ペットロスに陥る心理|対処法、症状は?

最近はペットを飼っている家庭がたいへん多く、そのペットを何らかの形で失ってしまった時の飼い主の心理についての紹介です。

 

ペットロスに陥る心理

ペットを失う~ペットロスに陥る飼い主たち

今まで可愛がってきたペットが、ある日目の前から旅立ってしまったとき、当たり前のように一緒に過ごしてきた時間がなくなってしまい、その何か抜けてしまった空間が飼い主の心に深く寂しさと悲しみが押し寄せてくる感情を誰もが経験するものです。

ペットとの交流が自分の生活の一部で、生きがいや癒しだったというのはどの飼い主にも当てはまりますが、その精神的ショックが大きい飼い主は、ペットロスによって普段の生活がままならなくなってしまったり、生きていく希望を見失ってしまうほど何もやる気が起きなくなって外に出るのすらおっくうになる方も最近は多いようです。

 

それはペットという存在が、自分の日々のストレス等を解消してくれる安らぎであり、毎日の生活における伴侶(最近ではコンパニオンアニマルともいわれます。)となっており、仕事等でのストレスが大きかったり、人間の子供を育てるのと同じように溺愛しすぎてしまうほどペットに依存してしまうこともあるからです。

最近のストレス社会とも言われる時代は、何かしらそれを解消できる方法を誰もが必要としていますので、ペットと一緒に生活することで、その愛くるしさや動物の温かさ、やさしさが心身の癒しになると考えてペットを飼っている方が多いのではと感じます。

 

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ペットロスになったときに現れる身体的な変化と病状

自分ではペットを亡くしてしまったとき、理解しているつもりでも心のバランスが崩れて、体調が崩れてしまう病的症状がでることも多々あります。

例えば風邪をひいたときのようなだるさ、寒気、また食欲がなくなってしまったり、下痢や腹痛が続いたり、体が思うように動かなくて重みを感じたり、人によって症状が違い、またその程度も重症になってきますと、精神的なカウンセリングや入院が必要になる方もいるようです。

特に精神面での心の動揺は深刻化するケースも多く、段階をおいて少しずつ変わっていきますが、ペットの死因を他人等に転嫁して怒りがこみあげてきたり、逆に生前にしてあげればよかったことがいくつも思い浮かんできてそれを悔んだりと、しばらくはその移り変わっていく感情の変化を、どのように解決していけばよいのかが分からず自分自身を見失ってしまうこともあります。

 

 

ペットロスになった時の対処法

ペットを失って身体的及び精神的な病的症状が出てきても、まず慌てず無理にもうペットがいなくなっていまったから忘れなければ等と考えず、それを現実的に受け止められるまで時間がかかるものですので、悲しくて涙が止まらなければ泣きたいだけ泣いて、焦らずに日々過ごしていきます。

ようやくペットを亡くした悲しみから思い出を振り返ったり、ペットを供養して自分の生活のリズムが回復して心の余裕ができるようになるまで、じっくりと自分の感情と向き合い、それを否定せずに受け入れ行動します。

 

そして、ペットと過ごした楽しかった日々を糧に自分の健康を取り戻せるようにするのが一番ベストだと思います。また、自分一人でそこから立ち直るのは相当時間もかかりますし無理もありますので、そんな時は周りのペットを飼っている知人等に。

その苦しい胸の内を聴いてもらったり、また最近では電話やネットでペットロスの心の痛みを相談できる窓口もあるようですので、それを使うのも病的症状を改善していくのに1つの解決法としてよいことです。

 

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命あるものを飼うという事の現実を知る

ペットは生き物ですから、いつかは必ず何らかの形で人生の終わりを迎える日が来ますので、それが残念ながら人間よりも寿命が短いために、飼い主よりも先に旅立ってしまう可能性が大きいです。

ですから、そのことをペットを飼うときによく理解し、あらかじめ心にそいういった現実も受け止めながらともに生活を送ることが必要です。溺愛しすぎてしまうと、ペットロスの病的症状も深刻化してしまうので、適度なペットとのコミュニケーションを取るのがよいかと思います。

 

人間の子供を育てるときも、あまりにも溺愛して逆にそれが、その子供にとって必ずしも良い方向にばかり向くとは限らないですし、依存しすぎてしまう親の為にもなりません。

また、人間生活と同じように日頃からペットとのコミュニケーションのみでなく、ペットの体調もこまめにチェックし、毎日の健康状態を良好に保ってあげることも、飼い主の役割かと思います。

 

 

まとめ

ペットを失った後、飼い主の生活環境が大きく変わりますので、飼い主も毎日のペットとの過ごす習慣的なことを、他のライフスタイルに徐々に変えていき、新しく生活のリズムを整えましょう。

また周りの人も飼い主の気持ちをよく理解してあげて、とにかく話をよく聴いてあげること、なるべく同調してそのペットロスに陥っている飼い主の感情を否定しないこと、また無理に何かをしなければいけないと飼い主を焦らせないこと、そして新しいペットを飼ったらどうかというのも、飼い主の精神状態が落ち着いて、動物との触れ合いを徐々に取り戻していってから様子を見て勧めるようにすることが大切です。

困ったときや、辛く苦しいことがあったときは、周りの人たちのサポートも大切ですから、みんなでそれを解決していくのがいいと思います。

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