説得力のある話し方は仕事相手の心理を使えば?

「これだけは分かってほしい」「この話はどうしても通したい」など、相手を説得したい場面があるでしょう。話し方一つで、説得力を高め相手の心理を操ることができます。

友達や恋人を説得したい時はもちろんのこと、ビジネスでも使えるため、頭に入れておきたいものですよね。相手の心理を操ることができる説得力ある話し方とは、どんな話し方なのでしょうか。

 

相手の心理を使った、仕事で使える説得力のある話し方

語尾までハッキリと話す

自信のなさや不安な思いは、話し方に出てしまうものです。もし相手を説得したい、分かってもらいたいと思うのであれば、「確かなものです」「信憑性があります」といったように、明確な事実であることのように話す必要があります。

そのために大切なのが、語尾まで意識した話し方。相手の顔色を伺って話していたり、自信がない、不安があるという状態で話すと、どうしても語尾に行くにつれて声が小さくなってしまいます。

 

語尾までしっかりと発言することで、自信があるように見せることができたり、言い切る姿に圧倒され、説得力が増すのです。

どんどん小さくなっていくうちに、「それは具体的にどういうことですか?」「もっと詳しくお願いします」と突っ込まれてしまうことがありますが、自信のなさが相手に伝わったためであり、隙があると思われてしまっているのです。

例え確証が持てなくても、自信が持てなくても、語尾までハッキリと話すということを心掛ける。ただそれだけでも心理を操れ説得力が増すのです。

 

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良い結論から話す

結論に至るまでの過程、経緯をダラダラと最初に説明するよりも、結論から得られるメリットを最初に話すと、説得力を高める効果が期待できます。

「こういう結果になる」という良い提示をすると、相手の中で初めにメリットを思い浮かべることになりますよね。

 

「そうするためにはどうすればいいか」「その結論に至るまでにはどんな過程があるか」ということは、後付けで説明した方が、受け入れやすくデメリットに感じにくいという利点があり、回りくどい説明や細かな説明から入るよりも説得力があります。

良い結果を初めに聞かされれば、「そうなるために頑張るか」と目標にすることができる反面、デメリットを先に伝えてしまうと、「そこまでする必要はあるのか」「それだけ頑張った結果、その程度の結論になるのか」と、デメリットが先行してしまい、受け入れられないことが多いのです。

 

相手を説得したい場合は、メリットのある結論から話し、そのプレゼン、計画の印象を良く持ってもらうことが大事です。

また、ダラダラした説明は、その間に相手の関心が薄れてしまったり面倒だと感じさせる時間を与えてしまうため、興味を持たせるためにも結論から話した方が良いとされます。

 

 

姿勢や表情

姿勢、表情は、言葉に説得力にはなりませんが、後押しする、プラスαで説得力を増すという効果が期待できます。

例えば、相手を説得したいと思っている時に、猫背で下を向き、目を見て話さない、表情にも変化がないという場合は、相手にネガティブな印象を与えると共に、「自信ないのかな」と思わせてしまう可能性があります。

 

反対に、姿勢がピンとしていて、表情にも変化があり、相手の目を見て話すという態度でいる人は、そこに堂々とした様子が見てとれますよね。

この「見た目」も相手の心理を操る大切なポイントで、いかにも「私は間違っていません」という態度を見せるだけでも、言葉による説明、話を後押ししてくれます。

説得したい時は、話し方と同時に自分の姿勢や表情も意識するように心掛けてみてください。

 

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相手に話させる時間を設ける

一方的に話すことで相手を無理やりにでも説得させるという方法もあるでしょうが、これでは相手を説得したとは言えないものですよね。
相手に「そうか」「そういうことか」と納得してもらい受け入れてもらって、初めて説得したと言えるでしょう。

この点をカバーするためには、相手の話に耳を傾けるということも説得力ある話し方には欠かせないポイント。

 

相手に話させる、質問させる時間をきちんと設けて、それに対応する姿勢を見せることで、受け入れてもらうことができるようになります。

例えばまず結論から話し、その上で「何か質問はありますか?」と相手に問いかけます。「こういう場合はどうするんですか?」と言われたら、「○○ということもあるかもしれないが、カバーの方法は2つある」といったように、デメリットをさらけ出した上でそのカバーの仕方、対策を具体的に示すのです。

 

初めに良い結論を聞いている側は、デメリットを聞いても対策があると分かれば、「問題」とまで思わず聞いてくれます。

また、自分の質問にきちんと明確に答えてくれたということが、疑問に対する満足と解釈し、受け入れるようになるのです。相手を説得したいからといって、一方的な話し方にならないように注意しましょう。

 

 

まとめ

説得力ある話し方をマスターするためには、最初のうちは意識的な発言、姿勢が必要となるでしょう。ただ慣れてくると、どう話せば相手に上手く伝わるか、どのタイミングで納得してくれるかということを次第に把握できてきます。

そこまで来れば、相手の心理を「説得」というもの以上に操ることができるようになり、まるで相手をコントロールしているかのように感じるでしょう。

自分の思った通りにしたい、受け入れてもらいたいと思った時には、説得力ある話し方で相手を納得させてみましょう。

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