄関というのは、その家の顔といえるほど大切な場所です。反面、玄関は臭いがこもりがちになってしまう場所でもあります。嫌な臭いを消すためにも、玄関でお香を焚ききれいにしておくことで、お客様を出迎えることが常になれば、更に運気の上昇も期待できます。

 

 

トイレ

トイレは、その家に住む家人の健康運を左右すると言われる場所です。歌にも、「トイレの神様」というのがあるように、その神様が住むトイレが汚れていると、病気を招くことにもなりかねません。

トイレを掃除した後に、お香を焚くとトイレの内の嫌な臭いも気にならなくなり、トイレ内の空気も浄化もされます。

 

 

 

 

いかがでしたか?お香には、癒やしの効果だけでなく、浄化や安眠効果など様々な効果がありました。

なんだか、いまいち運がついていないと思った時や気持ちが沈みがちな時、お香を焚いてみると、気分が一新して前向きに物事が進むかもしれませんよ。